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節目らしいこの時季に、今一度書くことの「意味」を考えようの回【#第2回灯火杯応募作】

春ですね。
出会いがあって、別れがあって。否応なしに「節目」を感じさせられる時季です。

だからでしょうか。
毎年この頃になると、折に触れて将来のことを聞かれます。
仕事のこと。プライベートのこと。その他色々。
そして、何よりも一番よく聞かれることがあるのです。


「小説、これからも書き続けるの?」


私は小説(もどき)を小学生の頃からしたためているのですが(プラスその趣味を周りに隠すことなく生きていたわけなんですが)同じことをそろそろ20年近くは聞かれ続けているのではないでしょうか。

で、それに対して延々「これからも書くよ~」と返し続けているわけです。
それ自体には特に思うことはないんです。……が。
何だかこの問いに、年々重みが増してきているような気がしまして……。

最近、知人にまた同じようなことを聞かれる機会があったんです。
「小説、まだこの先も書くの?」「書くよ~」と、お決まりのやり取りを。
ところが、その時はもう一歩踏み込まれて聞かれました。

「文学賞やらを本気で狙ったりとか、作家になろうとか、副業にするとか、そういうの暁野さんから聞かないよね。じゃあ何でずっと書いてるの?

いやあ………………。「何で」と、聞かれましても………………。

感じていた重みとは、要はこれのことです。
年を重ねるにつれて、今後も小説を書き続けることの「意味」を求められるようになってきたのです。
この先小説を書き続けて何を目指すの?何になりたいの?と。

実際、社会人で小説を書いている方は何らかの目標を掲げて活動されている方が多い印象です。
特に、ある程度年齢を重ねてから書き始められた方の気迫は、凄い。
何かを成し遂げようとする意志を、作品からもひしひしと感じます。

反対に、学生の時は執筆していた友人たちが、大人になって次第に書くのを辞めていく姿も何度も見ました。
理由は色々とありますが、「社会人の限られた時間を使ってまで、わざわざ執筆する意味がもう無い」というのを度々耳にしたのを覚えています。

――意味。書くことの意味。
貴重な時間をわざわざ割いてまで、小説を書き続けることの意味。

いい機会なので、ここで宣言しておきましょう。
私が小説を書き続けること。その意味は……。


特に何もありません!!!!!!


いや、本当に何もないんです……。
面白そうな公募とか企画にフラッと参加したり、時折新しいことを始めたりするんですけど、人生の大半は何も考えずに書き続けてます……。
(だからこそ公募の反省記事とか書くような事態になったわけですしね)

作家志望とか、副業に繋げたいとか、ビジネス的野望も無いですし。
公募で賞獲りたいとか、小説サイトでランキングに入りたいとか、そういう願望も実はそんなに無いです。
あ、読んで頂いたりリアクションを貰えるのは勿論とっても嬉しいですよ!

突き詰めたら、私にとって執筆は趣味でしかなく。
休日にお昼寝をするみたいに、ふと喫茶店に立ち寄るみたいに、チケットの半券を手帳に貼るみたいに。
やりたいと思ったからやる」ことでしかないのだと思います。

そんなやり方に一時期は、特に公募にちょっと手を出していた時なんかは、悩むこともありました。
ほら、夏目漱石の『こころ』でもこんな台詞があったじゃないですか。
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」って。
だから、ちゃんと目標を掲げて日々活動の向上を図るべきなのでは、と。

まあ、結局今まで通りのスタンスに落ち着いたんですけどね。
考え方を変えてみたんです。私が意味もなく、思うまま執筆を続けることで「こういうスタンスもアリなんだ」と思って貰えたらなって。

例えば、大人になって執筆を辞めてしまった誰かが私を見て「ああ、こんなラフに書いていいんだ」って思ってくれたら。それでふと思い立って、短いお話を書いてくれたら。
それこそ、私が書き続ける「意味」があったんじゃないかって思うんです。

というわけで、私は今後も「意味」無く執筆を続けていきます。
これから何かを書こうと思う方も、悩んで書くことを辞めてしまった方も、今まさに色々と考えている方も。
立派なことは言えませんが、「私は、暁野スミレは今日も変わらず書いてるからね~!」ってことだけ頭の片隅に置いといて下さいな!

それでは!




滑り込みにも程がある。


改めまして暁野スミレです!名字の読み方はアキノといいます。
このタイミングで名乗りを上げるのは新鮮ですね!

今回、上記の企画に応募させて頂く記事になります!多分!
というのもこの企画の締め切り3/31なんですよね。直前すぎるわ。
どうかギリギリ滑り込めていますように……。

テーマが春×書く人にエールを送るものということだったんですけど、書きたいと考えてたことは自分なりに一貫してたかなって思います。

私みたいなスタンスの人もいるから、気にしないで。
皆好きに書いたら良いんだよ~ってことだけ、それが伝わってくれたらもう120点満点だと思ってます。
ただし締め切りだけはちゃんとしようね!私のようにならないでね!本当!

それでは、今回はこんなところで!


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