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吉野山の奥千本を見る 吉野から高野山への旅行その1

2023年4月 吉野に行く

 関東民にとっては遠い遠い吉野の山。その桜の素晴らしさを聞くにつけ、一度は行ってみたいと漠然と思っていた2023年4月、その機会が訪れました。

 関西国際空港から特急を乗り継ぎ2時間半弱。近鉄吉野駅に到着です。

 関空から行っているのでこの時間ですが、途中で乗り換えた大阪阿部野橋駅からなら1時間半しないので、大阪のかたなら割合行きやすい場所だったりするのでしょうか。

 駅のロッカーに荷物を入れて身軽になって、ロープウェーで吉野山を目指します。

 実のところ、慎重に時期を選んだつもりでいたのですが、少し後ろにずらしすぎてしまって、下千本、中千本、上千本では桜の季節はもう終わり、このときの目当ては奥千本の桜のみとなっていたのでした。そもそも、吉野の桜の名所がそのように分かれていると知ったのも、この旅行に行くときに初めて知ったくらいでした。

 そんなわけで、寄り道をしながら奥千本行きのバス乗り場に向かいます。

 支える柱の太さ、なんとも堂々たる鳥居です。なんでも銅製の鳥居で、正式には金峯山寺発心門、というらしい。

 この日は天気もよく、新緑もきれいです。

 金峯山寺蔵王堂。薄くなびいている雲がなにやら神々しいです。ちなみにこのときは、秘仏の御開帳をやっていました。

 こちらは東南院というところの多宝塔。多宝塔は形がかわいらしいので、どこの寺院で見ても惹かれてしまいます。

 バス乗り場の直前には、

大和三庭園のひとつ、竹林院群芳園なるものがありました。

 建物は宿泊施設で、大和三庭園のひとつを見ながらゆったり宿泊できるなんて、なんと贅沢な。

 回遊ルートは高台に続いていて、

このように上から建物全体を見下ろすことも出来ます。

 いや素晴らしい。

 さて、無事にバスに乗って奥千本でバスを降りると、ちょうど強い風が吹き付けてました。

 どこかで散った桜の花びらが、風に舞って空から降ってきます。小雪のようにちらちらと降ってくる様子はとても素敵で、これは吉野山の歓迎の証でしょうか。

 奥千本の桜までは、ここから少し歩きます。

 修行門をくぐり

金峯神社をすぎると、

なかなかの山道です。

 10分少々歩くと視界が開けて、谷の向こう側に見えるのが、

奥千本の桜の木。なのですが、ここの木々はとっても若い。

 確かに満開ではあるのですが、一本一本が小さくて、まだまだ成長途上です。そういえば記憶の片隅に、吉野の桜は年老いてしまったので、植樹をしているとの話があったのを思い出しました。ここの木々が、その植樹をされた木々なのでしょう。

 話は前後しますが、この先の道を進むと、

やはり植樹のことが書かれていました。山肌を埋め尽くす雲海のような桜を見れなかったのは残念ですが、十数年後くらいには、この桜たちがそれ作り出すのかと思えば、なかなかにロマンのある話です。

 西行庵。桜の歌人、西行が庵を結んだのがこのあたりだとか。

 谷を渡って、来た道を振り返ると、そちらは大人の桜が満開であることに気づきます。

 四方正面堂跡、というらしいですが、開けていて見晴らしがよく、ゆったりするのにもってこいです。

 十分に満喫したあとに、桜の谷をあとにします。

 こちらは山桜でしょうか。おそらく、谷の桜たちよりも先に植樹をされていたのか、細いながらも背丈は高いです。足下の切り株の数々は、老いて伐採された桜なのでしょう。

 そんなこんなで帰りのバスに乗って竹林院前まで戻ります。

 行きには通り過ぎてしまいましたが、竹林院近く櫻本坊のサトザクラが美しい。ふわふわもこもこで、花に存在感があります。

 ロープウェーの吉野山駅から千本口駅までは、歩いて20分くらいらしいので、帰りは歩くことにしました。なんとものんびりした道でしたが、このあたりがいわゆる「下千本」にあたるらしく、満開の時期には大変な混雑なのでしょう。

 といった初吉野でした。

 今回は時期も見誤り、さらに言えば天気の関係で旅行の行程を前後させたため、あまり時間に余裕のない観光になってしまったのが残念ではありました。次行く機会があったなら、そのときは一日ゆったり満喫したいと思う吉野なのでした。

#吉野 #桜 #奥千本 #竹林院群芳園 #旅行

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