金家鐔② 騎牛帰家図
桃山三名工と呼ばれる桃山時代の巨匠金工の1人、金家。
切羽台厚0.8mmという薄さの貴重な初代金家作を拝見させて頂いた。
「城州伏見住金家」と銘の入った作で焼けたりなど大きな損傷をしていない現存作は6点と言われ、うち3点が重文に指定。
本作は「崇高なる造形日本刀」展の図録所載品であるが、そこを見ると画題は禅の奥義を示した十牛図のうちの騎牛帰家図であり、心の平安を得て庵に帰るという禅の悟りを表現したもので、槌目地の地鉄の表には牛に乗る人物と庵、裏には木立に帰巣する鳥と干網を描いているとのこと。
捻り耳の詫び寂を強く感じる仕立てであり、見ているとその世界観に惹き込まれる。
表面↓

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