光の線が出ている写真(スローシンクロ)の撮り方
こんにちは!かっしーです。
パーティフォト(DJ、クラブ、音楽ライブ、その他イベント事)の撮影を中心に山梨近辺で活動しているカメラマンです。
このnoteの趣旨や撮影例・実績はこちら
この記事では、「光の線が出ている写真の撮り方」について解説していきます。パーティフォトでよく見る写真ですね。一般的には"スローシンクロ"と呼ばれる撮り方になります。

結論から教えてください。どうやって撮っているのですか?
次の手順で撮っています。
クリップオンストロボを用意する
シャッタースピードを遅め(1/10~0.5sec程度)に設定する
背景がやや暗い露出になるようにF値とISO感度を設定する
被写体が適切な露出になるようにストロボの発光量を設定する
シャッターを切ると同時にカメラを振る
いい感じの写真が撮れるまで2~5を繰り返す
それぞれ、順を追って説明します。
1. クリップオンストロボを用意する
クリップオンストロボを用意し、カメラに装着します。
自分は下記のものを使用しています。
初めの1台であったり、予算がもう少しあるなら、より上位のクリップオンストロボを検討しても良いかもしれません。自動で光量を設定してくれる機能(TTL)などがあるため便利です。
このクラスになるとカメラ側との連携のためにカメラメーカー毎に専用の型番になります。自分のカメラに合った型番を選ぶようにしてください。
2. シャッタースピードを遅め(1/10~0.5sec程度)に設定する
撮影モードをマニュアル(M)にし、シャッタースピードを遅めに設定します。自分の場合は概ね1/10~0.5sec程度に設定することが多いです。
シャッタースピードの長さが光の線の長さと対応します。自分の出したい光の線の長さに対応するシャッタースピードに設定しましょう。
3. 背景がやや暗い露出になるようにF値とISO感度を設定する
手順2.でシャッタースピードが決まったので、残りのF値とISO感度を設定します。
F値はやや絞り気味のほうが被写体と光の線両方がシャープになるのでF4.0~F5.6あたりがオススメです。
ISO感度は会場の照明具合を見ながら設定してください。
最終的に、背景がやや暗い露出になるようにします。
露出に関する解説記事はこちら
4. 被写体が適切な露出になるようにストロボの発光量を設定する
手順3.で設定した露出で撮ると、恐らく全体的に暗く、被写体は大きくブレている写真が撮れると思います。ここにストロボの光を当てて被写体を浮かび上がらせます。
ストロボの発光量設定は、ストロボの向き、被写体との距離、ストロボそれぞれが持つガイドナンバー(発光量の強さ)によって変わってくるため一概には決まりません。最終的に被写体が適切な露出になるように発光量を調節してください。
ストロボの発光量には、ストロボそれぞれが持つ「ガイドナンバー」と呼ばれる基礎発光量があります。そこからストロボの設定で発光量を1/1、1/2、1/4、1/8、… と減らしていくことの組み合わせで最終的な発光量が設定されます。
5. シャッターを切ると同時にカメラを振る
手順2.で設定したシャッタースピード(シャッターが開いている時間)の時間内に、カメラを振ることで光の線を作ります。カメラを振ることで発光しているもの(照明など)から線が伸びます。
振り方の例として、いくつか挙げます。
例1)波状

光の線をイメージサークル内に収めるイメージで振り回すと上手く行きやすい
例2)直線


"色ずれ"のような表現になる
例3)回転

6. いい感じの写真が撮れるまで2~5を繰り返す
会場の照明の具合、ストロボ光の回り方、カメラを振るスピード、etc… 変数が多いため、いい感じの写真を撮るためにはある程度の回数を重ねる必要があります。どのパラメータが何に作用するかを考え、混乱しないようにしましょう。
おわりに
記事の内容は以上となります。
今回はパーティフォトでよく見る「光の線が出ている写真の撮り方」について解説しました。
ストロボを扱うため初めは難しいかもしれませんが、これが撮れるようになると表現の幅が広がりパーティフォトの撮影がより楽しくなると思います。
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ではまた!
