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短歌|片割れ時

口噛みの

酒を求めて

旅に経つ

黄昏導く

神々の杜



あとがき

新海誠監督の描く

珠玉の作品

『君の名は』

そして

インディーゲームとして
スマッシュヒットをもたらした

『近畿霊務局』

どちらにも物語のアイコンとして

口噛み酒が登場して

神社も重要なアイコンとして

登場します

その二つの物語に共通する概念を

短歌に込めました

口噛み酒は

古来、

酒造りにおける

かけがえのない儀式のひとつでした

米を醸し造る事で、醸造酒となります

醸すは醸む事でもありました

神聖な巫女が口で醸す事で

神への捧げ物としての聖性が宿ると

信じられてきました

唾液には酵素である

アミラーゼが含まれており

米のデンプンを糖に変える性質があります

巫女の身体を通して

唾液を介して物質を変容させる行為は

一種の魂の分身を捧げる儀式でもありました

酒は神聖なるもの

今でも神社や御寺に酒が奉納され

神事でもある相撲でも

各場所が開催される前に

土俵を造る際の儀式でも

酒を奉納します

日本酒は清酒とも言います

糖類や酸味料などを加えず

日本古来の製造法で造る物は

清酒と呼ばれます

その中で国産原料のみで国内で作られるものが

日本酒と呼ばれます

その中で神社に奉納される日本酒は

御神酒と呼ばれます

お酒は神聖なものでもあり

人と神仏を繋ぐ飲み物でもあるのです

海外でも、

お酒は神様と人を繋ぐものでもあり 

お酒を守護する神様もございます

ギリシャ・ローマ神話で登場する

お酒の名称の一つでもある

バッカスが有名です

中国でも道教の故事に

酒は百薬の長、されど万病の元

と描かれており

神仙の薬とされております

適度な酔いは気を巡らせる為の力になります

精神を解放させ神仙に近づく為の修行の一環でもありました

ジャッキー・チェンの

酔拳が良い例かも知れません

酔えば酔うほど超人的な力を発揮するが

酔いが回りすぎて理性を失えば

拳を振るえなくなる

また

中毒を起こして身体に影響を及ぼす

何事も理を持って節度を保つ事が大切だと

思わせてくれる諸刃の剣の拳法でもある

面白いですよね

中国文化は奥が深く興味が尽きませんね

毛沢東以前の中国文化が特に良いですね

西太后などの歴史の暗部もありますが

東洋思想においては中華文化は

切っても切れません

古代インドもヒンドゥー教と仏教に於いて

切っても切れない魅力的な東洋思想の一つですね

ヒンドゥー以前のお釈迦様が学ばれたバラモン教や仏教と同時期に起きたジャイナ教も興味深い

バラモン教からヒンドゥー教に変容していく過程も面白いですね

ヒンドゥー教にも、酒を神格化した神が居ります

ソーマという神です

ヒンドゥー教は乳海攪拌の際に生まれた
悪性の酩酊をもたらすスラー酒の神である

スラー・ディーヴィーがおりますので

ヒンドゥー教では飲酒は禁忌の一つともされておりますが

人に活力を与え病を癒し霊感をもたらす不死の薬でもある
神酒の神のソーマがいる事も
興味深いですよね

ソーマは不死の霊薬アムニタとも同一視されていて

アムニタの正体は

ベニテングタケともされてますね

ベニテングタケの学名がアマニタと呼ばれています

本来は古代ギリシャ語のアマノスや

テングタケが群生するトルコの山

アマノス山に由来すると言われ

古代ギリシャの医師で植物学者の

ディオスコリデスがキノコ類を

アマニタイと命名した事に由来するからと

されておりますが

不死の霊薬であるアムニタとの

関連があるからかも知れませんね

話が些か逸脱してしまいましたが

この短歌は酒を媒介として

人と神を繋ぐ酒という文化的象徴を、
神域へ向かう旅の情景として歌に込めてみました

是非

春の月夜を肴にして

或いは

花見酒として

お酒に纏わるエトセトラに想いを馳せて

春のお酒を味わってみてください

酒との対話を通して

新たな知見が開けるかも知れませんね

以上

阿呆で能天気で楽天家で愚鈍な凡夫の

世迷い言でござました





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