秋隣の折立温泉滞在記
秋隣は夏の季語ですが、暦の上では立秋になったお盆休みにぬる湯を求めて新潟県の魚沼を中心に旅してきました。今回も写真多めで季節の境目を少しでもお伝えできるように記録を残していきます。
元々の目的
東京駅から約90分で新潟県の浦佐駅に到着。元々は好きな漫画「ざつ旅」7巻に登場した場所を観光しようと思っていました。浦佐駅の毘沙門堂を参拝したりみちの駅まで足を伸ばす予定でしたが、この日の魚沼は37℃の猛暑日…。

そのため予定を変更して早めに宿に向かいました。浦佐駅から上越線で小出駅に向かいます。

2駅で小出駅に到着。絶景で有名な只見線との乗り換えもできるので、福島県の会津にも足を伸ばすことができます。

小出駅から目的地の折立温泉までは魚沼市の乗合タクシーを利用しました。バスの本数が少なく私のような車運転できない県外勢でも予約すれば利用できるのは非常に便利です(1回400円)。目的の折立温泉までは20分ほど。

折立温泉やまきや旅館さん
投宿したのはやまきや旅館さんです。折立温泉は湯之谷温泉郷の一角で4件の宿が営業しています。やまきやさんはその中で1番新しいお宿です。予定より少し早く着いてしまいましたが、快く部屋に案内していただけました。

お部屋
予約した部屋は4.5畳ほどの部屋でしたが、眺望も良く小型の冷蔵庫(ビールが2缶ほど)も配備されていました。

お部屋からの眺望はこんな感じ↓で田園風景が見られます。欄干に肘を預けて読書しましたが山の中にあるので涼しい風も吹いて気持ちよかったです。

お風呂
早速楽しみにしていた温泉です。ぬる湯なので、60分1セットで4回入りました。冬季は加温されますがこの時期は源泉かけ流しを楽しむことができます。

温泉は男女別の内湯が1つずつ(入れ替え無し)です。タイルが水色で美しく外の風景を反射していました。泉質はアルカリ性単純温泉で少し冷たいかな?と思いましたが、徐々に気持ちよくなり30分浸かると来てよかった!と思うくらい疲れが取れました。

館内の様子
センスの良い書籍コーナーやボードゲーム(囲碁は無かったですが)があります。自動販売機はありませんが、ビールやソフトドリンクは宿の冷蔵庫で冷えています(自動販売機はコカ・コーラがバス停近くにありますが、コンビニは浦佐駅のニューデイズが最後でした)。

渡り廊下が珍しい造りで下が池の構造になっています。水位は低いですが、写真右下の木橋を取ると水面です。

夕食
夕食は日本酒の飲み比べセットを付けました。日本酒らしさでは緑川(1番左)が淡麗で美味しかったですが、イットキー(右から2番目)が白ワインのような華やかさでまた美味でした。

夕食はイワナの塩焼き、しゃぶしゃぶ、煮物(ゴーヤとかぼちゃに挟まれているのが車麩)などです。日本酒との相性も良くとても美味しくいただくことができました。そしてここは新潟県魚沼市という日本有数の米どころ…。

お釜を開けるとアサリ、人参、お揚げの炊き込みご飯でした!美味しいのは言うまでもありませんが、おこげも良い感じです。それはそうとリバービューとお釜の写真を撮ったのですが、右下が心霊写真っぽくなってしまいました(笑)。

読書
部屋に戻ってハイボールを呑みながら読書をしたりして酔いが醒めたら入浴、その後はビールを飲んでまた読書…。このマッチポンプがひとり温泉の醍醐味です。

朝食
翌朝は5時過ぎに起きて1番風呂を堪能。1時間くらい2度寝して朝食です。

新潟県は"雪国まいたけ"の通りきのこも有名です。舞茸の陶板焼きはポン酢でしたが直に醤油を垂らしても香ばしくて白米との相性も抜群でした。

そして自家製コシヒカリ!嚙めば嚙むほど美味しくこれだけでも食べに行く価値があります。

お盆前、1泊2食飲み比べ付きで13,600円でした。ぬる湯好きな方は是非おすすめですが、山中にあるため虫が苦手な方はご注意ください(私は全然平気ですが、夜読書している時は部屋の明かりに釣られ窓に虫がぶつかる音がしました)。
栃尾又温泉自在館さん
やまきやさんをチェックアウトして徒歩で栃尾又温泉を目指しました。温泉好きの聖地みたいな場所で冒頭で紹介した「ざつ旅」でも主人公が宿泊しています。

折立温泉から栃尾又温泉までは4kmほど。上り坂が続き1時間かけて踏破しました。

栃尾又温泉もぬる湯が有名です。3件のお宿が営業していて共同で3つの大浴場を管理している珍しい温泉地です。

(この記事を投稿している時点では)日帰り入浴はその中の自在館さんだけが11時から13時まで受け付けしています(1週間前からの完全予約制)。

湯治場の雰囲気が強く連泊されている方が多いようです。昼は宿泊者の方が昼食を食べるためその間だけ日帰り入浴を受け付けている印象でした。

大正時代に建てられた大正棟。いつか宿泊したいです。余談ですが「ざつ旅」7巻の見開きは左の渡り廊下から描かれています。

日帰り入浴は入れ替え制の大浴場から指定されるのですが、この日は「したの湯」の日でした。

青いタイルが美しい「かみの湯」、洗い場もある「おくの湯」もありますが、歴史が1番古く源泉から近いため効果が高いとされているのが「したの湯」です。「ざつ旅」でも描かれているので個人的にアタリを引くことができました。

左が加温されたあがり湯で右が源泉かけ流しです。「したの湯」の印象は5人くらい入ると手狭に感じるので、日帰り入浴は予約制にしないとゆっくりできないでしょうね。この日は運良く90分ほど独泉することができました。

湯温は37℃の単純放射能泉で90分ほど浸かりましたが疲れが溶け出し温泉が入り込んで内部から温まるような感覚でした(本当に「無」に近い)。タイル張りも美しく外の緑が温泉に反射して時間が経つのがあっという間でした。
旅の終わりに
今回訪れた2つの温泉は体温と近い不感温度と呼ばれているため長湯して疲れを取ることができました(2日間で7時間くらい入浴していました)。好きな漫画の聖地を巡りつつ美味しいごはんを食べ入りたかった温泉に浸かれて良かったです。
栃尾又温泉からは乗合タクシーで小出駅に帰り越後湯沢駅に出て新幹線で帰京しました。最後に小出駅でマスコットキャラクター?が紹介されていたのですが…

ヒカルの碁の佐偽に見えたのは私だけでしょうか?気のせいですかね(笑)。それでは皆様も素敵な夏休みをお過ごしください!

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チップありがとうございます!微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えているので、棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。