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広さと深さのあいだで

人には、外に出たくなる日と、
家にこもりたくなる日がある。


どちらが正しいというわけではない。

ただ、そのときの自分が
どちらを求めているかで選んでいるだけだ。

外に出ると、空の広さや風の匂いに触れる。

景色は常に変わり、世界が自分の外側に
広がっていることを実感できる。

アウトドアは、
自分が小さな存在であることを教えてくれる。

だからこそ、
人は自然の中で解放感を覚えるのだろう。


一方で、インドアは逆だ。

部屋という限られた空間に身を置きながら、
本や音楽、
あるいは自分自身の思考の中に潜っていく。

ここでは、外の広がりではなく、
内側の深さを旅することになる。

壁に囲まれた世界は狭いようでいて、
心次第でいくらでも広がる。

アウトドアとインドア。

一見正反対のように見えるが、
実はどちらも「自分を相対化する」ための
手段なのかもしれない。

外に出れば
「世界の大きさ」の前で自分を見つめ直す。

中にこもれば「自分の奥行き」の中で自分を探す。

だから人は、気分に応じて、行ったり来たりする。

広さを求めるときもあれば、
深さを求めるときもある。

それは、
呼吸のように自然なリズムで繰り返される。

結局のところ、アウトドアもインドアも、
生きるための居場所を
交互に与えてくれているのだろう。

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