#452【雑談】can notかcannotか
先日、生徒から「"cannot"と"can't"は何が違うのですか?」という質問がでた。文法的な質問には、できるだけA4で1枚以内で答えたいと思っている。英語史的にはcan not --> cannot --> can'tという出現順で、だんだん短くなっていったことや、現在ではレジストリ(使用域)により違うと認識しているが、しっかりと調べてから返したい。
ということで、まずはcan notとcannotは何が違うのかが大事かと感じたので、改めて調べて、メモ。なお、下記は堀田先生のcan'tとcannotについての記事。
まずはnetを検索すると、以下の記事がhitする。
当記事は面白く、例えばOxford English Corpusでは、cannotの方がcan notと分かち書きするより、3倍よく使われていると示されている。
can notと分かち書きした際の2義性
この記事でさらに面白い項目がある。"You can not go to the party."の2義性だ。この英文の意味をdeeplにかけると「パーティーには行けません。」と返してくる。
だが、本記事は"You're unable to go."(行けません)という意味と"You don't have to go."(行かなくてもよい)の2つの意味となると説明する。
なぜ後者の意味になるのか。それは、「あなたはパーティに行かないという選択ができる」と解釈が可能だからだ。つまり、you can "not go."と異分析(?)できるという訳だ。そして、このことはThe Cambridge Grammar of the English Languageにも述べられているとする。
もちろん、実際に口に出すときには、アクセントなどで区別できるだろう(これは記事にも載っている)。だが、実情としては、"You cannot go to the party."とすれば、2義性は生まれない。
熟語での使用
他にもcan notと分かち書きする場合がある。Merriam Websterに載っている。下記記事にある通り、not only, but alsoでは、can'tは非文となり、can notを使うとされている。
なお、ジーニアス6で調べると、can notについては載っていなかったが、don't onlyとしないことが載っている。
not only A but also BでA, Bに動詞句がくる場合, 助動詞doを用いるのは間違いではないが不自然.
また、Wisdom3でも同じようにdo notやdon'tの形は「まれ」としている。
この辺りは、少し英和辞書とMWの間で混乱してしまうが、canに限っては、not onlyを使う場合は、can notと分けて書くことが推奨されているようだ。
まとめ
生徒に答えを返す前に、cannotとcan notについて調べた。結果としては、cannotが3倍多いことや、誤解が少ないこと。ただごく稀にcan notが好ましいケースがあることなどがわかった。質問されていない項目だが、cannotとcan notについても含めた答えとしたいと感じた。
今日はこんなところです。
