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(映画感想)心に刺さる名曲たち。『once ダブリンの街角で』

たまたま見つけたのを、
何の気なしに選んで、観始めたら
10年ほど前、この映画を基にしたミュージカルを観に行ったことがある。と、思い出した

当日行けなくなった友人の代わりに、急きょ行くことになり、事前情報ゼロだったのと、
舞台演劇を観るのに不慣れだったこともあって
タイトル、キャスト、ストーリー、ほぼ全て、思い出せない。
でも主題歌『Falling Slowly』のメロディーだけは覚えていたようで、それで気づいた。

当時、歌詞はわかっていなかったはずだが
それでも演奏を聴いて、なぜか切なく、
胸が締め付けられた記憶が、蘇る。

ちょうど、映画タイトルも“once”だし
たまにある、ちょっとした巡り合せのよう。

アカデミー賞を受賞したのも、この曲だ。

改めて聴いても、メロディーが綺麗、
男性ヴォーカルの歌い方も好きだ。
彼の熱唱は、胸に突き刺さる感じがする。



映画の公開は2007年。
ストリートミュージシャンをやっている地元男性と、チェコ系移民の女性が、ダブリンの街角で出会う。
ギターとピアノでセッション、意気投合して、音楽活動を広げていくストーリー。
(地理に弱いので調べたところ、
 ダブリンはアイルランドの首都なのね。)

主役のみならず、登場人物ほぼ全員の名前が出てこないのが、面白い。
(エンドロールも、guy、girl等となっている)
そして主役を演じるグレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァの2人は
映画の撮影以前から、The Swell Seasonというデュオを組み音楽活動をしていて、
映画オリジナル曲全ての作曲・演奏を行ったそう。

低予算映画で、上映する劇場も最初は僅か2館だったのに
口コミで評判が広がり、劇場数を140館まで増やし、成功を収めたという。

ちなみに、監督を務めたジョン・カーニーも、グレン・ハンサード率いるアイルランドのロックバンド(The Frames)の初期ベーシストだった、という繋がりが。
(ジョン・カーニー監督といえば、2013年の、アメリカの音楽映画『はじまりのうた』も、口コミのおかげで大ヒット。この作品も好きだ)



ストーリーの詳細は伏せるが、
短めの作品ながら、人間模様の細かい描写もあり、私はとても気に入った。
女性が口にしたチェコ語”Miluju tebe”の意味、
劇中では明かされないので調べてみたら、これも良かった


そして何より、劇中歌だ。
先述の主題歌『Falling Slowly』は、主役2人が出会って初めてセッションした曲。
他にも、レコーディングスタジオで披露される本気の曲や
男性が自身の失恋を、おどけて歌で説明する場面もあったり、
所々に挟み込まれる曲も含めて、全部が良い。

素朴でシンプルな感じ、だからこそ力強く、直球で、聴き手に伝わってくるのだろうか。
映画を観てからもずっと、特に気に入った数曲を、ループで聴いている


最後にそのリンクを貼って、締めたいと思う。
(これは余談。2024年末に、主役を演じた2人が改めてセッションした動画もupされている。
映画公開当時とはまた少し違う、しっとりした感じで、こちらも良かった!)

『When Your Mind’s Made Up』
レコーディング1発目の、本気曲だ。


『If You Want Me』
こちらは、女性の方がメインヴォーカル。


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