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大人になって初めて知った、祖父の仕事の話


私は、祖父のことが大好きでした

まず、最初に書いておきたいことがあります。

私は、祖父のことが大好きでした。

「じーやん」と呼んでいました。

いつも
「naoちゃん、naoちゃん」
と、優しく呼んでくれていました。

怒ったところを見たことがなく、
いつも穏やかで、落ち着いていて、
祖母にもとても優しくて、いつもニコニコしていました。

思い出すだけで、
心がぽっと温かくなります。

本当に、大好きな祖父でした。

このおじいちゃんと女の子、
本当にじーやんと私みたい。


建築家だった祖父と、設計机の記憶

祖父は建築家でした。

祖父の家へ行くと、
大きな設計用の机が置いてあって、
それがとても印象的でした。

子どもの頃の私は、

「大きな机だなあ」

くらいにしか思っていませんでした。

そこに、どんな仕事が詰まっているのか、
どんな人生が重なっているのか、
そんなことは、まったく考えていませんでした。

祖父母のお家へ行くのが
本当に楽しみで仕方なかった。
なぜなら祖母が面白い人だったから。
祖父はニコニコ笑ってる人でした。


「すごい人」より、「優しいじーやん」

祖父は、素敵な建築家でした。

でも、私にとって祖父は、

「建築家」ではなく、
「優しいじーやん」

でした。

だから、祖父がつくった建物を見に行こうとか、
調べてみようとか、
そんなことを思ったこともありませんでした。

唯一よく知っていたのは、
小さい頃、毎年夏に行っていた伊豆の別荘。

あの別荘だけが、
「じーやんが設計した建物」でした。

小さい頃の旅行先といえば、
伊豆の別荘。
他の場所へ行った記憶あまりありません^^


祖父が亡くなって、10年

祖父は、10年ほど前に亡くなりました。

それからも私は、
特別に何かを考えることもなく、
日々の生活を送っていました。

子育てに追われ、海外へ転勤し、
自分のことでいっぱいいっぱいでした。

祖父の仕事について、
深く知ろうと思うこともありませんでした。

でもいつも空から見守ってくれている
感じはしてます。


職場で聞いた「それは、すごいですね」という言葉

そんな私の気持ちが変わったのは、
今の職場での、何気ない会話がきっかけでした。

あるとき、ふとした流れで、
こんな話をしました。

「祖父が旧広島市民球場を設計していて…」

広島市民に愛された球場を建てた祖父は
私の自慢で。(行ったことないけれど^^;)
伝えたくなってしまって。。

でも、そのとき返ってきた言葉は、私を戸惑わせました。

「えっ、それはすごいですね」
「他にも何か建てていらっしゃるんですか」


「実は…それ以外は、あまり知らなくて…」
そう答えるしかありませんでした。

私は、自分の祖父のことを、
ほとんど知らなかったのです。

祖父が建てた建物を知らないなんて
そんなの勿体なすぎる!
母が元気なうちに聞いておかなくては!


母と一緒に、祖父の仕事を調べ始めた

その出来事がきっかけで、
私は母にお願いしました。

「おじいちゃんが建てた建物、もっと知りたい…」

でも、実は母も、
あまり詳しくは知りませんでした。

母は、子育てに一生懸命だった時期で、
祖父の仕事まで深く追う余裕はなかったのだと思います。

「公共施設が多かったみたいよ」

それくらいしか、わかっていませんでした。

母が知らないのだから
私が知るわけないです。
でもここから知っていけばいい!!


出てきた資料と、知らなかった祖父の姿

母は私の頼みをしっかり覚えていてくれて、
ある日、ある資料を持ってきてくれました。

祖父がまとめた自分を記録したファイル。

それをじっくりと見ていくうちに、
私は、とても驚きました。

祖父は、日本だけでなく、
海外でも、学校や病院、教育施設などに関わっていたこと。

海外の人の暮らしや未来に、
静かに寄り添うような仕事をしていたこと。

私は、そんな姿をまったく知りませんでした。

祖父はとっても丁寧な人で
しっかり綺麗にまとめてました。


これから、少しずつ書いていきたいこと

祖父のことも、
世界のことも、
知らないことばかりです。

でも、今の私は、
祖父の記録を見ながら、
学びたくなっています。

大好きなnoteで少しずつ
45年ほど前に起きた出来事と
現在のことを記事にしていきたいです。

これから、いろいろな国や地域で、
さまざまな取り組みが進んでいく中で、
その土地にとって「本当に大切なもの」は何なのか。

そんな視点でも、考えていきたいと思っています。

祖父のことを調べながら、
今の仕事のことを知る。
時を超えて。


最後に

私にとって祖父は、
最後まで「優しいじーやん」でした。

それは、これからも変わりません。

今、本当に不思議なタイミングで、
別の方向から同じ言葉が私のところへ来て、
これを学んでみたらどう??と
言われているような気持ちです。

祖父が何か空から伝えてくれているのかな??

ゆっくり、書き続けていきたいと思います。

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