見出し画像

#120 男目線で男女の友情は成立するのか

「男女の友情って成立すると思う?」

男友達が多い女性ほど即答する。「普通に成立するよ」「もう家族みたいなもの」

辛口ペンギンから言わせてもらう。

成立している。あなたの側では。

問題は、男側も同じ契約内容だと思っていることだ。

男目線の正解はこうだ。男は「友達として接する」ことはできる。だが「永遠に女として見ない」とは限らない。

男の中には、「今は何もしない」と「絶対に何もしたくない」の間に、とんでもなく広い空白がある。

そしてあなたの男友達の多くは、その空白に住んでいる。

1位 男の恋愛感情は0か100ではない。30〜70は「友達をやる」

女性は男を二択で考える。好きなら口説く。好きじゃないなら友達。

実際の男はグラデーションだ。「彼女にしたい」が100、「全く無理」が0なら、30〜70の女とは普通に友達をやる。二人で飲み、相談に乗り、誕生日を祝う。その時点では本当に何もする気がない。

だが、深夜・酒・失恋・二人きり・女性からの好意。条件が揃った瞬間、30が70に跳ねる。

実例を出す。7年来の女友達の失恋に、朝まで付き合ってきた男がいた。女性は完全に信じていた。「この人とは絶対何もない」

ある夜、泣きながら「もう男見る目ないわ」と言った女性に、男は返した。

「じゃあ俺にしとけば?」

女性は冗談だと笑った。男は後から友人にこう言った。

「半分冗談。でも向こうが『じゃあ付き合う?』って言ってたら、普通にいってた」

7年間狙い続けていたわけではない。だが、チャンスが来たら乗る準備は、完全には消えていなかった。

女はこれを友情と呼ぶ。男はこれを「今は何も起きていない関係」として保存している。

2位 男の「何もしない」は、友情ではなく勝算の問題

「何年も口説いてこない=私に興味ない」

この計算式が間違っている。男が動かない理由は、興味の有無とは限らない。

彼氏がいる。振られそう。共通の友人が多い。職場が同じ。

つまり「狙っていない」のではなく、「今は動くメリットがない」だけ。

毎週ランチする職場の女友達を、一度も口説かなかった男がいた。女性は「男女の友情はある」と周囲に語っていた。

彼氏と別れた二週間後、男は食事に誘い、一か月後に告白した。

「ずっと好きだったの?」と驚く女性に、男は答えた。

「ずっとではない。でも彼氏いる時に考えても仕方ないじゃん」

これだ。男は獲れない時、普通に待つ。しかも本人すら「待っている」と自覚していない。

3位 「何でも話せる男友達」が一番危ない

「彼には何でも話せる」「すっぴんも見せられる」「同じベッドでも何もない」

最後の一行だけは、男にも確認した方がいい。

男は、女性が思う以上に「普通に接しながら別の可能性を持てる」生き物だ。

恋愛相談を聞きながら「俺ならそんな扱いしないけどな」と思う。「私たちが付き合ったら絶対無理だよね笑」に「無理無理笑」と返しながら、心の中では「まあ、そっちが来るなら話は別だけど」。

ハッとしてほしいのはここだ。男は友情を演技していない。友達として本当に大切にした上で、女としての可能性も捨てていない。

女には矛盾に見える。男の中では普通に両立する。

4位 恋人に隠す時点で、それはもう友情ではない

「彼女が嫉妬するから言ってない」「説明が面倒だから内緒」

本当に何もないなら、なぜ隠す?

正確な理由はこうだ。「恋人が知ったら嫌がる距離感だと、自分でも分かっているから。」

深夜の電話。二人きりの酒。恋人の愚痴。「でも友達だから」は便利すぎる。

逆の立場で考えればいい。彼氏があなたに内緒で女友達と深夜2時まで飲み、「あいつは女として見てないから」と言ったら?

たぶんあなたは、友情の美しさについて語る気をなくす。

信用の問題ではない。境界線の問題だ。

5位 「お互いタイプじゃない」は安全証明書ではない

女性が最も安心する言葉。「お互いタイプじゃないし」

これが一番弱い。

男の「付き合いたいタイプ」と「状況次第でありな女」は、別の帳簿で管理されている。彼女にするなら、結婚するなら、でも今夜二人きりなら。この3つは別々に動く。

だから「お前はマジでタイプじゃない」と言う男も、急に距離を詰められたら動揺する。

男の「タイプじゃない」は、平常時の感想にすぎない。

友情が試されるのは昼間のカフェではない。深夜、酒、失恋、寂しさ、二人きり。そこで初めて本当の境界線が出る。

結論:友情が強いのではない。まだ条件が揃っていないだけかもしれない

男女の友情が成立する例外条件はある。

  • 男が本当に女として見ておらず、可能性がゼロ

  • お互いに境界線を守る(深夜・二人きり・酒の危険な組み合わせを作らない)

  • 恋人に隠さない

この全部を満たすなら成立する。だが多くの「何でもできるくらい仲良し、でも絶対何もない」は、友情が強いのではなく、まだ条件が揃っていないだけの可能性がある。

「男はいつだって狙っている」の本当の意味は、24時間口説くことではない。

可能性が開いた瞬間、友達から男へ戻る準備がある、ということだ。

辛口ペンギンは言う。

男女の友情は、おおよそ成立しない。成立して見える関係の多くは、男が理性で止まっているか、勝算がなくて動いていないか、まだチャンスが来ていないだけである。

あなたが「親友」と呼ぶ男が、男同士の飲み会で「まあ、向こうから来たら全然あり」と言っている。珍しい話ではない。

女が友情だと思っている関係を、男は「今は何も起きていない関係」として保存している。

それが、男女の友情の一番生々しい正体である。

いいなと思ったら応援しよう!