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【読書日記】『ツミデミック』一穂ミチ

大学を中退し客引きのバイトをする優斗。
そこへ中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗る女が現れ・・・。
「違う羽の鳥」
小1の息子・隼が「近所の老人からもらった」と旧一万円札を持って帰ってきた。
元調理師の恭一は得意の澄まし汁を作って老人を訪ねーー。
「特別縁故者」
コロナ禍を生きる人々の、刹那の「罪」を切り取った短編集。

第171回直木三十五賞受賞作です。

コロナのパンデミックにまつわる6話の短編集。
今思うと、あの頃は異常でしたよね。
感染症はもちろん怖いし、実際亡くなった方も大勢いるけれど・・・。

マスクを買うために行列に並んだり、友達とごはんに行くこともできなかったし、デパートまで休業に追い込まれていました。
実際に職を失った方もたくさんいたし、コロナ禍でなくなってしまったお店や会社もたくさんありました。
「ワクチンを打ったら5年後にみんな死んでしまう」なんて大真面目に話す人まで現れて。

この作品を数年後に読んで、「あんな時代もあったなー」と思い出すきっかけになりそうです。
その頃にまた別のパンデミックが起こっていなければいいのですが・・・。
将来、コロナ禍を知らない方が読んでも、きっと楽しめる作品だと思います。


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