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はじめての「自分史シェア」ワークショップ:リーダー同士の信頼を一気に深める安全な場づくりのコツ

こんにちは。 合同会社ASOBIZ代表の岡田薫 です。
千葉県にある貸別荘 GLテラス の予約管理や広報を担当しながら、 オフサイトミーティングの魅力を発信 しています。

「チームのベクトルを合わせたいが、メンバー同士がお互いをよく知らず、どこか遠慮がちな雰囲気がある」「信頼関係を築きたいけれど、プライベートに踏み込みすぎるワークは抵抗がある…」。

リーダーとして、そんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、まさにそんな状況を打破するために最適な 「自分史シェア」ワークショップ について、特にリーダー同士の信頼関係を一気に深めるための「安全な場づくり」に焦点を当てて、具体的な進め方とコツを解説します。


なぜ今、リーダーに「自分史シェア」が必要なのか?

結論から言うと、複雑な課題に立ち向かう現代のリーダーシップチームには、業務上のスキルや経歴だけでなく、 「その人が何を大切にし、どんな原体験から今の決断をしているのか」という背景(コンテキスト)の共有 が不可欠だからです。

リモートワークが普及し、普段のコミュニケーションが効率化される一方で、私たちは雑談や飲み会といった場で育まれていた「人となり」を知る機会を失いました。その結果、

  • 相手の意見の真意が読めず、憶測で判断してしまう

  • 遠慮から本質的な議論を避け、当たり障りのない結論に落ち着く

  • 問題が起きても、個人的な関係性がないため率直に指摘し合えない

といった「静かな停滞」が組織に蔓延しがちです。

自分史シェアは、この停滞を打ち破るためのワークです。

お互いの過去の重要な経験(成功、挫折、転機)を共有することで、「この人はこういう背景で今ここにいるんだ」という深いレベルでの理解が生まれます。

これが、心理的安全性(何を言ってもこのチームなら大丈夫、という安心感)の強固な土台となり、翌日からの議論の質を劇的に変えるのです。

はじめてでも安心!安全な「自分史シェア」ワークショップの進め方【4ステップ】

このワークショップの鍵は、「何を話すか」よりも 「いかに安心して話せる場を作るか」 にあります。

ここでは、私が貸別荘の運営を通して様々なチームをご支援する中で効果的だと感じている、シンプルな4つのステップをご紹介します。

STEP1:準備編 - 「3つの物語」を準備する

参加者には、事前に「自分の人生における重要な物語を3つだけ持ってきてください」と伝えます。テーマの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 誇らしい成功体験:人生で最も「やりきった」と感じた瞬間

  • 困難な失敗体験:最も辛かったが、学びがあった出来事

  • 大きな転機:自分の価値観や人生の方向性を変えた決断

ポイントは、「何を話すかは本人の自由」 であると明確に伝えることです。これにより、「すごい経歴を話さなければ」というプレッシャーから解放され、安心して準備に取り組めます。

STEP2:場づくり編 - 3つの「約束事(グランドルール)」を設定する

ワークショップの冒頭で、ファシリテーター(進行役)は全員に向けて、以下の3つの約束事を宣言し、合意を得ます。これが、心理的安全性を担保する上で最も重要なプロセスです。

  1. 傾聴する:相手の話を遮らず、最後まで真摯に聴く。スマートフォンなどは見ない。

  2. 評価・助言しない:語られた内容に対して「それは良くない」「もっとこうすれば」といった評価やアドバイスは一切しない。

  3. 感謝と尊敬を伝える:話が終わったら、勇気を持って自己開示してくれたことへの感謝と尊敬を伝える(例:「貴重なお話を聞かせてくれてありがとう」)。

このルールがあることで、参加者は「どんな過去を話しても、ここでは受け止めてもらえる」という安心感を得ることができます。

STEP3:実践編 - 1人10分〜15分のストーリーテリング

準備した3つの物語のうち、当日本人が話したいものを1つか2つ選んで語ってもらいます。持ち時間は1人10分〜15分程度が良いでしょう。

ファシリテーターの役割は、タイムキーパーに徹し、誰かが話し始めたら場の空気を支配しないよう、少し後ろに下がるくらいが丁度良いです。

参加者全員が円になって座り、話し手の顔が全員から見えるようにすると、一体感が生まれます。

STEP4:称賛編 - フィードバックは「ポジティブな問い」で

全員のシェアが終わったら、感想を共有する時間を設けます。ここでも約束事が重要です。

単なる感想ではなく、「ポジティブな問い」 を投げかける形でフィードバックを行うと、対話がより深まります。

  • 「〇〇という経験が、今の△△さんの仕事への情熱に繋がっているのですね」

  • 「△△な決断をされた時、一番大切にされていた価値観は何だったのですか?」

このような問いかけは、話し手への尊敬を示すと同時に、本人も気づいていなかった自身の強みや価値観を再発見するきっかけになります。

まとめ

今回は、リーダー同士の信頼関係を深める「自分史シェア」ワークショップについて、安全な場づくりのコツを中心に解説しました。

  • なぜ必要か?: リーダー同士の背景(コンテキスト)の共有が、心理的安全性の土台となり、議論の質を高めるから。

  • 進め方: 「3つの物語の準備」「3つの約束事」「ストーリーテリング」「ポジティブな問い」の4ステップ。

  • 成功の鍵: 「何を話すか」より「いかに安心して話せるか」。ファシリテーターによる安全な場づくりが最も重要。

チームの関係性が表面的だと感じたら、ぜひオフサイトミーティングなどの機会に、このワークショップを取り入れてみてください。一晩で、チームは驚くほど変わる可能性を秘めています。

よくある質問(FAQ)

Q1. オンラインでも実施できますか?
A1. 可能です。ただし、対面と比べて場の空気感が伝わりにくいため、ファシリテーターはより意識的にグランドルールの確認を徹底したり、カメラをオンにしてもらうようお願いしたりする工夫が必要です。

Q2. 話すのが苦手なメンバーがいても大丈夫ですか?
A2. 問題ありません。「話したくないテーマは話さなくていい」「無理に3つ語らなくてもいい」という選択肢を明確に提示することが重要です。パスできる権利も心理的安全性を高めます。大切なのは、自己開示を強要するのではなく、自発的に話せる雰囲気を作ることです。

Q3. どのくらいの人数が最適ですか?
A3. 1人15分程度の持ち時間とフィードバックを考えると、1グループ4〜6名程度が理想的です。それ以上の人数の場合は、いくつかのグループに分かれて(ブレイクアウトルームなど)実施することをお勧めします。

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