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🌱嬉しいのは誰?苦しみの要因《ギフテッド》2

“高 IQ” と聞くとどのように感じられますか?

「MENSA」をご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本において「MENSA」とは IQ130 以上の高 IQ の方が申請し、
入会する組織です。
華々しい印象をお持ちの方も多いのかもしれません。

しかし、そんな印象がある高 IQ …いわゆる「ギフテッド」は
私にとってはむしろ苦しんでいる姿を見ることが多いものでした。

本人の苦しい胸の内について、もう少し解像度を上げることができたら…

今回はそんなお話です。



ギフテッドの凸凹による困り事とは


少し前ですが、ギフテッドの方のインタビューを拝読しました。


この方の総合的な IQ は139。
言語認知やその他分野に関しては 140 台後半ですが、
処理能力が 96 と、他の能力に比べ 40 程差があったそうです。

一見恵まれているように見えるギフテッド。
しかし彼女はとても苦しんでいたそうです。

「処理速度」は「視覚情報を、どれぐらい迅速かつ正確に処理できるか」の指標だ。これが低いと板書や手先を使った作業が苦手になったり、時間内に課題を終えることができなかったりといった困りごとにつながりやすくなる。

記事本文より


まさに長男のことかと


これを読んだ時、頭に浮かんだのが私の長男でした。
あまりにも当てはまる部分が多かったのです。


前回記事にも書きましたが
長男の総合的な IQ はおそらく135あたり。
視覚認知は139ですが、処理速度が106。

この記事の方ほどではありませんが、33の開きがあることで
本人にとっては大きな苦手意識に繋がるのだそう。

この「できる/できない」の差が本人のプライドを傷つけたり、
自信を奪ったりするというのです。


情動的過度激動(Emotional Overexcitability)


「ギフテッド」の中には、知能が突出しているという特性だけでなく、
感情や感覚がとても強く動く特性を持つ人もいるそうです。
これは「過度激動(Overexcitability, OE)」と言われます。

その中でも、特に感情が動くタイプのことを
情動的過度激動(Emotional Overexcitability) と言います。



情動的過度激動(Emotional OE)の特徴

◆感情が深く、激しい
 喜びや悲しみ、怒り、愛情などを、人一倍強く感じる。

共感性が高い
 他人の気持ちに深く寄り添い、相手の痛みや喜びを自分のことのように体験する。

強い絆を求める
 家族・友人・恋人との関係に深い意味を見出す。裏切りや拒絶にとても傷つきやすい。

倫理観や理想へのこだわり
 「こうあるべき」という思いが強く、正義感が際立つことがある。

涙もろさや感動のしやすさ
 映画や本、音楽、自然の風景などで人一倍感動する。



良く言えば「感受性が豊か」

他者に寄り添い、人を支える存在になれると言えます。
また、内面の探求から、自己理解や精神的成長が促されやすいとも。

しかし、悪く言えば「感情の起伏が大きい」「繊細すぎる」

負の感情に飲み込まれ、自己嫌悪が強くなりやすい面があります。
怒りや悲しみが強く出てしまうこともあり、
それが「過剰反応」と見なされ、人間関係に誤解を生みやすいとも言えます。

さらに「情動的過度激動(Emotional OE)」がある子は特に

・感情が高ぶると、理屈より「爆発」が先に来る
・自分の弱さや失敗を人に見せたくないがゆえに、反抗的な態度になる
・本当は人一倍「わかってほしい」「つながりたい」気持ちが強い

表面的には強がっていても、実際は繊細で脆い部分があり、
そんな自分を守るために過度な行動をしてしまうということなのです。


ギフテッドゆえに「見えて」しまうことがある


冒頭の方の記事には、他にも理解できることがたくさんありました。

それは、「先生」の考えを感じ取ってしまうことでした。

大人にとって、子どもは可愛いことを望んでしまうものですよね。
でも自分の思考を先回りしてしまうような子どもが目の前にいたら…
子どもなのに、どこかふてぶてしい態度に見える子がいたら…

あなたならどう感じるでしょう?

覚えたかどうかよりも、覚えるための行動の中にある”真面目さ”を見る……先生の、そんな思考が透けて見える。

前編記事より

一部の先生から目をつけられることもあった。その理由は、こゆきさんが『コツコツ勉強するタイプではないから』というものだ。

後編記事より

担任の先生からすれば、記事の方や長男のようなタイプは
言っても言っても「真面目」に取り組もうとしない問題児に見えます。

特に小学生など小さい子どもであればなおさら、
「素直」「言うことをきく」ということは褒められるべきことだと
大人側も思っていることが多いと思います。

似てる…
というより、わかる。


あの頃の長男も、こういう状況だったのだろうか…
今だからこそ、長男に本当のところを聞いてみたいと思いました。


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