長く高いパフォーマンスを維持するための栄養戦略という考え方——サプリメントをオプションとして持つ理由
自己紹介でも少し触れましたが、もともと業界にいる人間としてのバイアスを差し引いても、サプリメントの摂取にはやはり一定の価値があると思っています。
ただ、それは「健康にいいらしいから飲む」というような話ではありません。
もう少し現実的で、もう少し長い時間軸の中で、
自分のコンディションをどう扱っていくかという話です。
今回の記事では、個別の成分や製品の紹介ではなく、その手前にある考え方、つまり
「なぜサプリメントをオプションとして持っておくといいと思っているのか」
という土台の部分を共有したいと思っています。
サプリメントは必要か不要か、という二択で語られることが多いのですが、神崎の中ではもう少し緩い位置づけです。
使うか使わないかではなく、
「選択肢として持っておくかどうか」。
その違いが、日々のパフォーマンスや長期的な身体のコンディションに、じわじわ効いてくると思っています。
サプリメントを“オプションとして持っておく”という発想
サプリメントを積極的に勧めたいというより、
「持っておいてもいいんじゃないかな」
と思う理由がいくつかあります。
まず一つ目は、食事を栄養補給という目的に縛りたくない、というかなり個人的な動機です。
神崎は食べることが好きで、いろいろなお店を回ったり、変わったレシピを試したりする時間が純粋に楽しいタイプです。
本来、食事は生命活動を維持するための栄養補給が目的だったはずですが、飽食の時代と言われて久しい今、多くの人にとってはむしろ
ストレス解消や楽しみ
の側面の方が大きいのではないでしょうか。
そんな中で
「ビタミンCを意識して取りましょう」
「魚油を毎日取りましょう」
と言われても、正直なところ三日坊主にすらならないことが多いと思います。
健康のための食事と、楽しみとしての食事。
その両方を成立させようとすると、サプリメントという形で栄養を補うのはかなり現実的な選択肢になります。
二つ目は、ビタミンやミネラルといった基礎栄養素の問題です。
これらは確かに特定の、しかも身近な食品から摂取できます。
ただ、
「それを全部、しかも毎日」
という条件をつけた瞬間に難易度が一気に上がります。
しかもややこしいのは、不足してもすぐに明確な症状が出るわけではないことです。
慢性的に少しずつ足りない状態が続くことで、体への負荷が静かに積み重なっていく。
この“目に見えない不調”が、後になって効いてくる。
例えば亜鉛は牡蠣や赤身肉などに多く含まれていますが、それを週に一度必ず食べる生活を続けるのは、なかなかの負荷です。
バランスよく食べて慢性的な不足を避けられている人もいるとは思います。
でもそれはかなり強い意思と自己管理能力を持った人で、神崎のような適当な人間には少しハードルが高い。
だからこそ、
「念のため取っておく」
という発想が出てきます。
三つ目は、自分のコンディションを調整するための“武器”を増やしておけることです。
イソフラボン、ジンセノイド(高麗人参)、カテキンのような成分は、もともと特定の食品が体にいいと言われ続けてきた歴史があり、その後に科学が追いついて有効成分が特定され、臨床試験で機能が検証されてきたものが多い。
お抹茶や緑茶が「体を軽くする」「頭が冴える」と言われてきた背景があって、その有効成分としてカテキンが単離され、さらに研究が進んで機能が確認されていく。
こうした流れを見ると、人類が長い時間をかけて“効く”と感じてきたものを、成分として理解して使えるようになったのがサプリメントとも言えます。
世界中を見れば、古くから使われてきた食品やハーブは無数にあります。
その中には、自分の体質や生活スタイルに合って、コンディションを支えてくれるものもきっとある。
それを知識として持っておくこと自体が、
一つの武器になる
と感じています。
そしてもう一つ。これはかなり体感的な話ですが、
不調が重なったときの“心のよりどころ”になるという点です。
仕事のトラブル、長引く風邪、子どもの発熱。
ストレスは平均的にやってくるのではなく、なぜか重なるときは一気に重なります。
そのとき、人は自分の弱い部分に症状が出やすい。
神崎の場合はだいたい胃腸に来るのですが、人それぞれ「ここが落ちやすい」というポイントがあると思います。
それを劇的に改善するわけではなくても、
「これを取っているから大丈夫」
と思えるものがあるだけで、精神的にかなり楽になることがあります。
日本のサプリメント市場のちょっと不思議な構造
日本のサプリメント市場って、個人的にはかなり面白い“ひずみ”があると思っています。
その一つが、医療費の安さです。
体調が少し悪いと感じたら、病院に行って診察を受けて、薬を出してもらう。
これは日本ではとても合理的で、しかも経済的な選択です。
でも、ふと思うんです。
病気になってから安く治療できれば、それで満足なんだっけ?
病院に行く時間は取られるし、体は少なからず不調の状態にある。
それなら、そもそも不調になりにくいコンディションを維持するという選択肢があってもいいんじゃないか。
これは医療とサプリメントのどちらが正しいかという話ではなく、
時間軸の違いの話です。
治療はとても重要です。
でも、その前の段階でコンディションを整えておくという発想は、日本ではまだあまり一般的ではないように感じています。
もう一つは、エビデンスへのアクセスの難しさです。
トクホや機能性表示食品であれば、パッケージに効果が書かれています。
ただ、その根拠となるデータを見ようと思ったら、消費者庁のデータベースを自分で検索して、資料を読み込まないといけない。
正直、
そんな時間を取れる社会人はほとんどいない
と思います。
一方で、それ以外のサプリメントについては、製品のパッケージからは何も分からない。
その結果、どうなるか。
インフルエンサーの発信や広告が情報源の中心になる。
でも、それが効くのかどうかはよく分からない。
だから
「なんとなく怪しい」
という空気が抜けない。
本当は、
「この成分はこういう仕組みで体に作用して、こういう人にこういう条件で効果が確認されている」
という情報が、もっと気軽に手に入ってもいいはずです。
それを届ける場所があってもいい。
このnoteは、そのためのものでもあります。
それでもサプリメントは“主役”ではない
ここまで読んで、「神崎はサプリメント推しの人なんだな」と思われたかもしれません。
でも、実はそこはかなり冷静です。
サプリメントがすべてを解決するとは思っていません。
健康の土台は、あくまで
食事
睡眠
運動
です。
体は、特定の成分を入れれば一気に最適化されるような単純な構造をしていません。
何を摂取するか。
それをどう消費するか。
どう休息を取ってリセットするか。
その積み重ねでコンディションは決まります。
サプリメントは、その流れを補助するもの。
もしくは、コンディションが揺らいだときの心のよりどころ。
そのくらいの位置づけが一番現実的だと思っています。
もう一つ大事なことがあります。
これだけ複雑な機構を持った体なので、
“みんなに効くサプリメント”は存在しません。
だからこそ、自分に合うものが何なのかを探しておく。
本当に不調になってからではなく、
余裕があるときに試しておく。
これはかなり重要な“自己投資”だと思っています。
このnoteでやりたいこと
重ねて言いますが、サプリメントがすべてを解決するとは思っていません。
業界の中にいる人間として見ても、万能なものなんて存在しないし、
体はそんなに単純な構造をしていません。
それでも、怪しいというイメージだけで
自分に合うかもしれない選択肢を最初から外してしまうのは、少しもったいない
とも思っています。
実際には、サプリメントの臨床試験は世界中で膨大な数が行われています。
どういう仕組みで作用するのか
どんな人に効果が確認されているのか
安全性はどうなのか
かなり真剣に議論されています。
ただ、その情報が日々忙しく働いている人の手元に届く形になっていない。
だからこのnoteでは、サプリメントを紹介すること自体を目的にするのではなく、
長く高いパフォーマンスを維持するための“栄養戦略”を共有する場所
にしていきたいと思っています。
サプリメントに詳しくなるためのnoteではなく、
なんとなく感じている不調の理由を知る
自分の弱い部分に気づく
それを補助する手段を持っておく
そんなふうに、
自分のコンディションを自分で設計できるようになるための知識をストックしていく場所
として使ってもらえたら嬉しいです。
長く働きたい。
日々のパフォーマンスを落としたくない。
できれば老後も元気に楽しみたい。
そう思ったときに、
「こういう栄養戦略がある」
「こういうエビデンスがある」
「こういう選択肢も持っておける」
と知っているだけで、取れる行動の幅はかなり変わります。
これから、未病レベルの不調とそれに対応する成分、そしてその根拠を、できるだけ実務的な形で紹介していきます。
興味のあるテーマだけでも大丈夫なので、フォローしてもらえると更新のたびに届きます。
それでは皆様、ご健康に✋
