紅茶で人生に「余白」を淹れる方法。【一生モノのセルフケア・レシピ】
これは、珍しい茶葉のブレンド法や、映えるアレンジティーの作り方を書いた記事ではありません。
仕事に、生活に、あるいは自分自身に疲れ果てたとき。
たった一杯の紅茶を使って、どうやって心を「凪」の状態に戻すか。
その【時間の淹れ方】を、私自身の経験に基づいたレシピとしてまとめました。
あの夜、燃料が切れた
残業続きのある夜、仕事を持ち帰ってパソコンを開こうとした時のこと。
いつものようにインスタントコーヒーを淹れようとしたら——瓶が、空だった。
そういえば帰りに買ってこようと思っていた。
でもそんなことすら、すっかり忘れていたんです。
それほどに、疲れていた。
コンビニに行く気力もなくて、
仕方なく戸棚の奥を漁ったら、だいぶ前に友達にもらった紅茶のティーバッグが出てきた。
もうこれしかないか。
そう思いながら、お湯を沸かしました。
カップにティーバッグを入れて、お湯を注いだとき。
ふわっと立ち上がった湯気と一緒に、甘くて深い香りが
疲れ切った部屋の空気に、ゆっくり溶けていきました。
思わず手を止めて、カップを両手で包んで、ただそれだけをしました。
初めて「飲む前」に、ちゃんと止まった気がした。
その瞬間、気づいたんです。
私はずっと、コーヒーを「飲んでいた」んじゃなくて、「流し込んでいた」んだと。
「燃料」から「余白」へ
あの頃の私にとって、コーヒーは燃料でした。
眠気を覚ますための燃料。
集中を保つための燃料。
自分を削りながら走り続けるための、燃料。
味わって飲んだことなんて、ほとんどなかった。
でも紅茶は違いました。
お湯が沸くのを待つ時間。
茶葉が開くのを眺める時間。
立ち上る香りをゆっくり吸い込む時間。
紅茶を淹れるという行為には、強制的な「余白」が生まれる。
その余白の中で、
「あ、私、今日も頑張ってたんだな」と
自分のことを思い出せる気がするんです。
今は、自分を動かすためではなく、
自分を慈しむために紅茶を淹れています。
なぜ「紅茶」が心を整えるのか
コーヒーが嫌いになったわけじゃないんです。
今でもたまに淹れることはある。
でも、コーヒーは私の中で「仕事」という言葉と結びついてしまっていて。 職場で毎日感じるあの香りが、たぶんそうさせているんだと思います。
だから家でコーヒーを飲んでいても、今はなんだか落ち着かない。
飲むならカフェで、「自分のために淹れてもらった1杯」をありがたく頂戴します。
その意味で、今まさに毎日自分のために淹れている紅茶。

茶葉や香りを「自分の好み」で選ぶことから始まって、
ゆっくりと茶葉が開く様子を眺めて、
「上手く淹れられたかな」と少しどきどきしながら飲む一口。
どの瞬間も、自分のためにある。
その満足感を、空になったカップの底に感じます。
それが、私が紅茶を選ぶ理由です。
まず道具を、3つだけ揃える

難しい道具は要りません。 でも、この3つがあると、毎日の一杯がぐっと変わります。
① HARIO「リーフティーポット・ピュア」
全面ガラス製で、茶葉が開いていく様子が丸見えのポット。
口が広くて手がすっぽり入るので、洗いやすさも文句なし。
茶葉をガッと掴んでぽいっと捨てるだけで片付けが終わります。

付属の茶こしは使わないです。
こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
HARIO「リーフティーポット・ピュア」はこちら↓
② デジタルスケール「TIMEMORE Black Mirror Basic 2.0」
実はこれ、元々コーヒーにハマっていた時期に
知人に「正確に測るならこれがいいよ」と勧められて奮発した一品です。
今は紅茶用として毎日使っているのですが、
もう一つ、大事な仕事があります。
我が家の愛猫のカリカリを毎朝測る相棒として、フル稼働中です(笑)

このスケール、電源を入れると「ピッ」という音が鳴るんですが、
この音が鳴った瞬間、我が家の食いしん坊たちが足元にわらわらと集まってきます。
特に最年少の女の子は食欲旺盛で、
足元をぐるぐる回りながら近寄ってくる兄猫に牽制パンチを食らわせ、
「ちょっと!そのニオイ嗅がせてっ」とばかりにスプーンを持つ手を引っ張ってくる。
紅茶を淹れる時でさえ、「ピッ」と鳴ったら何かもらえると思って近寄ってくるんです。 もはや条件反射です(笑)
そんな騒がしい朝の相棒ですが、
0.1g単位で茶葉の量を測れるおかげで、
「今日は少し濃いめにしようかな」という微妙な調整ができるのが手放せない理由です。
0.1g単位で測れるスケールは、
「デジタルスケール 0.1g」とAmazonや楽天で検索すれば出てくる
1,000円前後のシンプルなもので十分です。
少しスタイリッシュなものが欲しい方には、TIMEMOREがおすすめ。
TIMEMORE「Black Mirror Basic 2.0」はこちら↓
③ ナガオ 回転式ティーストレーナー
茶こしは100均のもので十分なのですが、
回転式になっているものを使うと、なぜか急に「専門店みたいだな」という気分になれます(笑)
カップのふちに引っかけて、外すとトレーがくるんと茶こしの下に回り込む仕組み。
このくるんとする瞬間が、毎回ちょっとだけ気分を上げてくれます。
デスクに出しておくだけで、なんとなくおうちカフェっぽい雰囲気が出るのも、密かなお気に入りポイントです。

ナガオ 回転式ティーストレーナーはこちら↓
――ここから先は、有料エリアとなります。
この「一生モノのセルフケア・レシピ」は、
一度出したら終わりの記事ではありません。
これから季節が変わるたびに、
新しいお茶の楽しみ方や、休日の過ごし方など——
「余白」をここに少しずつ、ずっと書き足していく予定です。
記事のボリュームが増えていくのに合わせて、
数ヶ月ごとに価格も少しずつ育てていく予定ですが、
一度手に入れてくださった方は、
これから先にどんなレシピが追加されても、
ずっとそのまま追加料金なしでお読みいただけます。
もし、あなたの毎日に小さな凪の時間が欲しくなったら。
この記事を、お守り代わりにそっと手元に置いておいてくださいね。
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