陶芸作家・黒田岳さんのうつわ💫"私"が"わたし"に還るとき💫
日々、やらなければならない事に
追われていると、
"本来の自分"="わたし"を見失いがちになります。
そうなりかけた時、
私は、意識して"わたし"を取り戻す時間を
少しでもとるようにしています。
一番手軽なのは、
家にあるお気に入りのものに触れ、
それらとともに過ごす時間…
今回は、そんな大切なアイテムの中から、
萩焼の陶芸作家・黒田岳さんの器を
ご紹介させてください。
購入時、商品に同封された黒田さんからの
メッセージには、
次のように綴られていました。
"土と火とそして
私自身の間を右往左往している日々の中で
焼けたものです。
億万年の眠りを喰っていた土は
熱い目に合い迷惑顔かも知れません・・・・。"
萩焼の特徴として、
低温度で焼くため表面にヒビが生じます。
これは釉薬の貫入と呼ばれ、
ここから茶渋が染み込み、
表面の色が次第に変化していきます。
これは"萩の七変化"と呼ばれます。
黒田さんの器は、
鬼萩という、一度焼いたものを、
さらにもう一度焼いて絶妙な風合いを
出していて、
独特の変化と風合いが楽しめます。
ざらざら・ごつごつした手触りと、
色味も落ち着きのある、
どちらというと男性的なデザインに、
私は特に惹かれます。
運良くお店で出逢う度に胸が高鳴り、
一つひとつ時間をかけて、
我が家へお迎えしました。
日々の食事やお茶の時間を過ごす時、
手に取る度に、器から温もりが伝わり、
ホッコリした時が流れます。

作家ものならではの
少々の歪みがたまらない

貫入の入り方や色味が絶妙

高台(器を支える土台の部分)に
切り込みが入っている

帯びた丸みと深さの加減が
飲み物以外にデザートにも活躍

こちらも高台に切り込みが

小鉢使いとしても

和菓子はもちろん、洋菓子をのせても。
使っていない時でも
個性あるその姿を眺めていたい

中心にかけて緩やかな窪みがあり
少々の汁気のあるおかずや
果物でも安心
生命力みなぎる感性と
土と火の温もりが
使う人の心の喧騒を解き放ち、
"私"を"わたし"に立ち還らせてくれる -
黒田岳さんの器たちでした。
