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400字で分かる落語「景清」上方版

「か」の50:景清(かげきよ):上方版
【粗筋】 俄かに目が見えなくなった木彫師の定次郎、観音様に日参してどうか目を開けて下さいと願うと、夢に観音様が現れ、「景清の眼を貸してやる」と言われる。はっと目を覚ますと、本当に目が見えるようになっている。喜んで外へ出るとお大名のご仏参。定次郎は控えることをせず、侍を投げ飛ばす。
「我こそは平家の一門、悪七兵衛景清なり。おのれらごときに下におろうなどと言われるいわれやあらん。あぁら、小癪な」
 と見得を切る。殿様も落ち着いていて、
「こりゃ、不憫や奴、そちゃ気が違うたな」
「いいえ、目が違いました」
【成立】 「入れ目の景清」とも。元文の頃(1736~41)に成立した米沢彦八(1)の『軽口大矢数』の「祇園景清」は、目が開て/いて神主らを頼朝であろうと狙う。これは発想のみで、一席に作り上げたのは笑福亭吾竹(1)だとも伝わる。万延2(1861)年桂松光のネタ帳『風流昔話』に「目玉ひらいた咄 但シ目がチゴウタ落」とある。正徳2(1712)年『笑眉』の「盲人の七日参」は、目が開いて侍を見て「そこにいるのは右大臣頼朝なり。覚悟なされい」と叫ぶのが落ち。安永2(1773)年『坐笑産』の「眼の玉」がほぼ落語通りで原作とされている。

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