今いる場所で息をする― 内なる巡礼のはじまり ―
どうしたら呼吸ができるんだろう。
どこにいたら、だれといたら
心から息をすることができるんだろう。
それが、私の人生の問いでした。
小さな頃から過呼吸に悩まされ、
その答えを探すように、
私はさまざまな場所を歩いてきました。
2018年、ハワイの小さな島で、一つの森と出会います。
その森の片隅には、
十二本の若い木が正しい方角に植えられた、
セイクリッド・サークル(聖なる円)と呼ばれる場所が
静かに息づいていました。
森の主は、私にこう言いました。
「この場所が完璧な祈りの場所になる頃、また戻っておいで。」
十五年後。
私は、心も身体も元気になって、この森へ帰ってくる。
そう決めた瞬間、私の生き方は大きく変わりました。
帰国後、
結婚を機に封印していた
バリ島で学んだ呼吸法を再び実践し、
多くの方へ伝える日々が始まります。
けれど、
数年が過ぎたある日、私はようやく気づきました。
私が本当にしたかったことは、
呼吸法を伝えることだけではなかったと。
そして、家に戻り
今いるこの場所――家庭を、呼吸できる場所にすること。
に決めました。
木々や草花が息づき、
さまざまな命がともに呼吸し、
自分の内なる神聖さと、
この世界に満ちる神聖さへ、
静かに還っていける場所。
神社のように。
森のように。
呼吸できる家を育てていくこと。
それが、
私にとっての内なる巡礼。
このnoteには、
森へ還る約束の日までの歩みを綴っていこうと思います。
また同じように、
自分が呼吸できる場所を探している方と、
静かに響き合えたら嬉しく思います。
