イチバンボシを探しているとありがちなこと【Googleに訪ねても解らない】
夜空をなんとなく眺めるのが割と好きな男、かんじです。もちろん肉眼でです。望遠鏡なんて普段から持ち歩いていないですからね。
冬場は日が沈むのが早いので、仕事終わり皆が帰る頃には真っ暗なのですが、この時期になってくると、天候が良ければ葡萄色の空に星が姿を現しはじめるタイミングになります。

上画像が現在の太陽系各惑星の位置なのですが、地球から見ると木星と金星、あと水星が太陽光を反射し輝いて見える位置にあります。水星と金星については地球より内側、つまり太陽方向を公転しているので昼間は太陽光が強すぎて見えず、夜は反対方向になって見えないので、現在観測できる時間帯は水星だと明け方、金星だと夕方に限定されますね。
そんな訳で現在夕方西の空に、地球から最も近い惑星である金星がギラギラと輝いて見えるのですよ。宵の明星ってやつです。地球は自転していて完全に日が暮れてまもなくすると角度的に見えなくなるので、観測できる時間帯は暗くなる時間帯に限られるし、割と足が速いのです。
ちなみに金星は最大でマイナス4等級という、全天で太陽、月に次いで明るく見える天体で、地球上で観測できる(太陽を除く)最も明るい恒星であるシリウス(マイナス1.5等星)の20倍近い強烈な光を放っています。

そこで表題の件なのですが、日没時間を迎えて空の色が夕焼けの赤から濃い青に変化し、暗くなっていく過程で、イチバンボシが空に現れる様子を見てみようとしたことはないでしょうか。僕は何度もあります。
これね、イメージ的には空のグラデーションに沿って、じわーっと光が現れそうに思いますよね。ところが大抵いきなり現れます。ちょっと目を離した隙に現れたりします。まるでスイッチを入れたかのように現れるのですよ。
ニバンボシ、サンバンボシについても同様で突然現れます。これなんでだろうと思ってググってみたのだけど解説しているものは無く、全く的外れな別の話を紹介されます。バカなこと言ってるんじゃないよと往なされている気分になります。ググり方が悪いのかな?
思うに、まだある程度明るさのある空に網膜は強く反応していて、水晶体が濁っている、いわゆる暗順応ができておらず、その状態だと星くらいの(太陽光と比べて)弱い光だと見落とすのじゃないでしょうか。一定まで暗くなると暗順応が進み弱い光でも光として認識できるようになってきますから、その瞬間に見えるようになるという訳。例えばスマホが周囲の明るさに合わせて自動で輝度を変化させるけど、夜間の輝度を昼間に太陽光の真下で見ると、ちょっと視認できないくらい暗いですよね。あの感じです。

つまり、人間の目の性能の問題じゃないかと思ってます。なので人によっては夕焼けの段階からぼんやりと星の灯りが見えている!という人もいるのかもしれません。そういう人は常に瞳孔開きっぱなしな気もしますが。
まぁその辺を踏まえて是非、暮れていく空にイチバンボシ(今だったら金星)を探してみてください!金星くらいになると都心部だろうが確実に見えますからね。但し雲のない西の空がある程度開けている場所でないとダメですが。
ではまた!
