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Contextual Strength Training(CST) - SSM Course -

千葉・東京を中心に活動しているアスレティックトレーナーの蟹田です。
現在は大学スポーツを中心にコンディショニング指導を行っています。

7月4日、5日の2日間でNEXPORTで行われた【Contextual Strength Training(CST) - SSM Course -】を受講してきましたので、CSTについての記事をまとめていきたいと思います。

Contexual Strength Training(CST)とは

Contextual Strength Training(CST)は直訳すると
文脈的ストレングス・トレーニング」となり、競技中に絶えず変化する状況や求められる運動を考慮したトレーニングになります。
このCSTでは、ベーシックな筋力トレーニングと競技動作を繋ぐために運動制御・運動学習・競技特異的動作の3つの視点から、現場で使えるトレーニング指導を学ぶことができます。
今回、私が受講したのは【SSM(Sports Specific Mechanics) Course】になります。
SSM Courseはリニア・ラテラル・ローテーション動作をテーマに競技動作に必要な力発揮を身体操作を学んでいくコースになります。

SSM(競技特異的動作)のための視点

文脈に応じたトレーニングを考えるためには、各種スポーツや障害予防の専門的視点から考える必要があり、SSMでは、「Sprint」「Agility」「Jump」「Hamstrings Strain Injury(HSI)」「ACL Injury」「Batting」「Pitching」「Golf Swing」「Ball Kicking」の各テーマをエビデンスに基づいて紐解き、どのようなトレーニングを行うことがパフォーマンスが向上し、障害予防に繋がるのかを紹介、実践をしていくコースになります。
競技特異的と言っても単純に「競技の動きを真似る」だけではなく、その競技動作におけるバイオメカニクスや力発揮の際の筋収縮形態などを正しく理解し、動作が自然と引き出される環境設定を行いトレーニングをしていくことが重要になります。

そのために、ウォーターバッグやアクアバッグ、メディシンボール、ミニハードルなどを使用して、予備緊張(Pretension)を作り、摂動(Perturbation)、時間制限(Time Pressure)を与え共収縮(Co-contraction)を生み出します。これによって筋の弛み(Muscle Sluck)が解消され、適切な動作(筋発揮)を生み出すことができます。なので今回のSSMコースで学んだことは「どのような環境設定をするか」ということがメインになっています。SNSのエクササイズ動画などでもウォーターバッグやアクアバッグを使ったトレーニングなどはたくさんありますが、その背景にはどんな意図があるのかなどを理解せずに、動きだけ真似てしまうのはパフォーマンスの向上や障害予防への貢献度が高まってこないと考えています。

基本はベーシックな筋力トレーニング

文脈的ストレングス・トレーニングを学んだことで、「ベーシックな筋力トレーニング」の重要性をより感じることできました。
スプリントやアジリティ、ジャンプ、バッティング、ピッチングなどの動作は基本的には地面にどれだけ強い力を加えることができるかが重要かと思っています。
そういった基本的な「力」を身に着けていくためにはスクワットなどのベーシックな筋力トレーニングが最も効果的になります。

ベーシックな筋力トレーニング

大事なことはベーシックな筋力トレーニングで獲得した筋力をどのように競技に繋げていくかということになりますので、競技特異的トレーニングだけを行っているだけだと、ベースの筋力が高い相手との戦いには勝つ確率が下がってしまいます。(特にフィジカル系スポーツ)
そうならないためにも、ベーシックな筋力トレーニングもちゃんとやって、競技特異的トレーニングも行い、競技練習も全てを満遍なく実施していくことが必要になります。

ただし、その選手のフィジカル・スキルレベル、シーズンなどによってこれらの割合というのは変化すると思いますので、状況を判断した上で比率を決めていく必要があると思います。

今回のセミナーでは新たなことを学ぶことができましたし、改めてベーシックストレングスが重要だということを改めて認識することができました。
単純に動きをだけを真似するのではなく、どのような意図があり、バイオメカニクスなどの観点をしっかりと持ち、筋力トレーニングと競技特異的動作を分けて、下手に競技動作に負荷をかけるということをしてはいけないようにする。これらをしっかりと守ることで安全で効果的なトレーニング処方ができるんだと感じました。

9月にまた別のコースを受講予定なのでそこでも様々なことを学んでいきたいと思います。

以上

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