東京医療保健大学助産学専攻科の倍率・過去問・母性看護・小児看護・面接を徹底解説


東京医療保健大学助産学専攻科について、2027年度入試の日程、募集人数、実際の倍率、母性看護学・小児看護学の筆記試験、過去問、面接、成績証明書まで詳しく解説します。

東京医療保健大学の助産学専攻科は、1年間で助産師国家試験受験資格の取得を目指す課程です。2027年度の募集定員は15名で、入試では母性看護学・小児看護学の専門科目、面接、成績証明書による総合評価が行われます。英語試験、TOEFL、小論文、研究計画書はありません。試験科目だけを見ると、助産師養成課程の中では受験しやすく、穴場に見えるかもしれません。

しかし、実際の志願者数を確認すると印象は大きく変わります。2025年度は91名が志願し、合格者は22名でした。志願者数を合格者数で割ると約4.14倍です。2022年度には101名が志願しており、倍率は約5倍に達しています。

東京医療保健大学助産学専攻科は、試験科目が少ない穴場校ではありません。英語や小論文がないこと、首都圏にあること、1年間で助産師資格を目指せることから、むしろ受験生が集中しやすい高倍率校です。

本記事では、大学が公開している最新の入試情報と入試実績を基に、表面的な募集定員だけでは見えない入試の実像を整理します。


東京医療保健大学助産学専攻科とは

東京医療保健大学には、助産師国家試験受験資格を取得できる課程として、大学院看護学研究科の助産師免許取得プログラムと、1年制の助産学専攻科があります。

この二つは同じ課程ではありません。

大学院は2年間の修士課程で、助産学と研究を学びながら、修士の学位と助産師国家試験受験資格の取得を目指します。一方、助産学専攻科は1年間の課程であり、助産師養成教育と国家試験受験資格の取得が中心です。

「東京医療保健大学 助産」と検索すると、大学院、東京の助産学専攻科、和歌山助産学専攻科の情報が混在します。募集人数、試験科目、所在地、過去問はそれぞれ異なるため、受験情報を確認するときは必ず区別しなければなりません。

本記事で扱うのは、東京で行われる1年制の東京医療保健大学助産学専攻科です。


2027年度の募集定員は15名

2027年度の募集定員は15名です。

ただし、大学はこの15名について「学内推薦を含む」と明記しています。つまり、外部から一般入試を受験する人だけに15枠が用意されているわけではありません。学内推薦で合格者が決まった後、残りの枠を外部受験生が競う可能性があります。

大学が公開している過去の入試結果は、一般入試と推薦入試をまとめた数字です。そのため、外部一般受験者だけの志願者数や倍率までは分離できません。

募集定員15名という数字だけを見て、15名全員が一般受験から選ばれると考えるのは正確ではありません。(東京医療保健大学)


2027年度入試の日程

2027年度の出願期間は、2026年8月14日から8月31日までです。

試験日は2026年9月6日、合格発表は9月11日です。

助産師養成課程の中では比較的早い時期に試験が行われます。国公立大学院や他の助産学専攻科では9月後半から10月に試験を行う学校も多いため、東京医療保健大学が最初の本番になる受験生も少なくありません。

早い時期に実施される学校は、第一志望者だけでなく、他校との併願を考える受験生も集まりやすくなります。試験日が早いことも、志願者数が増えやすい理由の一つと考えられます。


入試科目は母性看護学・小児看護学・面接

2027年度入試では、次の資料と試験を用いて総合的に評価します。

専門科目筆記試験

出題範囲は母性看護学と小児看護学です。

面接

志望理由、受験生の経歴、助産師を目指す理由、入学後の学修環境などを含めて評価されます。

成績証明書

看護基礎教育における学修状況も選抜資料になります。

英語試験はありません。TOEFLやTOEICなどの外部英語試験スコアも不要です。独立した小論文試験もありません。大学院入試のような研究計画書や事前相談もありません。(東京医療保健大学)

この試験構成だけを見れば、対策範囲は比較的狭く見えます。しかし、受験生全員が母性看護学・小児看護学・面接に集中して準備するため、筆記試験のわずかな点差や面接評価が合否を左右しやすい入試です。

英語がないから簡単なのではなく、英語以外の評価項目で確実に順位を付けられる試験と考えた方がよいでしょう。


東京医療保健大学助産学専攻科の倍率

東京医療保健大学が公開している入試結果を見ると、助産学専攻科には毎年多くの志願者が集まっています。

2021年度

志願者60名、合格者22名、入学者21名でした。

志願者数を合格者数で割ると、約2.73倍です。

2022年度

志願者101名、合格者20名、入学者20名でした。

倍率は約5.05倍です。

2023年度

志願者76名、合格者20名、入学者20名でした。

倍率は3.80倍です。

2024年度

志願者69名、合格者20名、入学者20名でした。

倍率は3.45倍です。

2025年度

志願者91名、合格者22名、入学者20名でした。

倍率は約4.14倍です。

過去5年間の志願者数は60名から101名、合格者数は20名前後で推移しています。年度差はありますが、倍率は約2.7倍から5倍です。少なくとも直近の実績から、低倍率の穴場校と評価することはできません。


大学公式資料の「1.33」は倍率ではない

大学の情報公開資料には、2025年度の助産学専攻科について「1.33」という数字が掲載されています。

この数字だけを見ると、倍率が1.33倍だったように見えます。しかし、これは志願者数を合格者数で割った競争倍率ではありません。

表の「A/B」は、入学者数を入学定員で割った値です。

2025年度の場合、入学者20名を定員15名で割ると約1.33になります。これは定員に対する入学者数の割合であり、入学定員充足率に近い数字です。

実際の競争状況を見るためには、志願者91名と合格者22名を比較する必要があります。この計算では約4.14倍です。

したがって、

東京医療保健大学助産学専攻科の倍率は1.33倍

という説明は誤りです。

東京医療保健大学の入試情報を扱う記事では、この数字を混同しないことが重要です。


東京医療保健大学助産学専攻科は穴場なのか

結論として、東京医療保健大学助産学専攻科は穴場とは言いにくい学校です。

穴場に見える条件はそろっています。

  • 1年間で助産師国家試験受験資格を目指せる

  • 募集定員が15名ある

  • 英語試験がない

  • 小論文がない

  • 研究計画書がない

  • 首都圏にある

  • 看護師国家試験受験資格取得見込みでも受験できる

しかし、この条件は、受験生にとって魅力的な条件でもあります。

英語が苦手な人、大学院の研究計画書を避けたい人、2年間ではなく1年間で資格を取得したい人、東京や近県から通学したい人が同じ学校へ集まります。

結果として、2025年度は91名、2022年度には101名が志願しました。

東京医療保健大学助産学専攻科は、

試験科目は絞られているが、その分だけ受験生が集中する首都圏の人気校

と評価するのが適切です。


過去問は公式に広く公開されているのか

大学の受験生サイトには過去問題の案内がありますが、すべての年度の問題が、誰でも完全に閲覧できる形で公開されているとは限りません。公開範囲や利用方法は年度ごとに確認する必要があります。(東京医療保健大学)

一方、当スクールでは、これまで東京医療保健大学助産学専攻科を受験した受験生から、筆記試験と面接の内容について報告を受けています。

報告は単年度だけではなく、複数年度にわたって蓄積しています。そのため、大学が示す「母性看護学・小児看護学」という科目名だけでなく、実際にどのような分野や形式が問われたのかを踏まえて対策を行っています。

過去問が公式に完全公開されていない学校では、出題範囲を漫然と勉強する受験生と、実際の出題報告を踏まえて準備する受験生との間で、対策の精度に差が生まれます。


専門科目は母性看護学だけではない

東京医療保健大学助産学専攻科では、母性看護学だけでなく小児看護学も正式な出題範囲です。

助産師養成課程を受験するため、母性看護学だけを重点的に勉強する受験生もいます。しかし、小児看護学も同じ専門科目に含まれる以上、片方を捨てることはできません。

母性看護学では、妊娠、分娩、産褥、新生児、女性の生涯にわたる健康、母子保健などが基礎になります。

小児看護学では、成長発達、健康状態の観察、小児疾患、家族への支援、小児看護技術など、看護師基礎教育で学んだ内容を広く確認する必要があります。

ここで重要なのは、単に覚えている用語の数ではありません。

母体、胎児、新生児、小児の状態を病態生理と発達段階から理解し、設問が何を確認しているのかを判断する力が必要です。

看護師国家試験問題を解くことは基礎知識の確認にはなりますが、国試問題を丸暗記するだけでは、助産学専攻科入試の形式や要求へ対応できるとは限りません。


小論文がないことをどう見るか

2027年度の東京医療保健大学助産学専攻科には、独立した小論文試験はありません。

これは小論文が苦手な受験生にとって有利に見えます。

しかし、小論文がない分、専門科目、面接、成績証明書がそのまま評価の中心になります。

小論文で筆記の失点を補うことはできません。専門科目が不十分であれば、そのまま学力評価に影響します。面接で曖昧な回答をすれば、人物評価や修了可能性の判断に影響します。

試験科目が少ないことは、合否判定が甘いことを意味しません。評価される項目が少ない分、一つひとつの完成度が重要になります。


面接は一般的な志望理由だけでは足りない

東京医療保健大学助産学専攻科では、専門科目、面接、成績証明書を用いて総合的に合否を決定します。

面接で確認される内容は、大学から詳細に公表されていません。しかし、1年間の助産師養成課程へ入学する受験生を選抜する以上、単に「助産師になりたいです」と伝えるだけでは不十分です。

助産師を目指したきっかけ、看護師ではなく助産師を選ぶ理由、東京医療保健大学を志望する理由、看護実習や臨床経験から得た問題意識、1年間の講義と実習を継続できる環境などが、受験生自身の経歴と結びついている必要があります。

特に社会人受験生や既卒者は、卒業後の経歴、転職理由、退職時期、受験までの準備、再進学する理由を確認される可能性があります。

学内成績が低い、留年・休学歴がある、母性看護学や小児看護学の評価が低いといった事情がある場合には、成績証明書の内容と面接回答が矛盾しないように準備しなければなりません。

当スクールでは、過去の受験生から報告された面接内容を踏まえながら、受験生ごとの経歴に応じた質問を整理しています。


成績証明書が評価される意味

東京医療保健大学は、成績証明書を選抜資料として使用すると明記しています。

つまり、入試当日の筆記試験と面接だけで合否が決まるわけではありません。

看護基礎教育において、どの程度継続して学習してきたのか、母性看護学・小児看護学・実習科目などでどのような評価を受けてきたのかも、受験生を理解する材料になります。

ただし、成績証明書の具体的な配点や、どの科目を重視するかは公表されていません。

成績が低ければ必ず不合格になるわけではありませんが、筆記試験で基礎学力を示し、面接で過去の学修状況と現在の準備を説明できることが重要です。


出願資格の確認は早めに行う

助産学専攻科は大学院ではありませんが、大学卒業後に進学する課程です。

看護系大学の卒業者や卒業見込み者は、通常の出願資格に該当することが多い一方、3年制看護専門学校や短期大学の卒業者については、個別の資格審査が必要になる可能性があります。

自分が看護師国家試験受験資格を持っているだけで、自動的に出願できるとは限りません。

出願期間の直前になってから確認すると、資格審査の期限に間に合わない可能性があります。専門学校卒業者や学士を持たない受験生は、募集要項を確認したうえで早い段階から大学へ問い合わせる必要があります。


大学院と助産学専攻科ではどちらが狙いやすいのか

東京医療保健大学には、大学院の助産師免許取得プログラムと助産学専攻科があります。

大学院は2年間で、助産師国家試験受験資格と修士の学位取得を目指します。募集人数は高度実践助産コース全体で前期5名程度、後期若干名です。学内特別選抜や助産師有資格者向けのプログラムを含むため、外部の助産師免許未取得者に何枠あるのかは明確ではありません。

助産学専攻科は1年間で、募集定員は15名です。英語や研究計画書はなく、母性看護学・小児看護学、面接、成績証明書で選抜します。

募集構造と試験負担だけを比較すれば、専攻科の方が受験しやすく見えます。

しかし、専攻科には毎年60名から100名前後の志願者が集まります。大学院の助産師免許取得プログラム単独の倍率は公表されていないため、単純に募集人数だけでどちらが合格しやすいと断定することはできません。

少なくとも、専攻科は「15名募集だから穴場」という学校ではありません。


東京医療保健大学助産学専攻科を受験する方へ

東京医療保健大学助産学専攻科は、英語試験と小論文がなく、専門科目も母性看護学・小児看護学に限定されています。

しかし、過去5年間の倍率は約2.7倍から5倍です。

入試科目が少ないから対策が簡単なのではありません。限られた科目の中で、数十人の受験生より高い評価を得る必要があります。

当スクールでは、過去の受験生から寄せられた報告により、実際に出題された筆記試験の内容、年度ごとの傾向、面接で聞かれた内容を把握しています。

東京医療保健大学を受験する方には、母性看護学・小児看護学の学科対策だけでなく、願書と面接を一体として対策します。

学科試験、願書、面接の具体的な対策を希望する方は、NSオンラインスクールの助産師学校学科対策、願書対策、面接対策をご利用ください。

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よくある質問

東京医療保健大学助産学専攻科の募集人数は何名ですか?

2027年度は15名です。学内推薦者を含む人数であり、外部一般受験者だけの募集人数ではありません。

入試科目は何ですか?

母性看護学・小児看護学の専門科目筆記試験、面接、成績証明書による総合評価です。

英語試験はありますか?

ありません。TOEFLやTOEICなどの外部英語試験スコアも求められていません。

小論文はありますか?

2027年度入試では、独立した小論文試験はありません。

2025年度の倍率は何倍ですか?

志願者91名、合格者22名で、約4.14倍です。

大学公式資料にある1.33という数字は何ですか?

入学者20名を定員15名で割った数値です。志願者数と合格者数による競争倍率ではありません。

過去問はありますか?

大学の受験生サイトに過去問題の案内があります。ただし、公開範囲は年度によって異なる可能性があります。当スクールでは、過去の受験生から複数年度の出題報告を得ています。

東京医療保健大学助産学専攻科は穴場ですか?

過去の倍率は約2.7倍から5倍であり、単純な穴場とはいえません。英語と小論文がないため受験しやすく見えますが、その分多くの受験生が集まる人気校です。


まとめ

東京医療保健大学助産学専攻科は、1年間で助産師国家試験受験資格の取得を目指す課程です。

2027年度の募集定員は15名で、学内推薦者を含みます。

入試では母性看護学・小児看護学の専門科目、面接、成績証明書を用いて総合的に評価します。英語試験、小論文、TOEFL、研究計画書はありません。

しかし、試験科目が少ないから穴場というわけではありません。

2025年度は91名が志願し、22名が合格しました。倍率は約4.14倍です。過去5年間では約2.7倍から5倍で推移しています。

東京医療保健大学助産学専攻科は、

英語と小論文がなく受験しやすく見える一方、首都圏の受験生が集中する高倍率校

です。

当スクールでは、過去の受験生からの報告により、実際に出題された母性看護学・小児看護学の問題、出題傾向、面接内容を複数年度にわたり把握しています。

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