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印象は、二回つくられる



こんにちは、今回は「第二印象」というものについてのお話になります。


人の印象は、1回では決まらない。

おそらく多くの人は、自分のはじめの印象やその後の印象、またはギャップなどを正確に理解していないと思います。

これは能力の問題ではなく、構造の問題だと思います。

人は、自分の顔を直接見ることができないように、自分の印象も直接見ることができず、把握しづらいからです。

なので、主観と客観はだいたいズレることが多いです。

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◆自分イメージの主観と客観

「自分は静かな人間だと思う」

でも周りからは
「話しやすい人」と言われる。

「自分は普通だと思う」

でも周りからは
「個性的」と言われる。

「冷たく見られている気がする」

でも実際は
「落ち着いていて安心する」と言われる。

こういうズレは珍しいことではありません。

むしろ
ほとんどの人に起きていると思います。

美容師として長く人と向き合ってきて、
僕はこのズレを見る場面に何度も出会ってきました。

たとえばカウンセリングで
お客様がこう言うことがあります。

「私、きつく見られるんですよね」

でも実際に会話してみると

柔らかくて
よく笑って
とても話しやすい人だったりします。

そういう時、僕は少し聞いてみます。

「第一印象って、よく何て言われますか?」

すると多くの場合、

「最初は怖そうって言われます」

と返ってきます。

そして少し話が進むと
次にこういう言葉が出てきます。

「でも、話すと全然違うって言われます」

でも、ここにひとつのヒントがあります。

これはまさに
第一印象と第二印象の違いになります。

何度見ても、人の印象は面白いなと思います。

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第一印象は、見た瞬間の雰囲気。

髪型
姿勢
表情
目線
声のトーン

言葉を交わす前に
人はなんとなく印象を感じ取ります。

でも人は、数分話すと
もう一つの印象を作り始めます。

それが
第二印象です。

「思っていたより柔らかい」

「意外と面白い」

「静かだけど芯がある」

ここで生まれるのがギャップです。
このギャップはとても強い印象になります。

人は、予想通りの人より、予想を少し裏切る人
を覚えているからです。


怖そうに見えて優しい。
静かそうに見えてよく笑う。
クールに見えるけど話すと温かい。

こういう人は
なぜか記憶に残ります。

そして美容師として人と接して面白いのは
本人はそれをあまり自覚していないことです。

なぜなら
自分にとっては普通だからです。

人は、自分の強みを
強みとして認識しにくいものでもあります。


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◆第一印象を聞いてみる

だから僕は、カウンセリングの中でいくつかの質問をすることがあります。

「第一印象って、何て言われますか?」

そしてもう一つ。

「意外だね、って言われることはありますか?」

この二つのあいだには
その人の印象のヒントが隠れていることが多いからです。

例えば、

「落ち着いて見られる」と言われる人が
話すとよく笑う人だった場合。

その人の魅力は、

落ち着き+親しみやすさ

のギャップにあります。

もしここで、「もっと明るく見られたい」と思って
無理に元気な雰囲気だけを作ろうとする。

すると、元々の魅力が少しぼやけてしまうこともあります。

逆に、

落ち着いた雰囲気はそのままにして、
髪型や表情の見え方を少し柔らかく整える。

そうすると

第一印象の強さは残しながら
第二印象の魅力が自然に伝わることがあります。

加減やニュアンスが難しいところでもありますが、とても重要なことだと思っています。


そして、これは髪型だけの話ではありません。

声のトーン
話すスピード
相づちの打ち方

そういったものも
印象をつくる大事な要素です。

美容師という仕事をしていて思うのは

印象は「作る」というより

すでにあるものを見つけて、整える作業に近いということです。

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第一印象と第二印象。
そしてそのあいだにあるギャップ。

ここを理解すると
印象は急に立体になり、その人の魅力の奥行きを作ります。

無理にキャラクターを作る必要はありません。

むしろ、自分の中にすでにある要素に気づいていくこと。

そして、それを理解し雑に扱わず、大切に育てていけるようにする。

そういう積み重ねが、印象を自然に整えていくのだと思います。

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もしよければ、
こんな小さなことを一度試してみてください。
(たまに、お客様への宿題にしたりしています)

信頼できる人に
次の二つを聞いてみることです。

「私の第一印象ってどんな感じ?」

そしてもう一つ。

「話してみて意外だったところってある?」

その二つの答えのあいだに
あなたの印象のヒントが隠れていることがあります。

最後に、僕が思う印象の設計とは、

新しい自分を作ることではなく

すでにある自分を理解して、配置すること。


その入口が主観と客観のズレを知ることだと僕は思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今日もいい一日を。

※この記事は「印象の設計」シリーズの一部になります。

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