献上の儀、執り行いました(ハムスター日記⑩)
先日、うちのキンクマハムスターぽんぽこ(♂)のことを書いた記事に、チップをいただきました。
仰天してスマホを二度見っていうか、二十度見くらい、してしまいました。
「ほほほ?ほんとうに?これは、ぽんぽこ様に対する……ご祝儀にございますか?」って。
そうなんです。
わたしがいただいたというより、送り主様は、きっとぽんぽこにチップを下さったのだと思います。
であれば、わたしにできることは、ただひとつ。
旬のお果物を購入し、ぽんぽこ様のお口元まで
お運び差し上げることにございます。
いざ、スーパーへ。
梨。りんご。桃。ブルーベリー。
果物コーナーでしばし吟味し、わたしが手に取ったのは、シャインマスカット。
この季節、まさに初秋のお果物の王者でございます。棚の中で一番ツヤっとしてるやつを選びました。

「これが……ぽんぽこ様の喉を潤す果実でござるか……」
まさか、果物売り場でそんなことを呟く日がくるとは思いもしませんでしたが、わたしはお役目を、只々、全うする所存にございます。
さて、献上の儀、当日。
お皿には、シャインマスカット。
ぽんぽこ様の御前には、小さくカットしたものを。
わたしの分としても、数粒を。
すなわち「供食」という仕様にございます。

糖度が高いから、ちょっとだけね。 》
「ぽんぽこ、シャインマスカットだよ!一緒に食べようね」
そう声をかけて、厳かにケージ前に正座する飼い主。
ぽんぽこ様は、まずお鼻で確認されました。
くんかくんか……と香りを慎重に吟味。
流石でございます、「警戒心」という名のご威光。
しかし、なかなかお口を付けてくださりませぬ。
その間に、わたしはというと。
もぐっ。もぐもぐっ。
いや、甘い。なにこれ、甘い。
美味しすぎて手が止まらん。
気づけば「いただきます」から「ぽんぽこ様が一口目あむっ」するまでのあいだに、わたしだけで3粒いってました。
はて、供食とは……。
その、理念とは……。
一方、ぽんぽこ様はというと、
わたしが3粒いったのち、神妙なお顔でシャインマスカットをもぐもぐし、お皿までペロペロ舐め、美味しそうに献上品を完食されておりました。

こちらがペロペロタイムのぽんぽこ様でございます。 》

シズル感がなくなるまで皿を舐めたいぽんぽこ様。 》
「……うむ。もう無いのか。左様か。では、さらばじゃ」
ぽんぽこ様は非常にドライな性格ゆえ、おかわり不可と悟ると余韻も残さず、あっという間に去っていかれるのでございます。
映えも、ファンサも、なされませぬ。
それでも、ぽんぽこ様はきっと「なんか、うまかった」くらいには思ってくださったはず。
(『なんか』は、シャインマスカット)
このようにして、献上の儀、無事終了いたしました。
なお、わたしは役目を果たしつつ、マスカットの残りを爆食したため、若干の後ろめたさとともにこの記事を執筆しております。
美味しくて、がっついちゃいました。すみません。
送り主様のやさしさ、ぽんぽこ様とわたしで、おいしくいただきました。
本当にありがとうございました。

ぽんぽこより 》
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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