『国宝』からの『覇王別姫』
さらば、わが愛 覇王別姫!
1993年にパルムドールを受賞したというこの映画。
映画『国宝』の李相日監督が学生時代に観て、いつかこんな映画を作りたいと『国宝』に繋がったとお話しされていて、俄然、興味が湧きました。
ら!
なんとル・シネマで上映中。。
『さらば、わが愛』、ずーっと気になってたんですよねえ。
大学の視聴覚室で映画を見まくっていた学生時代に、何度も見ようと思ったのに、結局見なかった。なんでだろう?と思っていたのですが、見終わってから理由を思い出しました。
上映時間が長かったからだ。。授業の合間にサクッと見られる長さじゃなかった。
『国宝』並みの3時間弱。
でも、『国宝』並みにあっという間!!
ずっしりと、「映画を観た」という感じで、耳の奥で京劇の楽器の音がこだましてます。
すべてが儚く美しく、夢のような年月でございました。って、喜久雄やん!
いや、喜久雄と俊ぼんとは似て非なるのだけど、中国の歴史の凄まじさも相まって、本当にすごい映画でした。
何がすごいって、登場人物たちの気性の荒さ。笑
93年だからかな?
コン・リー、すごい嫌な女で、主人公・蝶衣とバチバチ。
でも、長い年月を経て、認め合っているような場面もあり・・・
アヘン中毒で錯乱する蝶衣を慰めているところと、絶望した表情が素晴らしかったです。コン・リー。
で!主人公を演じたレスリー・チャンの美しさたるや。
ちょうど亡くなる10年前みたいだから、36歳?
今年で、没後22年かな。
私は、トニー・レオン派だったけど、レスリー・チャンってすごい俳優さんだったんだな・・・。
子ども時代の描写は見ていて辛かったー
というか、全編通して、基本、辛い。
でも、美しい。
中国の歴史、京劇の歴史も凄まじくて、胸が苦しかったです。
と、ここまで全然登場しない石頭・小楼。
こいつ、なんやねん!
お前、何やっとんねん!
見終わってしばらくすると、そんな気持ちが沸々と湧いてきました。
そんなことも含め、すごい映画でした。
好きなシーンは、「ありがとう 姉さん」って言うところ。
結局、レスリー・チャンとコン・リーのシーンしか思い出せない。
敵対しているはずなのに。
画面に単独で映し出される表情の一つ一つが素晴らしかった。
pictureって感じ。
それにしても・・・
蝶衣の母も、コン・リーも、好きで遊女だったわけじゃないよね。
『べらぼう』で、遊女の解像度が上がっているもので。
蝶衣の母だって、ただ鬼だったわけじゃないと思うのよね。
ただ必死だっただけ。
ああ、コン・リー可哀想だったな…。
って、コン・リーの役名は菊仙です。
ほほほ
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