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プロンプト300個、ほとんど使えなかった話|AI初心者だった私の気づき


■ジャケ買いから始まったこと


私は、本屋に行くのが好きです。

買うものを決めずに、タイトルを見て「ピン」ときたものを手に取ることもよくあります。

いわゆる“ジャケ買い”です。

興味を持ったジャンルは、小説に限らず、
紙の本をまとめて買って読むことも多いです。



あれは、ちょうど一年前。
2025年の春は、AI関連の本をよく読んでいました。

その中の一冊に、
読者特典として「プロンプト300個プレゼント」
と書かれていて——

思わず、手に取っていました。

正直、ちょっとワクワクしていました。

300個もあるなら、
どれかひとつくらいは使えるだろうって。


■手が止まった理由


でも——

少し見ていくうちに、
手が止まりました。

並んでいるのは、

「ブログ記事作成」
「Instagram運用」
「営業メール」
「バズる投稿」
「マーケティングリサーチ」

どれも、ちゃんとしてる。

しっかり考えられていて、
成果を出すためのプロンプトなんだろうな、
とは感じました。

でも…

「あれ、これ私が使う場面あるかな?」

300個もあるのに、
なぜかピンとこない。
そんな違和感が、少しずつ出てきました。


■うまく使えなかった具体例


実際に、いくつか試してみたこともあります。

ちゃんとした文章は出てきます。
でも、なんだか違う。

うまく言えないんだけど、
「自分が書いた感じがしない」んです。

AIっぽいというか、
少しよそ行きの言葉というか。

そのまま使う気には、なれませんでした。

その中で、ひとつだけ。
どうしても手が止まったプロンプトがありました。

内容を少しだけやさしく言い換えると、
こんな感じです。

あなたはマーケティングの専門家です。
ブログ記事のキーワードを考えてください。
・ 目的:サービスの認知を広げる
・ ターゲット:SEOに悩んでいる担当者
・ キーワード:SEO
関連キーワードと、読者の心理、
上位表示のポイントを表でまとめてください。

見たときに、思ったんです。

「よくできてるな」って。

でも同時に、
「…で、私は何を書けばいいんだろう?」って。

・サービスって何?
・ターゲットって、こんなにはっきり決まってない
・そもそもSEOの記事を書く予定もない

一つひとつ、止まってしまいました。

■自信をなくしかけた日


この時点で、私は少し自信をなくしていました。

やっぱりAIって、ビジネスでバリバリ仕事ができる人のためのツールなのかなって。
そんなふうに、一瞬だけ思いました。

当時、Xでも見かけたことがあります。

AI副業の特典でもらったプロンプトが、
うまく使えなかった、という声でした。

そのとき、
「あ、やっぱり私だけじゃなかったんだ」
と、少しだけ安心したのを覚えています。


■前提が違っていただけだった


あとから思ったんです。

これ、プロンプトが悪いんじゃなくて、
前提が違ったんだなって。

このプロンプトたちはきっと、

・ビジネスで成果を出したい人
・SNS運用を仕事にしている人
・マーケティングの前提がある人

そんな人に向けて作られている。

だから、
「正しいけど、私向けじゃない」
そんなズレが起きていたんだと思います。


■合うプロンプトもあった


ただ、
誰かが作ったプロンプトが、
すべて使えないというわけではありませんでした。

むしろ、
「こういう考え方なんだ」と、
構造を知るきっかけになったものもありました。



読んでいた『AI独学超大全』の中に、
こんな問いがありました。

「未来を前提に、今の仕事はどう変わるか?」

『AI独学超大全』著者 : 加藤勝彦

この一文を見たとき、
ちょっとおもしろそうだな、と思ったんです。

そこで私は、
『損害保険事務の仕事』をテーマに、
ChatGPTにこんな問いを投げてみました。

🧭 未来予測の問い(要約)
AI技術がさらに進化し、自律型AIエージェントが普及した2028年。その世界で、損害保険事務の役割はどう変わっているか?
そして、そのために今、何を学ぶべきか?

※『AI独学超大全』より要約

このときは、
「何を入れればいいかわからない」
という感じではなくて、
「この問いに、自分の仕事を当てはめてみる」
そんな感覚でした。

だから、
少しだけ視点を借りるような使い方ができて、
すんなり使うことができました。

今振り返ると、

・そのまま使うためのプロンプト
・考え方を広げるためのプロンプト

この2つがあるんだな、と思います。

どちらがいい・悪いではなくて、
「今の自分に合うかどうか」
それだけだったのかもしれません。


■最近の使い方、やっぱり壁打ち


最近は、
プロンプトをそのまま使うことは、
ほとんどなくなりました。

…と言いつつ、

AIイラスト企画や、noteの「やってみた系」の記事では、誰かのプロンプトを借りて、そのまま試してみることもあります。

ただ、
「この世界観おもしろいな」とか、
「この問い、やってみたいな」と感じたものを、
自分なりに触ってみる感覚に近いかもしれません。

少しだけ言葉を変えたり、
「これってどういう意味?」ってAIに聞いてみたり。

わからないときは、
最初から一緒に考えてもらうこともあります。

全部使えなくていい。
ひとつだけ、しっくりくるものがあればいい。

最近の私は、
プロンプトを考える前に、
まずAIと少し会話するようになりました。

うまく言えなくてもいいから、
今の気持ちや、やりたいことをそのまま伝えてみる。

そこから少しずつ、形にしていく。
そんな使い方のほうが、私には合っていました。


🌱今日の一歩
「うまく聞こうとしなくていい。まずは話してみる」


※このnoteは「AIとのつきあい方」シリーズの一つです。


カフェで勉強するカナミンとAIキャラクター「ナノ」。
AIとのつきあい方をテーマにした記事の挨拶カード。
AIとのつきあい方シリーズ

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カナミン|AIと迷いながら、進む人 読んでくださるだけで、十分うれしいです。 もし「そっと背中を押したい」と思っていただけたら、その気持ちを、ありがたく受け取らせてください。