【全頭診断】オークス フラワーC など組~真打登場スマートプリエール!アンジュドジョワは勝ち負けできる!?
はじめに
今回はフラワーC & 2勝(またはそれに準ずる賞金を獲得した)馬組を取り上げます。
スマートプリエ―ル(フラワ―C 1着)
アメティスタ(フラワーC 4着)
ミツカネベネラ(アルテミスS 2着)
ソルパッサーレ(河津桜賞 1着)
アンジュドジョワ(君子蘭賞 1着)
トリニティ(矢車賞 1着)
計6頭となります。
全頭診断では独自の評価を付けます。基準は以下の通り
⦿ このレースにとても向いている。かなりプッシュしたい
〇 このレースにも向く。◎ほどではないが評価したい
▲ このレースは悪くないが、◎〇よりは優先度が低い
× ここは向かなさそう。他の条件で再検討
この4段階で評価します。
なお、オークスで好走できる馬の特徴など基本的な理屈は全頭診断①に掲載しています。先にその記事を読んでいただけるとわかりやすいでしょう。
前走フラワーC組
スマートプリエール 評価⦿
前走フラワーCを勝ち切っての参戦。桜花賞より前のレースですが、近年はここからオークスへの直行が目立ちます
ここにきてようやく最高評価をしました。私としてはフラワーCの内容を見て、
『オークスはこの馬』
と思い、この馬を誰が超えるかを考えながら4月のレースを見ていました。
しかし桜花賞もフローラSもそれを超えるインパクトはなく、出走馬唯一の⦿評価としました。
フラワーCは前半がかなり緩く、逃げた馬が残るレースでした。
スマートプリエールは7番手付近を追走し、0.5馬身付けて勝ち切っています。
この馬の終い4Fは
12.1 - 11.7 - 11.0 - 11.3
3,4コーナー区間から動き始め、直線で最高速を出し切っています。
中山内回りの世代戦は、コーナー区間がずっと緩くなりやすく直線だけの勝負になりがち。
そういう勝ち方をした馬はGⅠで全く評価できませんが、この馬は違います。
全頭診断①で定義したオークスの好走条件をどちらも高水準で満たしています。
段階を踏んで1.1秒の加速を踏めているところな高評価です。
強いて懸念を挙げるなら、テン3Fの速さでしょうか。
フラワーCはテンの速度が全く出ていないレース。
この馬は今までたくさんのレースを使ってますがフラワーCで2勝目。
勝ち切れる位置を取れていない疑念もあります。
11秒台が前半に続くオークスで同様のパフォーマンスができるのかは疑問が残ります。
しかし1600 m戦でも好位置を取れている実績もあります。勝ちきれなかったのは最高速度による距離適性でしょう。
テンが流れても、緩む区間がほぼ確実に現れるオークスならさほど気にならないと見ています。
距離を伸ばすことはこの馬にとって良さになるはず。
アメティスタ 評価×
フラワーCは4着ですが、菜の花賞勝ちによる賞金での出走。
中山芝1600 mで行われた菜の花賞ですが
12.3 - 11.4 - 12.0 - 12.2 - 12.3 - 11.9 - 11.1 - 11.2
下り中心で中盤流れる特徴がある芝1600 mとは思えない再加速戦。
緩んだ流れから段階を踏んで1.2秒もの加速。これはオークスの好走条件に合致します。
『ならなぜ×評価なのか』
疑問に思われるでしょう。これには理由があります。
フラワーCは逃げた馬が残るくらいには余力あるレース。前半遅く、ペースが緩み、終いの足を使う展開。
この馬は3番手付近を通過しています。
逃げた馬に先着を許すのは仕方ないところもあります。
しかしそれより後ろから来た馬にも先着されるのは評価できません。
0.1差の4着とはいえ、内容と適性考えたら勝つべきレースでした。
オークスはフラワーCより格段に強い相手との勝負になります。
展開利があったなら勝ち切るくらいの実力はないと、スターアニスなど桜花賞組に太刀打ちできるとは言いづらい.......
馬のタイプとしては中山内回りで良さを出すでしょう。9月の芝2000 mの紫苑Sなら評価を上げても良さそうです。
現時点ではGⅠでプッシュしづらいかな.......
その他の前走
ミツカネベネラ 評価×
スイートピーSは6着ですが、アルテミスS2着分の賞金で出走します。この馬については、新馬戦の内容が良く
12.3 - 11.8 - 11.4
の加速ラップでフィニッシュ。この内容は素質算のそれを満たすため、アルテミスSでも十分評価できました。
アルテミスSでは4番手から追走するも、勝ち馬をとらえきれず1.75馬身差の2着。
展開を考えたら、緩んだ中で瞬発力勝負になった分もありますし、それで勝ち馬に上回れたところを見ると、そこまで評価できる2着ではなさそうです。
それ以降の戦績を考慮しても、一線級の相手には一歩足らない印象を受けます。成長待ちな部分もありますし、夏の条件戦が買いどころでしょう。
通過位置が段々後ろになっていることから、テン3Fもあまり早くないのだと思います。距離自体はこれまでより長くなることがベストに見えますね。
良くなるのは古馬からでしょうし、ここは馬券的に見送るのが良さそうです。
ソルパッサーレ 評価×
忘れな草賞で10着ですが河津桜賞勝ちの賞金での出走。芝2000 mの未勝利戦での内容は
12.1 - 11.9 - 11.3 - 11.6
と並外れた加速力で6馬身差の圧勝。ここを考えたら上を目指せそうな馬ですが、河津桜賞の内容はその素質を出し切ったように見えます。
12.7 - 10.7 - 11.0 - 11.5 - 11.9 - 12.1 - 11.8 - 12.0
全体的に前半で流れ、後半にかけて減速する内容。速いペースをこなせたこと自体は悪くないです。
しかし1勝クラスでこの勝ち方をしてしまうと、重賞などさらに上のクラスでの脚の引き出し分はなさそう。
ジュウリョクピエロの評価でも同様のことを述べましたが、ソルパッサーレについてはチューリップ賞以降頭打ちなところもあり……
この馬についても、夏の条件戦からどこまでやれるかの馬だと思います。オークスではないでしょう。
アンジュドジョワ 評価〇
2戦2勝。君子蘭賞勝ちからの直行です。この馬については、『前走条件戦と侮ることなかれ』と言ったところでしょうか。
君子蘭賞の内容は1勝クラスということを加味しても、オークスの好走条件を高水準で満たしています。
君子蘭賞におけるこの馬の通過は
13.0 - 11.1 - 11.7 - 12.0 - 12.4 - 11.5 - 11.0 - 11.6
終盤にかけての段階を踏んだ加速 だけでなく、テン3Fの出方もオークスそのもの。
11秒台が続く前半
緩んでからの再加速
もこなせており、条件組なのかでは最も評価できます。今年のオークス出走組中でもかなり上位の評価をできます。
懸念点をあげるとしたら、関西圏の下りがある競馬場しか使っていないことでしょうか。
オークスが行われる東京の場合、勝負所は平坦~登りなので自分から動く必要があります。
自力だけで加速しないといけない時の対応力が未知数なことは不安要素でしょう。
しかしそれはスターアニスにもアランカールにも同じことが言えますし、そこまで気にしなくてもいいですがね。
実際のところスターアニスと同等の評価をしています。
また、相手関係についても今回ならそこまで気にならないでしょう。
1勝馬が4/8抽選
桜花賞上位が少ない
トライアル勝ちからも回避が出ている
ことを考えたら、GⅠだから相手がきついとは言いにくそう。
勿論トップ層は確実にいるので、そこに割って入れるかの懸念はありますが、私はそこは気にしなくていいと思います。
トリニティ 評価▲
矢車賞の勝ち馬で、重賞自体はここが初挑戦。2走前はアンジュドジョワの3着でした。
矢車賞の内容は
12.5 - 11.3- 12.4 - 12.8 - 11.9 - 12.7 -12.5 - 11.9 - 11.6 - 11.1 - 11.3
下りを活かしながら長くスパートしつつ、1秒を超える加速。
レース中盤も緩んでいますし、オークスにも合致しそうですが懸念は前半です。
コース形態の影響もありますが、緩まるのが少し早いです。2200 mの条件戦であることを加味すると、ここは前半出していきにくい馬が集まったレースでもあります。
×評価にするほどではありませんが、他にもっと良い馬がいるのでそっちを優先したい……といったところでしょうか。
穴狙いをどうしてもしたいなら、3着候補まで入れるのも一考の余地があります。
東京芝2400 m自体は合いそうですし、秋の東京や京都の条件戦なら評価上げても良さそうです。
あとは夏の中京や新潟も良さそうですね。どうしても評価を上げて買いたいなら、条件戦まで待つのもありでしょう。
おわりに (【要注目】次回予告あり)
さて、出走馬も確定しましたね。残りの全頭診断は抽選突破組となります。
レイクラシック
ロングトールサリー
リアライズルミナス
スタニングレディ
の4頭ですね。確かに1勝馬で抽選対象となると、世代のトップ層に比べ評価しづらいかもしれません。
しかし牝馬限定であれば、『え、お前が?』みたいな馬が穴を開けることだってあります。
『実績が足らないから即切り』
を4回書いて終わらせるのはもったいないと思います。また、診断だけでは物足りない読者の方々もいるでしょう。
次回の記事の末尾に
全頭に対して
評価印まとめ
全頭診断をもとにした予想
を掲載する予定です。一記事あたり3000 字のシリーズを読んでいただいている方に向けて、サービスさせていただきます。
お礼
*いつも読んでいただいてありがとうございます。特に、旧八大競走の全頭診断は多くの読者の方々に気に入ってもらえており、非常にうれしく思っています。
前回の皐月賞関連の記事は合計2000 PVを超えており、今回も桜花賞組①編が既に400PVに達しました。
ここまで私が活動を続けられているのは読者の皆様のおかげです。これからも競馬がわかりやすく・楽しくなるコンテンツを提供できるよう邁進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
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