『カナル書房(シェア本棚編)』はじめました。初日から売れた!
こんにちはカナル書房店主のフクです。
ついに店主デビューいたしました。
7月6日の月曜日、いつ雨が落ちるともわからない曇天の神保町に降り立ちました。
11時か。
少し早めについてしまった。
PASSAGEは12時から。
ほんまるは11時半からだ。
ならば腹ごしらえで先にカツカレーを食べよう。



神保町ブックセンターは、岩波書店の本を軸にした、書店・喫茶・コワーキングスペースの複合施設です
朝9時から営業しているのが、とてもありがたいところ。神保町で一日を始めるにはぴったりの場所です。私が初めて神保町を訪れたとき、最初に入った書店もここでした。
しっかりとした本屋さんでありながら、本屋さん特有の威圧感がない。本を買う目的がなくても、コーヒーやジンジャーエールを注文して少し涼みながら過ごすだけでも気兼ねなく入れます。「本屋だから入る」のではなく、「ちょっと休憩しよう」と自然に立ち寄れる。
『水車小屋のネネ』を片手にカツカレーをいただいて1時間ほど過ごすと、そろそろちょうどいい時間だ。今日の主目的であるPASSAGEに向かおう。
ちなみに、僕が棚を借りたのは3号店にあたる「SOLIDA」の1階です。

すでに発注した新刊たちが入荷するまでのあいだ、棚を遊ばせておくのはもったいないので10冊ほど自分の本棚から持ってきた。
こんにちはー
気の優しそうな店員さんに本の搬入手続きについて教わって、ドギマギしながら陳列初体験。

じゃん。
どうでしょう?
思っていた以上に横幅にゆとりがあったので、とりあえずにと持ってきた10冊だと2冊を面出ししてちょうどという感じでした。
なるほどなるほど。
実際に並べてみたことによって棚のキャパがより実感できました。
今後の発注量に活かそう。
PASSAGEでは棚主になるとそれぞれに以下のような棚主カードを生成してくれます。
だんだんと実感がわいてきます。

並べ終わった。
肩にかけてきたトートバッグも軽くなったので他の棚も見させてもらって、東京堂書店にも寄って帰ろう。
・・・
ものの30分の後には一度カラになったトートバッグには新たに4冊の本が入っていました。




同じSOLIDA内のフェリシアン・ロッブス大通り3番地の「Librairie Grand Place」さんの棚から2冊購入。
実は先日立ち寄った折にもこちらから2冊買わせていただいていた。ベルギー・オランダ・フランスをテーマにした本を集められているそうで、オランダ生まれ、フランス、ドイツ育ちの僕にはピンズドで突き刺さる本ばかり。2度目の訪問ですでにファンになっている自分がいる。一度お会いしてお茶してみたい。棚主をやっていればそのチャンスはあるかな。
そのあとはamazonの「あとで買う」リストにあったうちから2冊を店頭でみつけ、ぱらぱらっとめくって「当たり」を確信してレジへ。最近、amazonのアプリはもっぱら購入候補リストとして利用している。
4冊の本を肩に家路につく前にともうもう一度SOLIDAへ。
そうそうにそんなに売れるものではないと思いつつ、整えるだけ整えて帰るつもりだったのですが…
え、面陳が1冊だけになってる??
倒れてるのかな?
え?
落ち着け、顔に出すな、と自分に言い聞かせながら棚に近寄る。
本当に1冊売れていました。

ずっと忘れることはないでしょう。
初めて売れたのは古賀史健の『さみしい夜にはペンを持て』でした。
この本は僕としても自信もって置いた本だったし、絶対届けたいという想いで面陳したので本当に嬉しかった。
ああ、見てくれる人はいるんだ。
届くんだ。
と初日にして実感することができた僕は本当にラッキーだったと思います。
次の本が売れるまで何日間もかかるのかもしれないけれど、自分が選んで置いた本が誰かの手元に届いたという経験をできたので今月はもう元が取れた気持ちです。
2026年7月最初の月曜日、僕は店主としての道を歩み始めました。

古本1冊売って、4冊の新刊を買って帰ってたら神保町へ来るたびに大赤字だわ(笑)
