見出し画像

自然体験が、なぜ非認知能力を育てるのか

こんにちは、かなえです。

今回は「非認知能力」に関する記事の最終回。
「非認知能力」と「自然体験」のつながりについて考えます。

第1回では「非認知能力とは何か」、
第2回では「なぜ今あらためて注目されているのか」をお伝えしてきました。

今回は最終回として、非認知能力と自然体験がどうつながるのかを考えてみます。

非認知能力が育つお稽古に、「自然体験」が選ばれた衝撃


あるお稽古事の特集記事で、「非認知能力を育てるおすすめ」の第1位として挙げられていたのが、なんと「自然体験」でした。

プログラミングでも英語でもなく——自然体験。

虫を見つける。
土に触れる。
草花を見る。
山や川で遊ぶ。

それって、昔の子どもが外で普通にしていたことばかり。

そうなんです。
でも、この「なぜ、今あらためて?」を考えると、大切なことが見えてきます。

自然は、答えを教えてくれない


自然の中で遊ぶ時、

アリが入っていった穴、どうなっているんだろう?
鳥ってなんで飛べるんだろう?
花の種が落ちたら、どうなるんだろう?
木に登りたいけど、どこに足をかけたらいいんだろう?
川を渡りたいけど、どこからなら渡れそう?

自然は、聞いても答えてくれません。
だから子どもは、自分で考えるしかない。

今の生活では、親がすぐに答えを教えてしまうこともある。
検索すれば一瞬で答えが出てくることもある。

でも、
「なんでだろう」
「どうしたらいいんだろう」
と自分で考え、試し、また考える。

その繰り返しの中でこそ、
意欲や粘り強さ、柔軟な思考や判断力、
いわゆる「非認知能力」が育まれていく。

だからこそ今、誰でもが体験しやすい「自然体験」が注目されているのでしょう。

でも本来は、「生活と遊び」の中で育つもの


しかし、文部科学省の資料には、こう書かれています。

「非認知の力は、遊びや生活の中で育つ」
「家庭での養育が基盤」と。

つまり、非認知能力はもともと、家庭での生活や子どもの遊びの中で自然に育まれるもの。

お稽古や自然体験に限らず、毎日の中にも「答えのない場面」はあふれています。

お友達とおもちゃの取り合いになってしまった。
積み上げていたブロックが崩れた。
きょうだいに意地悪をしてしまった。

「どうしよう」
「どうしたらよかったんだろう」…

そんな瞬間に、次の行動を自分で考えて自分で選ぶ。
うまくいかなくても、考えて、またやり直す。

この自分自身の試行錯誤こそが、非認知能力を育てるには何より大事だということなのです。

まとめ


今は瞬時にAIが答えをくれる時代だからこそ、
「なんでだろう?」「どうしよう?」
と自分の頭で考えることが、より一層求められている、ということなのではないかと思いました。

自然の中での遊びも、友達とのぶつかり合いも、日常のちょっとした失敗も、子どもにとっては「何気ない日常」かもしれません。

でも実は、その瞬間瞬間が、生きる力を育てている、 とても大切な時間といえるでしょう。

親として、そういう経験を上手に見守りながら、
子どもの成長に関わっていきたいですね🤗

3回にわたってお読みいただき、ありがとうございました。

また次の記事もお付き合いいただけたら嬉しいです🌟


📖参考資料

・文部科学省
「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会 資料」
https://www.mext.go.jp/content/20210901-mxt_youji-000017746_2.pdf

・一般財団法人 日本生涯学習総合研究所
「『非認知能力』の概念に関する考察<集約版>」

https://www.shogai-soken.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/09/non-cog3_202209.pdf


🌟今注目の「非認知能力」についての記事です。
お読みいただけたら嬉しいです。

🌿はじめての方へ。プロフィール記事はこちらです。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集