見出し画像

ものがたりをものがたるとき

かなり前から思っていることがあります。
「わたし、プロット書かないほうがいいんじゃないだろうか」

今まで、そうね、カクヨムコンテスト3だったか4だったか……の『凪いでる海へ行こうか』まで、私はプロットを書かない人間でした。
その後の『風の国レティシア』とか『あま駆けて君に響けよ星の歌』あたりもプロットがなかった気がします。
結構人気が出て、続きが読みたいという期待に応え、後付けで書いて行くものだから辻褄が合わないところもあって大変。結構大きなミスもありました。
ぶわ~~~っと書いていったら、長編ファンタジーの時系列がとても大変なことになりました……。3世代に渡る物語なのです。
(『風の国』の番外編が『薬師見習いレオナ、世界最強の恋をする』です)

そのあたりからプロットを作るようになりました。
偉い作家さんもプロット作ってるそうですし、世の中の作家さんの多くはたぶん作っているのでしょうし。
それに「プロット作ってる」っていう言葉そのものがカッコイイですよね?
作家っぽくて。

なので、たくさんプロット作りました。
アイデアは無限に浮かびます。嘘です。有限です。ほどほど、ってとこです。
あとはそれに添って書くだけです。
完璧です。名作脱稿も目前です。

でも、面白くないんですよ。
書いていて面白くない。だからペースが落ちてきて、もういいや……ってなってしまいます。
飽きっぽいですからね。満足してしまうのでしょうか。

頭で考えたものじゃない話を、ただひたすら綴りたい。
私の心から生まれる誰も知らない話をこの世界に顕現させたい。
書きながら「そうだったんだ!」「あの話はここに繋がってたんだ」
「いいこと言うなぁ……」「このひと、最初冷たかったけど、本当は優しいひとだったんだね」「なにこの料理おいしそう」「え、あいつ怪しくない?」とか、初めて読むストーリーにわくわくしたい。

私はプロット書かないほうがいいのではないだろうか。
先のわかりきった話なんか書きたくない。
私の本心は、それなんだと思う。だから、書きたいのに書きたくない。
書くことは読むことと同じ。面白い話に出会いたい。
だから、憑依型である私には、プロット書くの向いていないような気がする。

もちろん、文字数や枚数を考えると、プロットを書くほうがわかりやすい。
それはわかってるんだけどね……。

先日Nolaさんでやった作家診断っぽいやつ

これ見て、「やっぱ感じてるものをそのまま書きつけるやりかたでいいのでは……?」と思いました。

ちなみに、私の書く話はリアリティがありすぎるのか、実話だと思われます。何でだよ!?

『凪いでる海へ行こうか』の愛衣だと思われて(双極性障害Ⅰ型で、宇宙の真理に目覚め、土地を買って教会を建てようとする)「大変でしたね……」と言われたり、精神科病棟のことを書いたら「よくそんなこと書けますね」と言われたり……。いや、書くよ、必要ならなんでも書きますけど、何故全てを実話だと思うのだ。
あと、主人公は妹の凛恋なのに、なんでそっちが私だと思うのだ。

数年前まで現実の男性と遊ぶこともあったのだけど、良い感じになった男性が読書好きの場合、かなりの確率で「読ませて!」って言うんです。
嫌なんですよ、「良い感じのひと」に読ませるの。
嫌な思いたくさんしてきたので。
だからあまり小説書いてる話はしないのですが、何かの拍子で言ってしまうと、「どうしても読ませて欲しい」っていうわけです。粘るよみんな。
私も作家なので、ひとに読んで欲しい気持ちは強いから、「じゃあ……」と読んでもらいました。
そしたら「俺は君を守っていく自信がない……」とか言われる。
ひどいひとは即日音信不通に。
何でや! この作品はフィクションです!!! 実在の人物(以下略)



いいなと思ったら応援しよう!

かなで|日々是おもしろがり女王 よかったら応援よろしくお願いします。いただいたチップは創作活動に使わせていただきます。