「頑張ってね」の代わりにイギリス人が使う、ちょっと粋な表現
こんにちは!イギリス在住15年の英会話コーチKanaです。
イギリスに来て、意識的に言わなくなった言葉があります。
誰かを送り出す時や応援する時、
「頑張ってね」の意味を込めた "Good luck!"。
イギリスに来てから
この言葉をかけることにブレーキがかかるようになったんです。
「Good luck」だけだと、不吉
もちろん"Good luck!"は相手を想う素敵な言葉ですし、
決して悪い意味ではありません。
言う人ももちろんいます。
でも、私の周りでは"Good luck!"とだけ言う人が少なかった。
Good luckと口走ったら、必ず
... not that you need it!
って付け加えます。
直訳すると、「幸運を。まあ、あなたには必要ないけどね」。
相手はすでに十分頑張っている。
「運」なんか頼らなくたって問題ないくらい条件が揃っている。
あなたなら絶対にうまくいく!
...ということです。
"Good luck!"とだけ言うと、
なんだか「今のあなたには運が必要だ」とか、
「あなたには運が足りない状態だ」
という前提で話しているような気になります。
だから"Good luck!"だけだと
もはや不吉に感じてしまう。
この「魔法の付け足し言葉」はイギリス生活で本当によく聞きます。
「頑張れ」よりも力をくれる、魔法のフレーズ
これを何度も言われて私自身がたくさん勇気をもらいました。
この価値観に触れてからは、
私が誰かを応援する時には、"Good luck!"よりも、
相手の力をそのまま肯定するような言葉を選ぶようになりました。
例えば、
"You'll do great!" (うまくいくよ!)
"I'm sure you'll be fantastic." (素晴らしい結果になるって確信してるよ。)
"You've got this!"(できるよ!うまくいくよ!)
もうすでに相手は頑張っているのだから、
それ以上やるべきことなんてない。
「もう大丈夫だよ、絶対うまくいくよ」と伝えてあげるだけ。
ありのままの相手を信じる気持ちを渾身に込めます。
そのままのあなたを信じている、という究極の応援
うまく表現しにくいのですが、
この「相手をそのまま受け入れる」という空気感、
私はすごく好きです。
「頑張れ!」と背中を強く押す応援も時には必要ですが、
「その人はそのままで、すでに素晴らしい」という感覚を根底に持って
接することで、救われる気持ちってありますよね。
私は英会話コーチをやっていますが、
クライアントさんには言語だけじゃなくって
こういう価値観も味わって吸収してもらえるように意識しています。
