【セミナー報告】「生成AIにフレームワーク分析させて企画提案書がサクサク作れるセミナー」
昨夜、以前から告知していた「生成AI×フレームワーク」のセミナーを開催しました。
5名という少人数での濃密な時間。画面越しに伝わってくるのは、単なる「ツール使い」になりたいという欲求ではなく、AIという巨大な知性に、いかにして「自分自身の思考」を乗せるかという、静かな熱量でした。

AIは「正解」を知っているが、「納得」は作れない
企画書を書くという行為は、突き詰めれば「情報の整理」ではなく「意志の表明」です。
セミナーの冒頭、私は「ニーズの再定義」について触れました。生成AIはウェブ上の膨大なデータから「一般的な答え」を瞬時に導き出します。しかし、そこには血の通った人間の「本音」が欠けていることが多い。
例えば、今回の演習テーマである「猿田彦珈琲」の販売戦略。
AIに聞けば「高品質な豆」「サードウェーブの先駆け」といった、教科書通りの答えが返ってきます。しかし、私たちが現場で直面するのは、もっと泥臭く、もっと揺らぎのある人間の感情です。「忙しい日常の中で、1杯のコーヒーに何を託したいのか」。この問いの解像度を上げるために、3CやSTPといった伝統的なフレームワークを、AIへの「視点(プロンプト)」として組み込む技術を共有しました。
思考の「補助線」としてのプロンプト
セミナーでは、実際に10のプロンプトを使いながら、以下のプロセスを駆け抜けました。
3C分析の完全掌握: AIに多角的な「眼」を持たせる。
STP戦略の解像度: ターゲットを「平均的な誰か」にしない。
4Pから企画書、そして実装へ: 導き出した戦略を、スライド生成AI(Gamma)で可視化する。
驚くべきは、そのスピードです。環境分析から施策立案、そして提案スライドの完成まで。かつて数日を要した作業が、数時間の対話(チャット)の中で形になっていく。

しかし、ここで一つの矛盾が生じます。
効率を追い求めれば求めるほど、私たちは「効率化できない部分」にこそ価値があることに気づかされるのです。
余談:コーヒーの香りと、論理の「隙間」
演習中、画面の向こうで受講者の方が熱心に画面を見つめている姿を見て、ふと思いました。
猿田彦珈琲が提供しているのは、厳密な抽出理論に基づいた「液体」だけではないはずです。カップから立ち上る湯気、店内の喧騒、あるいはロゴのデザインがもたらす安心感。
企画書も同じかもしれません。
論理的に完璧で、AIが1秒で生成した「隙のない美しすぎる構成」は、時に読者の入る余地を奪います。あえて一箇所、人間らしい「揺らぎ」や「脱線」を残す。その「隙間」を読者の脳が補完することで、単なる報告書は、人を動かす「物語」へと変わるのではないでしょうか。
企画書の「手触り」を取り戻すために
受講者の方からは、「プロンプトにこれほどまでの『視点』が必要だとは思わなかった」という声をいただきました。
実際に、noteで受講レポートを書いてくださった方もいらっしゃいます。
▶ セミナー受講レポート(しもまゆ様)
セミナーの全工程を網羅し、さらに当日お伝えしきれなかった「磨きをかけるための追加プロンプト3選」を加えた「プロンプト集」を、有料記事として公開しました。
▶ 【プロンプト集】生成AIにフレームワーク分析させて企画提案書をサクサク作る
AIという「最高のアシスタント」をどう使いこなすか。
それは、あなたがどんな「問い」を投げ、どんな「景色」を見せたいかにかかっています。効率を手に入れたその先で、あなたは何を語るでしょうか。
#金森マーケティング事務所 #生成AI #マーケティング #フレームワーク #企画書 #ChatGPT #プロンプト #戦略立案
自己紹介
noteお仕事依頼・お問い合わせフオーム
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとうございます!
これからも頑張ります。