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【恋は雨上がりのように】― 止まっていた時間を動かしてくれた出会い


17歳の女子高生・あきらが、
45歳のファミレス店長に恋をする話。

…って聞くと、
ちょっとイロモノっぽい恋愛作品なのかなって思うかもですけど、
実際はすごく静かで、繊細で、優しい作品でした。

毎話のタイトルが詩的で好きでした。
雨の日ってなんていうか、
しっとりとして詩的な感じあるし嫌いじゃないです。
もちろん豪雨とかは嫌だけどw
それに雨上がりの瞬間って気持ちいいし🌞

陸上でケガをして、
心が止まってしまったようになっていたあきら。

そんな時、
優しく声をかけてくれた店長。

「きっと、すぐ止みますよ」

弱ってる時に、
あんなふうに優しくされたら、
惚れちゃうのもわかるなぁ。

あきらって、
クールに見えるけど、
恋するとすごく真っ直ぐなんですよね。

店長のちょっとした言葉や仕草で嬉しくなったり、
距離が近くなるだけでドキドキしたり。

恋してる時の、
頭の中がその人でいっぱいになる感じがすごく丁寧に描かれてて、
見てるこっちまでなんだか甘酸っぱい気持ちになってきます。

3話。
あきらの若い情熱を感じて
若くなった自分を想像するけど、
あきらから子供のことを聞かれて
45歳の自分に戻る近藤。
近藤のいつもと違う面を見ることができて
とても嬉しくなるあきら。
こういう細やかな心情を表す演出はすごく良いですし、
この作品の魅力ですね。

恋はいつかは終わるもの。
だから恋は愛しくて、
せつなくて、
ときに残酷で、
とても素敵なんです。

この作品を観ていると、
そんな恋の素敵でかけがえのない時間が
懐かしく愛おしく感じます。
恋する女の子の揺れ動く気持ちを
とても丁寧に描かれていて、
近藤の何気ないしぐさや言葉に
一喜一憂したりするあきらのしぐさや
表情に気持ちが表れてたり。
もっと好きな相手のことを知りたいと思う気持ちとかも。

あと10話の、
飛び立てなかったツバメの話が、
二人の気持ちに重なってる感じがして、
なんだかじんわりきました。

この作品、
ただの恋愛ものじゃなくて、
止まっていた時間がもう一度動き出していく物語なんですよね。

あきらのとても真っ直ぐで情熱的な気持ちを感じて、
自分の中の埋もれていた文学に対する情熱が湧き上がってきた近藤。
そんな近藤の文学に対する思いとあきらめない気持ちを感じて、
あきらも走ることへの情熱、走りたい気持ちを思い出して。

そういう、
お互いが少しずつ前を向いていく感じが良かった。

OPも好き。
静かに始まって、
サビで雨上がりみたいにぱっと明るくなる感じが作品に合ってて。

EDや劇中曲もしっとりしていて、
見終わったあとに余韻が残るんですよね。

ラストはあれで良かったと思います。

二人にとっては、
あの時間はとてもかけがえのないものだったんだろうなって。

純愛ものが好きな方(年の差恋愛に抵抗ある方除く)におすすめしたい作品です。


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