【読書感想文】動物警察24時
「動物警察24時」というタイトルを見て
警察ネタか?
交通警察24時みたいな、ドキュメンタリーか?
と手にした
ところが、普通に動物警察に勤める女性の話だった
東京アニマルポリス(TAP)に勤める彼女は
とにかく動物が大好き
動物の命を守るために走り回る日々を繰り返している
ところで、TAPって実在の組織なのかって思い
調べてみたけど、そんなのはなかった
あるといいのに、とは思うけど
さて、どんな話かというと
文章自体は、赤川次郎氏の若かりし頃を髣髴とさせる
まるで赤川ワールドに飛び込んだような
力強さと軽快さがある
ところどころに差し込まれる
明るい会話のおかげで、重い話も軽くなる
読んでいて疲れることがない
スラスラ読めて、脳内劇場全開となった
登場する動物たちは、基本的に犬
虐待されていて、それをどう助けるか
という話に終始している
私も動物は大好きだし
犬3匹、猫1匹が私の家族で息子たちだ
(オスしかいないw)
主人公曰く
「散歩させないなんて虐待だ!」
現在病気を患っている私は
犬たちを散歩させられないのが現状
非常に心が痛い
治ったら、また散歩に行こうねと
心で手を合わせ読み進める
主人公は、吠えまくる犬の集団に果敢に飛び込み
犬たちにかまれることもなく
信頼を勝ち取ったりするのだが
普通なら噛まれる
怖くてビビりまくるだろう
しかし、彼女は「人間が恐れれば、犬に伝染する」
という
確かにその通りだ
人間の感情は犬に伝わる
我が家の犬たちは、
地震が起こっても私を見て安心している
人間が騒がなかったら、犬も騒がない
「お母さんが騒いでないから、問題はないんだな」
って思うらしい
その逆に、私が慌てた途端に吠えまくる
ゆえに、人間の感情は、犬に伝染するというのは事実だと思う
「犬はしゃべることが出来ないし
犬が考えていることなど分からない
クレームが来るようなことはするな!」
というのが、主人公の直属の上司の考え方
腹立つけど、こういうキャラがいないと話が締まらない
毎回事件が起こると、上司が出てきて
苦い顔をするが、主人公はそんな上司に正論をぶちかます
現実社会でこんなことしたら、会社に居づらくなる
このストーリーの中でもそこは同じで
主人公も、今回ばかりはクビになるだろうと覚悟する
しかし、さらに上の上司(部長)は
TAPの存在意義をしっかり理解しているため
クビにはならずに、これからも頑張ってくれと
笑顔を向けてくれる
そこに新たな事件発生で、主人公と後輩君が部屋から飛び出していき
本書はラストを迎えるという
最後の一コマは多分、
”光り輝く主人公の顔と走る姿で幕を閉じる”イメージなんだろうな
表紙とは違って、重い読み物という感じではなくて
気分転換にはちょうど良い重量感だった
タイトル:動物警察24時
著者:新堂冬樹
出版:光文社
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