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【読書感想文】或るバイトを募集しています|再求人

真っ黒な背景に明るく光を放つ公衆電話
真っ赤な文字のタイトル
帯には「アルバイトに欠員が出ました。
支給、再募集いたします。」

見るからに、めっちゃ怖い……

しかし娘は、気になったらしく本を購入

「お母さんが先に読む?」

そう言って笑顔を向け、なんだかわからない私は
他にも読むものがあるからと断った

のに! 置いて行かれた
結果、開いてみたが
トップページに書かれていたのが
作者について

新人作家発掘のコンテストで佳作をとり
出版社の人と出会い
そこから「今まで書いてくれた先生が書けなくなっちゃって~」
と依頼を受けたそうだ

そんなことあるのか?
これは単に本を開かせるための引きではないのか?

そう思いつつ、手にした本を開いていく
すると、裏切ることなく怖い
何が怖いって、挿絵……いや、挿写真

開いた瞬間に「ひっ!」ってなったw
しかも読んでるのが夜だったから
余計に怖い

でも、内容的にはそこまで怖くない
申し訳ないが、だからなに?
という感じ
まぁ、地味に怖いと言えば地味に怖い

きっとイメージが膨らむ人なら
めっちゃ怖いのだろう
だが、私は怖がりのくせに
いや、怖がりだからこそ
イメージを膨らませない

なにせ、夏の怪談特集なんて
たまたま見た日には、即効チャンネルを変える
そのくらい怖いのが嫌いだから

その怖さから逃げるためには
イメージを膨らませないようにしている
そのおかげで、読み終わった今も
面白かったとはいえず
怖かったとも言えず

作者に平謝り状態だ

ところで、この本
手にしてみると分かるが
話ごとに書き方が違う

最初の話は、どこか稚拙な文章に思えた
これ、きっとわざとなんだろうな
意図的にこんな書き方できるって、すごいと思う

次はまともな文章だし
さらに進むと、文字起こししたものが2作品

やたらと文字がでかく
「高齢者向けの話だ!」
と思うものもある
その逆に、こんなに小さい字は見えません
というものもある

つまり、普通の本じゃない
というのが結論

非常に読みやすくて、1日とかからずに読めてしまう
怖いのを楽しみたい人は
イメージを膨らませて読むといいだろう

それにしても、インタビューして書いているというので
これって、やっぱり実話なのかもしれない
という気がする

創作だと、もっと怖さを誇張して書くだろうし
しかも、読者を取り込む書き方をするはず
起承転結もしっかりしてて、構成も考えられてて……

でも実話だったらそんなこと考えるはずはない、
だからどうした?
という終わり方になるはず
ってことは、やっぱり実話だよね

実話……だよね
………実話…………………ひ~っ!!


タイトル:或るバイトを募集しています|再求人
作者:くるむあくむ
出版:角川




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