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【読書感想文】入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください2

「入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください」
にひきつづき、2を読んでみた

まず、すごいなと思ったのが
1作目と2作目を同時に書いたんじゃないかと思うほど
ちゃんと話がつながっていること

初版発行が2024年
本作が2025年の発行、ということは
1作目オワッター!
よっしゃ、次書くぞー!となったのか?

それとも、発行して売れ行きを見て
編集さんに「続編どうっすかね~」と言われたのか?

何にしても、ちゃんと1作目の話を忘れずに拾っているのがすごい
しかも続けて読んでいるこちらとしては
まだしっかりと頭に残っているわけだから
矛盾があったら即時に手が止まる

それがない!

思わず、スゲーッ!となったw

次に驚いたのが、またしても作者の想像力
母親に捨てられ、幽霊となった男の子をマンションに連れて帰るのだが
エレベーターの中、男の子の口から湯水のように飛び出すアレ!

何かっていうのは書かないことにする
何せインパクトがあったし、思わず絵が浮かび
ゲー!!っとなった

それは本を手にして、自分の頭で想像して欲しい

さらにすごいな~というのが
となりの怪異が、たった一言で全てを表していること

「今日はグミじゃないんだね」

これだけ
となりの怪異はグミが大好きなんだ
主人公は毎週のようにグミを買ってあげてる
そこに持ってきて
「今日はグミじゃないんだね」

もう食べる気満々だ

それをこの一言で表すとは、ただただ、すごいな~と思うしかない
なるほど、これが説明しない文章というやつか
巨匠でも説明することが多いのに
それを、説明しないでやってのけるとは
お主何者? という感じ

しかし、読み進めていくと
やはり説明調になる
読者に分からせようとする文章が目立つわけだ

なるよね~w
どこかでホッとしている自分がいるw

ところで、この主人公の元同僚
コイツがヤバイ奴で、登場した途端に
ぶっ飛ばしたくなるタイプ

年上で、金持ちの息子だし
ずっとニートで過ごしてきた
それが急に働けと言われて最悪の上司の元で働き
文句ばかりを並べている

主人公は、イヤだと思いながらも話を聞き
結局、転職したいから主人公の仕事を紹介しろとなる
断り切れない主人公は、雇い主に話を持って行き
試験的に仕事を譲ることになる

なんで仕事を譲る?
なんではっきり断らないんだよ!
こんな奴に恩情なんていらないだろう!

と、読み手は怒りを感じ
主人公の代わりにぶちのめしてやりたくなるw
だが、仕事は隣人である怪異と仲良くなることだし
幽霊マンションの中で過ごすこと

普通の人なら無理だろうと思うが
この元同僚は出来ちゃう
いや、出来過ぎちゃう
おかしくなるほど、やってしまい
とうとう、部屋から出てこなくなった

主人公が様子を見に行くと
「友達っていいね」というのだから
どうにもならない
しかし、それで話は終わらない

二人にとんでもなく恐ろしいことが降りかかり
命からがら何とかなるんだけど

そこはもう、手に汗握るという感じ
いっそ元同僚が食われてしまえ!
と思うが、作者は優しいらしく
いや、構成的にそれはダメだったのだろうなw

結局、元同僚は
この仕事は好きだけど、やっぱりやめるよと出て行った
主人公は、今日も怪異といつも通りの生活をするわけだ

そう、本当に「ああ、よかった」でもなく
主人公も仕事を辞めるわけでもなく
ただただ、日常が続いて行くというラスト

読み終わって、本書を閉じ、そこで思った

「これは3作目も出るなw」

多分、今頃次の話を書いているのではなかろうか
出版されたら、ぜひ次の作品も読んでみたい

寝舟はやせさん、大変面白い作品をありがとうございました


タイトル:入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください2
著者:寝舟はやせ
出版:KADOKAWA


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