【読書感想文】真ん中のひじ掛けの妖精
本書は、45万人の登録者を持つ、youtuber五分目悟氏のものだ。
相変わらず娘から「おもしろいよ」と推され、手にしたわけだけど
残念なことに、私にはあまり合わなかった
中には、これは面白いというものがいくつかあったけど
それは、バイト先の話で経験談
彼自身の思想になると、私にはその世界に踏み込むことはできなかった
だが、五分目氏が本気でストーリーものを書いたら
素晴らしい作品になるのでは? と思った
というのも、書き出しが惹く
冒頭のうまさは、なかなかだと思えた
盗めるものなら盗みたいが、これって技術というより感性だろうな
その冒頭だけで、次はどうなる?
と思えるのだから、すごいな~と、心底思った
しかも、エッセイなのに、そんな冒頭が飛び出すのだから
小説だったら、どんな話になるのだろうと思って当然
しかし、そこに思想が入ると、どうだろうな?
本書を読んで、これが本当に五分目氏の思想だとしたら
彼はとても生きづらい人だろうと思う
いつでも誰かに殺されるのではないかと怯え
一挙手一投足でさえ、考えて
周りを不愉快にしないようにと考えすぎて
絶対に不愉快になるような言葉を吐いてしまう
これが本当のことなら、家から出るのが怖いというのも分かる
そのため、今は在宅クリエーターだというから頷ける
本当ならってことだけど
例えば、仲間と食事をしているときに、箸の先端をどっちに向けるかで悩んだりする
向けられた相手が先端恐怖症だったら、大変だと思ってしまうわけだ
優しさなのかな?
その他にも、女性が押したバスのボタンに自分が触れるのは
わいせつ行為にならないかとか
普通、考えないでしょw
ということを考えたりする
これが本当なら、脅迫観念が強すぎて
呼吸することすらままならなくなる
今に壊れてしまうのではないかと、読んでる方がハラハラしてしまう
きっと、これは誇張して書いてるんだろうなと思うことにした
心配したところで、本当のことなんて分からないのだし
そういうキャラを演じている、ということもあるだろう
ただ、どちらにしても、私には無理だったなぁ
とはいっても、45万人のファンがいるのだから
きっと五分目氏には、大きな魅力があるのでしょう
タイトル:真ん中のひじ掛けの妖精
著者:五分目悟
出版:KADOKAWA
