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【読書感想文】くじら島のナミ

これはもう、大拍手!!!
めちゃくちゃ面白かったー!!!

これって、映画館の広告で見た気がすると思い
調べてみたけど、映画になっていないという
なんで、こんな傑作を映画にしないんだよ!
アニメにしたら最高にキレイな絵になるし
感動作品じゃん!

と、勝手に憤っている(笑)

では、どんな作品かというと
客船が嵐にあい、船が沈没するのだが
子供だけは助けたいという親が
一人残された救難ボートにしがみつき
クジラに「この子をお願いします」と力尽きる

そこからがスタートだ

読み始めて、
いやいや無理だろ。相手は鯨じゃん。
と思うが、そこはファンタジーだ
クジラは子供を受け取り、育てることを決意する

しかし、手のないクジラがどうやって?
ミルクは? おむつは?
と思っていると、海の王であるクジラは
長いこと生きてきたことで、自分の背中を変化させることが出来る
背中の皮膚を動かし手を作り、人間の言葉をしゃべる

鳥におむつを洗わせ、漁師に助けを求める
こうして多数の力を借りながら
クジラは乳飲み子の世話を始めるんだけど
どうしてクジラは、人間の子どもを育てようと思ったか?

そこには深いわけがある
言わないけどねw

5年が過ぎ、クジラは旅をすることを決意
北の海に向かって、仲間を引き連れて移動しないとならない
5歳の少女を連れての過酷な旅が始まるのだが
さすがに連れていけないだろうと思うが
クジラは連れて行くと決める

クジラが親だし、親が言うんだからと漁師は口を閉ざす
南にいたものが北に行くわけだ
長い旅なんて、軽く言えないほどの長旅だ
しかもそこには「海のギャング」と言われるシャチがいる

シャチはクジラの子どもを襲って食らう
それを知っているクジラたちは恐怖しながらも
何とか目的地に到着しなければならない
空腹と栄養失調で死ぬか
シャチにやられて死ぬか
はたまた、生き延びて目的地に到着できるか

人間の子どもを背中にのせて始まった旅は
過酷を極める
シャチに襲われながらも、力を合わせて戦い
何とか目的地に到着するが
少女に次なる試練が襲ってくる

クジラはまたしても大きな決断をしなければならない

そこには種族を超えた愛がある

よく、オオカミに育てられた子供の話があるが
あれって、養育者オオカミの子どもが
人間社会でどう暮らすかが書かれていることが多い
だが、このくじら島のナミは、
クジラとの親子愛、そして命の話だ

とうとう別れの時がやってきて
我が子として育ててきた少女を手放す決断をするが
5歳の少女は、二度と会えないことを知らずに
クジラと別れる

1か月後に迎えに来るという果たせない約束
それに頷きクジラと別れるのだが
これで終わりかと思いきや
クジラの耳に聞こえる声

さてさて、クジラと少女はどうなるのか?
このまま別れ、二度と会えないラストなのか?
それとも?

これ以上は書かないけど
本当に感動的だった

読み始めたときは、ひらがなばかりで
子供向けかと、少々がっかりしたが
その内容は、子供向けというよりは
愛情を知った大人向けだと思う

どうか、手に取り感動して欲しい
本当の愛って、こういうことなんだろうな
そう思わせてくれる傑作だと思う


タイトル:くじら島のナミ
著者:浜口倫太郎
出版:ディスカバー・トゥエンティワン


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