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【読書感想文】BLACK

今回手にしたのはBLACK(ブラック)
その名の通り、装丁がブラック
何の絵が描かれているのかもわからない

だが、作者は山田悠介氏
面白いに決まってる

ということで、178ページという薄い上に
文字も大きめで読みやすいので
一気読みした

きっと、親指探しみたいな長編・・・とまではいかずとも
中編かな?
と、思いきや短篇だった

おいおい、また短篇かよ
そうは思うものの、勉強になるかどうかは
自分の読み方次第だ

そこで読みだした1作目
これが結構感動した
しかもラストが救われない
感動ものでバッドエンドですか~

とは思うが、これが人生だよね
この主人公、めっちゃ頑張ったやん
と思った

2作目は、なんとも理不尽な話
しかも、これに似た話、山田氏の長編にあったぞ
頭では、ひとりの作家が何作も書くんだ
似た話が出るのは当然だよね
と納得している

しかし、話の全てが同じなはずはなく
長編はハッピーエンドだったが
今回はバッドエンド

何だろう、この短篇はバッドエンド特集なのか?

そして3作目
これも感動しながらのバッドエンド
ということは、4作目もバッドエンドなのだろう

そう思いながら、ラストの作品を読みだすと
世界はがらっと変わる
3作品の世界を生きてきた主人公が登場し
どれか一つ、続きの人生を生きられるという

つまりバッドエンドをハッピーエンドにすることが出来るよ
という神様の恩情だ

だが、その恩情を使ったら
転生はあり得ない
転生して、新たな道を自分の為に歩むか
バッドエンドで知り合った人を助けるか

主人公は長いこと考えるんだけど
最後の話を続けることにした

こうしてハッピーエンドとなるのだが
これだけで終わらないのが山田ワールドだ
多々、作品を読んできたが
彼はハッピーエンドが好きなようで
ちゃんと幸せと希望と意外な展開が用意されている

短篇集だと思ったら
全てがつながっている世界線
こういう書き方もあるか~
さすが山田悠介さんだ!

やっぱり好きだな、この先生
と、思ったのでした


タイトル:BLACK(ブラック)
著者:山田悠介
出版:文芸社


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