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【読書感想文】元彼の遺言状

今回は、「元彼の遺言状」
タイトルからいろいろなストーリーが考えられるが
それ以上にいいのが作者の名前

なんと、おいしそうなホタテさん

いや、違う「新川帆立」氏だ。

帆を立てて進むという意味かな?
しかし、私の頭の中では貝から顔を出すホタテ
おかげで滅多に作者の名前なんて覚えないのに
シッカリ覚えた

素晴らしい名前だ!

作家名って、覚えてもらえると嬉しいよね

ということで、内容

冒頭から入りやすい
なにせ、やたらと高飛車な女が
意を決してプロポーズした男をコテンパンにのす!
大概の女性は、断るにしても躊躇するだろう
しかも、付き合って1年
その時間を考えたら、ねぇ

用意された指輪だって、一般的には高価と言われるたぐいだ

それをそんなに価値の低い女じゃないと言い切る
もう、しょっぱなからスカッとかと思う
しかし、なるほどと思うのが
この主人公、一流の弁護士事務所でかなりの腕利き
その稼ぎも大変な額

ならばそうなるのも当然か……と思う

だが、その性格がもとでボーナスが減額されてしまう
腹を立てた彼女は事務所から飛び出し
こんなところにいられるか!となる

いいね~
こんなこと言ってみたいw
でも、現実言えるわけがない

こうして仕事を辞めてしまったがすることがない
散歩をしたり、ベッドでゴロゴロしたりと日を過ごすのだが
そうしているとある男性に代理人になって欲しいと言われる
それも、考えられないような依頼だ

始めはくだらないと断るが
結局受けることにする
というのも、報酬に目がくらんだからw
正直者だw

こうして事件に巻き込まれて行き
頭脳明晰な彼女は事件を解明していく
結構絡まった糸だった

終盤で、殺人犯を捕まえるシーンがあるが
そこがリアル
時間との闘いの中、ツンデレ女子を救おうと
警察官を蹴散らし、車を飛ばす
その描写の何ともすばらしいこと

自分まで走っている気になってしまう

読んでて思った
「すげーな!」

いや、ほんと帆立さん、素晴らしい
多分、このシーンはかなり筆が乗ったんだろうな

そして面白いのが、帆立さんの表現方法
人物を犬に例える
それがお上手

ブルドックのような顔と言われたら確かに分かりやすい
ひとりひとりが、なるほどと思ってしまう
ただ、読む人を選ぶらしく
私の頭には入ってこない情景もあった
それが、超長い一文

金持ちの部屋に入って行くんだけど
そこが主人公の視点で、あれがあってこれがあって、
こんな感じであんな感じと説明してくれる

読んでて、全く頭に入ってこない
まるで表面がつるつるしているような
言ってみれば、超、超、超長い蛇みたいな

分からないよね、私の言ってることw

では、どれだけ長いのか?
そこで振り返った
すると、見事に4行
4行の間「。」がない
もちろん「、」はあるけど

だからながすぎて、蛇だと思った
しかも、表面つるつると滑る感じ

この件についてAIに聞いたら
そういう手法なんだとか
そして、読む人を選ぶのだとか

なるほど、私は選ばれなかったということかw

こういう書き方もあるんだな~と、勉強になった
ストーリーも矛盾がなくて、よく構成されているなって
生意気は発言をしてみたw

じゃあ、面白かったのかというと
はい! それは勿論です!
カーチェイスのシーンといい、その挙句に主人公が留置されてしまったり

そうなるんかい!

ということがあちこちにちりばめられ
そこに持ってきて、主人公の性格
真面目な作品でありながら、かなり引っ張られる
読み応えのあるものでした


タイトル:元彼の遺言状
著者:新川帆立
出版:宝島社文庫




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