牧場で馬と戯れた娘
娘は馬が好きだ
母子家庭で貧乏だというのに
娘の為に大金を払い、乗馬クラブに通わせた
それもこれも、好きなものを諦めさせたくなかったからだ
しかし、なかなか思うようにはいかず
電車やバスを乗り継いでいくことに
とうとう断念したらしい
こうして早10年
あれほど好きだった馬に乗ることもなく
ひたすら「馬~」と言いながら
馬のぬいぐるみを集め続けた
その娘が、とうとう我慢の限界になったようだ
「牧場で、騎乗できるところがある!
外乗もできるんだよ!」
ということで、
運転手は君だ(母)、車掌は僕だ(娘)♪
と、山奥へと車を走らせた
行ってみると、本当に山奥
広い土地に馬がいる
聞けば北海道からこっちに来たらしく
夫婦で馬の面倒をみているのだとか
次から次へとやってくる馬好きにレッスンをつけ
馬と暮しているのだが
なんで北海道から関東に来たのだろう?
広い北海道でオオカミまで飼っていたというのに
そのオオカミはどうしたんだろう?
ところで、私は馬より犬が好きだが、動物は全般的に好きだ
そのため、馬を見て飛びついた
しかし、いつも馬にはバカにされてばかり
近づいても「なんだ、おまえ」という顔をされる
しかし、今回はフレンドリーな馬だった
経営者のオッサンは
「5歳の子でも乗れるんだから、これで乗れなかったら
アンタが下手だということだ」
と娘に言っていた……ねぇ! 客にそういうこと言う?
大変失礼なオヤジだったw
それでも馬に跨り、久しぶりの騎乗を楽しんだ娘
山に入るためのレッスンなども受け
いよいよ外乗へと出かけて行った

その間私は車の中で、昼寝タイム
まさにお嬢様の乗馬に、運転手の昼寝という感じ
ところが終わってみると
早くも筋肉痛らしい
ロボットダンス、超うまいじゃんw
というほど、体中に痛みが走りまともに歩けない
あら~、こんなに早くに筋肉痛とか
若いわねぇwww
と笑ってしまった
娘「だって! ウエスタンだと思わなかった!」
要するに、以前やっていた乗り方はイギリス式
今回は、片手でロープをぐるぐるして、牛を捕まえたりする
西部劇で使われる乗り方
まったく乗り方が違うという
どっちにしても、私にとっては関係ないんだけどさw
オッサン「お母さんも乗ってみる?
5歳の子が乗れるんだから、乗れるよ」
いやいや、5歳は身体能力高いから乗れるだろうけど
同じ5歳でも、こっちは65歳だ
それは自殺行為だろう
私としては、馬は愛でるもの
馬に乗るなど、可哀そうでできないし、怖い
こうして山の中を走ってきた(?)娘は
メンタルも落ち着き
笑顔で終えることができた
これでしばらくはメンタル壊れずに済むかな~
と思っていたんだけど
そう簡単にはいかないよね
娘「体が痛い―!」
結局、筋肉痛でメンタルぶっ壊れ娘の面倒を見るしかないのだ
母親って、何だろうなぁ
と思ったw
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