【読書感想文】新・心霊探偵八雲「赤眼の呪縛」
本書は左眼だけが赤い八雲と、両眼が赤い蘇芳という大学生が中心の話だ
この2人、幽霊が見える
蘇芳の方は、見えているものが幽霊だとは思っていないが
八雲によって、それが幽霊だと知ってしまい
育ての親が蓋をしていた過去へと足を踏み込む
その過去というのが、悲惨すぎるもので
育ての父は、過去を封印することで
ひたすら蘇芳を守ろうとしていた
親ってそうだよなぁ
子どもの為ならどんなに苦しくても
ひたすら守ろうとするもんだよ
ところが、八雲は人としての感情が希薄なのか
「おまえが見えてるのは幽霊だ」
と教えてしまう
おいおい、余計なことするなよ
とは思うが、八雲がそういうやつじゃないと
この話は進まない
八雲という人間は、これまた過去に辛いことがあったらしく
どうも人間的にどうかと思う
自分が間違っていても謝らず
年上でも顎で使う
なんつーやつだ!
それでも大学の助教授なのだから
余程頭がいいという設定なのだろう
でも、こんな居丈高な奴に教えてもらいたくはないw
蘇芳の方は、育ての父が良き人で
いい子に育ってる
素直で、多少のヘタレ感はあるものの
育ててもらってるという負い目の為か
義父に迷惑はかけられないと一生懸命だ
だが、悲しきかな蘇芳は幽霊に憑依されやすい
そのため身投げしそうになったりして
幽霊に憑依されるってそういうことなの?
と目が離せない
しかし、これも考え方だからなぁ
この本ではそういうことになってるだけで
あくまでも創作だ
物語は、幽霊から事件へと進んで行き
糸が絡んでいく
その糸をほどいて行くのが八雲と蘇芳だが
その他にも元刑事で現僧侶の和心や
幽霊を信じている刑事
その部下で、全く幽霊なんて信じていない女刑事が登場する
何とか事件が解決するものの
これでおわりだー!と思うと
ラストページに「続く――」とある
なんと、続き物ですか
と思った
実のところ、この八雲が惚れるキャラではなく
読むのが結構苦痛だった
好きなキャラならきっと苦も無く読めたことだろう
人としてどうなのよ?!
と思うと、私の頭は停滞するようだ
おかげで一冊を読み終えるのに、結構な時間がかかった
だが、続くという以上次を読まないわけにはいかない
ということで、次号へ続く――。
タイトル:新:心霊探偵八雲/赤眼の呪縛
作者:神永学
出版:講談社
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