【経験談】糖尿病食/味付けに困った時の対処法
糖尿病と診断されたとき、最初にぶつかった壁。
それが「味付け」でした。
「塩分控えめ?」「薄味にしないとダメ?」
頭では分かっていても、実際に食事を作ると「これ、味ある…?」と感じることもしばしば。
特に、濃い味が好きな人には本当にツラい。
でも、大丈夫。
工夫ひとつで、“物足りない”から“おいしい”に変えることができます。
この記事では、実際に私が娘の食事づくりで試してきた「濃い味好きでも満足できる味付けのコツ」をご紹介します。
医師から言われ仰天した糖尿病の食事
初めて病院を訪れたときのことです。
「糖尿病です」
と言われて頭が真っ白になりました。
さらに、インスリンや血糖測定の方法を教えるからと、やたらと時間がかかりました。
時計をみると、昼は過ぎています。
「あの…お昼が」
おずおずと医師にそういうと、先生は笑いながら
「ああ、そうですよね。
食べてきていいですよ」
「え…でも、糖尿病だから」
もう、糖尿病と聞き、普通のものは食べられないと思い込んでいます。
つまり、病院のカフェで食べるなんて、「絶対に無理」ということです。
ところが先生。
「大丈夫ですよ」
と、笑顔。
いやいや、大丈夫じゃないですよね?
「でも、普通のものは食べられないのでは…?」
「大丈夫、好きなものを食べていいですよ。
ただし、たくさん食べないでね」
言われても半信半疑でした。
その後、本当にいいのだろうか?
でも、万が一のことがあっても、ここは病院だ。
すぐに対処できるのだし、急に悪化することもないだろうと覚悟を決めました。
もちろん、なんともなかったんですけど(笑)
味が濃ければ量で調節
その後、考えた結果。
糖尿病だからって、あまり神経質になる必要はないということにいきつきました。
栄養管理の先生からは、単位数とか調味料の量とか、いろいろとご伝授いただきましたが、担当医としては「1日1660キロカロリー」
これさえ守ってくれればいい、ということだったようです。
カロリーで調節するのか、それとも単位数で調節するのか。
それを選ぶのは患者本人の自由ということのようです。
カロリーか単位数か?糖尿病の食事管理
とはいっても、カロリー計算の方が面倒。
なにをどれだけ食べたら、何カロリーなんて。
買ってきた食材の裏を見て、
「カロリーがこれだけあるから…これだけ食べたら…」
これはもう、精神的に参ってしまいます。
ということで、私は基本的に単位数を守って料理していますが、
最近は、ちょっとでも味が濃いと娘に拒否されています。
これはこれで困りものなんですが(笑)
「出汁」と「食材の力」が味を変える
娘は元々薄味嗜好。
ということで、そこまで大変ではありませんでした。
ですが、味噌汁だけは味噌をたっぷり使って作っていたので、最初は首をひねっていました(笑)
それでもおいしいと言ってくれたので、ひとまず安堵。
「これね、味噌は小さじ半分も入ってないよ」
「えー!うそ!」
「ほんとう~」
きっと、この時の私はかなりのどや顔だったはずです。
私も飲んでいますが、最初からかなりおいしくできていました。
では、なんで満足いく味にできたのか?
それは出汁。
2種類の出汁を使い、野菜をたくさん入れます。
味の良く出る油揚げやワカメなどは、出汁プラスαになるわけです。
出汁が効いていると、味噌が少なくても、十分飲める味になります。
ケチャップやソースは“つける量”で工夫
他の料理はどうでしょうか?
これもまた、出汁が決め手です。
しょうゆなどはあまり使いません。
それでも出汁がおいしければ、おいしくいただけるものです。
後は、香辛料で今までにない味付けにすればOK
「これ、おいしいー!」
娘の笑顔が何よりのご褒美です。
努力した甲斐があったと、ガッツポーズ。
こうして出来上がった娘の味覚は、今やちょっとでも濃いと拒否するようになりました。
さらに、ソースやケチャップが必要な時は?
別の皿に少量を出し、ちょっとつけて食べています。
それはもう、本人の加減のなせる業。
血糖値が上がることを恐れている娘は、つける量も少なくなり、気が付けば皿にはケチャップが残っていたりします。
それでも、つい皿に出し過ぎるのが醤油、母の目が光ることもあるのですが、基本的には、努力しているのが分かるので、褒めます。
「アンタは偉い!なかなかできることじゃないよ~!
すばらしい!」
褒められて悪いことなんて、何もありませんから(笑)
それでも濃くないとだめというあなたへ/塩分控えめでも満足できる7つの工夫
それでも、どうしても「濃い味付けじゃないと食べられない!」という方へ
AIより、いくつかの方法をご紹介します。
出汁(だし)の力を最大活用!
→ 昆布・かつお・干し椎茸など天然出汁は、塩を減らしても“旨味”で満足感が出る。酸味でアクセント!
→ レモン・酢・ゆず・すだち・梅干しなどで、味を引き締めると「濃く感じる」マジック。
例:ポン酢しょうゆは少量でも味が立つ。香味野菜&薬味を使う!
→ にんにく、生姜、ネギ、大葉、みょうが、わさび、柚子胡椒など。
→ 味に奥行きが出るから、調味料を控えても満足感アップ!スパイスを活用!
→ カレー粉、胡椒、七味、山椒、ガーリックパウダーなど、塩分ゼロで“パンチ”を加えられる。素材の旨味を引き出す調理法にする
→ 焼く、グリルする、蒸すと、素材の甘み・香ばしさが際立つ=調味料が少なくて済む。メリハリをつける「部分濃い味」作戦!
→ 料理全体は薄味でも、「ソースだけ」「一部だけ」にしっかり味をつけると満足度が爆上がり。旨味の多い調味料を少量使う
→ 味噌・醤油・ナンプラー・オイスターソース・ごま油など、風味が強いので“ちょっと”で足りる。
💡裏ワザメモ
冷めた状態で味見すると、実際の食卓で感じる味に近づけるよ。
盛り付けで香りが立つようにすると、五感で“濃く”感じる!(例:熱々にネギ・ごま油を最後にかける)
これらは今も活用していますが、糖尿病食初心者だった頃は、本当に助かりました。
こんな方法で、調味料を減らすことができるなら、やったもの勝ちではないでしょうか?(笑)
