娘のシェルター
婿は大いびきをかく
若いのに、猫が飛び跳ねるくらいのいびきだ
こんなにいびきが大きく、呼吸も止まるときがあるって
普通じゃない
娘はというと、そのいびきで寝られない
せっかく寝ていてもうるさくて飛び起きる
しかし、働けない娘に収入はなく
自分で好きに買いたいものが買えない
そこで巻き込まれるのが私だ
娘「お母さん、いびきがうるさくて寝られない。
だから、これが欲しい」
見ればシェルターになりそうなドーム型のベッド

確かにこれなら、隣の部屋に置くことで
寒さはしのげるし、いびきからも逃げられる
だが、私だってお金があるわけではない
そこで
私「婿~、これ買って」
婿「なにそれ?」
私「ベッド」
婿「誰が使うの?」
私「嫁」
婿「必要ないでしょ」
私「あるでしょ。婿のいびきは尋常じゃないんだよ。
うるさすぎて、寝られないたびに嫁から招集が掛かる。
大変なんだからね」
婿「お母さんはいいよ」
私「何がいいんだよ!」
婿「www 俺、そんなにいびき凄いの?」
私「猫もびっくりするくらいに」
婿「そっか~」
その後、いびきと無呼吸だから病気じゃないの?
といいつつ、ベッド買ってと繰り返し手に入れた
それがやっと到着したのだが
これがひとりで組み立てなんて大変すぎて
またしても呼ばれた
手伝うが、二人でも大変
それでも何とか組み立て完了したが
せめて簡単な取説があったらいいのにと
不満が出た
それでも組み立ててみると、閉塞感があり
まさに要塞
隠れ家的な感じで
居心地がいい
となりの部屋にそっと置いておけるから
もう、いちいち呼び出されることもないだろう
これで安心できる
そこで思った
人間がこれだけ安心できるんだから
ワンコたちは、きっとこんなベッドがあったら喜ぶだろうな
……
そしてさらに思った
もし病気になって動けなくなったら
この天井が邪魔になり、抱きかかえあげることができなくなる
ダメダ、これはダメダ
ということで、人間だけの要塞となった
それにしても、夏は暑いだろうなぁw
※かめママブログ書庫入り口👇
※エッセイ目次
