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【ポルトガル音楽との出会い】W杯をきっかけにMAROをAIと深掘りしてみた ~"サウダージ"が教えてくれた心に寄り添う音楽~

サッカーワールドカップを観ていると、普段あまり意識していなかった国にも自然と興味が湧いてきます。

今回気になったのは、決勝トーナメント進出を果たしたポルトガル。

実は私自身、2009年に首都リスボンを訪れたことがあります。 当時は街並みや美味しい料理、歴史ある風景に夢中でしたが、今回ワールドカップを観戦しながら、「そういえば今のポルトガルにはどんな音楽があるんだろう?」と思ったことが、今回の深掘りのきっかけでした。

そこで出会ったのが、シンガーソングライターのMARO。

最初に聴いたときは、派手なサウンドというよりも、そっと寄り添ってくれるような歌声がとても印象的でした。派手な応援歌ではないのに、不思議と心に残る——そんな魅力を持ったアーティストです。

今回はChatGPTで情報を整理しながら、NotebookLMと一緒にMAROのプロフィールや音楽性、代表曲、ライブ映像などを深掘りしてみました。

17年前に旅したポルトガルを、今度は音楽という視点からもう一度旅してみる。 そんな気持ちで記事をまとめています。

ポルトガルといえばサッカーやファドを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、現代のポルトガルにはこんな素敵なシンガーもいるんだという発見を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

まずはこの1曲:saudade, saudade(Live)

まずは、彼女を世界に知らしめたこの1曲から。2022年の欧州最大の音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」でポルトガル代表として歌われた、彼女の魂とも言える楽曲です。

一言で言えば、この曲は**「愛する人への祈り」**です。彼女が最愛の祖父を亡くした直後に、やり場のない喪失感を抱えながら書き上げたといいます。タイトルの「saudade(サウダージ)」は、ポルトガル文化の根幹にある言葉。英語や日本語に直訳するのは難しいのですが、「もう戻らないものへの切ない憧憬」や「不在の存在感」といったニュアンスを含んでいます。

なお、記事が長くなってしまったので、目次から気になる項目を選んで読んでみてください。


1. MAROの基本・特徴・ヒストリー

「獣医への夢」から「音楽の救済」へ

MAROことマリアナ・セッカは、1994年、音楽があふれるリスボンの家庭に生まれました。母親は音楽教育者、父親は熱心な音楽ファン。4歳からピアノを習い、11歳で初めての曲を書き、12歳でギターを独学でマスターするなど、彼女にとって音楽は呼吸をするのと同じくらい自然なものでした。

しかし意外なことに、19歳までの彼女の夢は「獣医」になることでした。生き物、特に動物を愛する理系女子だったのです。ところが大学入学を控えたある日、運命のクリック(閃き)が訪れます。ブラジルの名曲「Cais」を聴いた瞬間、「私は音楽をやらなきゃいけない」と確信したのです。

バークリー、そして運命の出会い

夢を切り替えた彼女は、ボストンの名門バークリー音楽大学へ留学します。そこで彼女が大切にしたのは「競争」ではなく「協力」でした。世界中の学生とセッションする動画シリーズ「Berklee People」を自らプロデュースし、横の繋がりを広げていきました。

卒業後、さらなるチャンスを求めてLAへ渡った彼女を待っていたのは、現代の天才ジェイコブ・コリアーとの出会いでした。彼女のギターワークと類まれなハーモニー感覚に一目惚れしたジェイコブは、即座に自分のバンドへ彼女を誘います。このツアーでの経験が、彼女の音楽性を世界レベルへと押し上げました。

なぜ、彼女は世界中で愛されるのか?

MAROの音楽は、ポルトガルの伝統的な「ファド」が持つ哀愁をベースにしながら、ジャズ、フォーク、ソウル、そしてR&Bが溶け合った、境界線のないサウンドです。彼女の歌声は、スモーキーでベルベットのような温かみのあるアルト・ボイス。

彼女が支持される最大の理由は、その**「圧倒的な誠実さ」**にあります。「自分が本当に好きなもの、ワクワクするものだけをリリースする」と語る彼女の音楽には、飾り気のない、生身の感情が宿っています。その脆くも強い歌声が、孤独や不安を抱える現代人の心に、静かに寄り添ってくれるのです。

2. 年表

  • 1994年:ポルトガル、リスボンにて誕生。

  • 2015年:ボストンのバークリー音楽大学へ入学。

  • 2017年:同大学を卒業。本格的な音楽活動を開始。

  • 2018年:ソロデビュー。3枚連続のアルバム『MARO, Vol. 1-3』を発表。クインシー・ジョーンズ率いるQJPとマネジメント契約。

  • 2019年:ジェイコブ・コリアーの世界ツアーにメンバーとして参加。世界的な知名度を得る。

  • 2022年:代表曲「saudade, saudade」でユーロビジョンに出演し、9位に入賞。アルバム『can you see me?』をリリース。

  • 2023年:ポルトガル語の楽曲を中心としたアコースティック・アルバム『hortelã』を発表。

  • 2024年:アルバム『hortelã』がポルトガルの権威あるジョゼ・アフォンソ賞(Album of the Year)を受賞。

3. 代表曲5選

we’ve been loving in silence (2022年)

一言で言えば**「静謐なインディー・ポップ」**。2022年のアルバム『can you see me?』からのシングルで、欧州のインディー・チャートを賑わせた代表曲の一つです。 音数を削ぎ落としたアレンジが、彼女のスモーキーな歌声を際立たせています。タイトル通り、言葉にできない「沈黙の中の愛」を繊細に描いた世界観は、夜の静寂の中で一人、ゆっくりと浸りたくなるような美しさです。

am I not enough for now? (2022年)

自身の脆さをさらけ出した、**「究極の独白ソング」**です。彼女の代表作の一つとして、ファンとの情緒的な繋がりを深めた重要な1曲です。 「今の私では足りないの?」という切実な問いかけは、誰もが一度は抱いたことのある不安そのもの。彼女の等身大の歌詞と、ギターの爪弾きが響き合うライブでは、聴衆が息を呑んで彼女の言葉に耳を傾ける瞬間が生まれます。

can you see me? (2022年)

一言で言えば**「天国へのメッセージ」**。祖父を亡くした喪失感から生まれたアルバムの表題曲であり、彼女のアーティストとしての覚悟を示す立ち位置の曲です。 祖父が生きていた頃、いつも座っていた食卓の椅子をふと振り返り、「そこにあなたが居るような気がする」と歌う歌詞が胸を打ちます。悲しみの中に一筋の光を見出そうとする、彼女の音楽的探求心が凝縮されています。

Better Now(ODESZA feat. MARO) (2022年)

MAROの歌声がダンス・ミュージックと融合した、「エレクトロニックな新境地」。アメリカの超人気デュオ、ODESZAとのコラボ曲で、4000万回以上のストリーミングを記録した世界的大ヒット曲です。 普段のアコースティックなスタイルとは一変、透明感のあるボーカルが煌びやかな電子音と溶け合います。彼女の多才さと、どんなジャンルも自分の色に染めてしまうボーカル・パフォーマンスの幅広さに驚かされるはずです。

oxalá (2023年)

ポルトガル語で「どうか〜でありますように」という願いを込めた**「祈りのフォーク」**。母国語への回帰を果たしたアルバム『hortelã』を象徴する楽曲です。 伝統的なポルトガル音楽の残り香を感じさせつつ、現代的な感性で編み上げられた1曲。ライブではギタリスト二人を伴ったトリオ編成で披露されることが多く、弦の響きと歌声が重なり合う瞬間、リスボンの街角の夕暮れ時のような、温かくも切ない情景が浮かび上がります。

おすすめLIVE動画:NPR Tiny Desk Concert - MARO

アメリカの公共ラジオ放送NPRの名物企画「Tiny Desk Concert」でのパフォーマンスです。

事務室の一角という非常に親密で飾らない空間で、MAROは二人のギタリスト(ダリオ・バローゾとパウ・フィゲレス)と共に、息の合ったトリオ演奏を披露します。見どころは、なんといっても**「呼吸するように重なる3人のハーモニー」**。録音スタジオのような完璧な音響設備がないからこそ、彼女の歌声の生々しい質感がストレートに伝わってきます。

初めて観る方は、ぜひ彼女の**「手」と「目」**に注目してください。ギターを弾きながら時折見せる穏やかな微笑みや、音楽に没入して瞳を閉じる瞬間。観客の熱量に頼るのではなく、演者同士の深い信頼関係から生まれる「音楽そのものへの愛」が、画面越しに溢れ出しています。

ポルトガルの豊かな風土が育んだ、切なくも温かい「サウダージ」の世界。この動画を観終わったとき、あなたの心には、きっと静かな優しい余韻が残っているはずです。

4.今回のまとめ!アーティスト理解度チェッククイズ(全10問)

MAROの世界、楽しんでいただけましたか?彼女の音楽を知れば知るほど、その誠実な歌声の虜になってしまうはず。最後に、あなたの「MAROファン度」をテストするクイズを用意しました。記事を振り返りながら、ぜひ挑戦してみてください!

第1問 MAROの出身地はどこでしょうか?

A:ロンドン

B:ロサンゼルス

C:リスボン

D:リオデジャネイロ

正解:C:リスボン 解説:彼女は1994年、ポルトガルの首都リスボンで、音楽にあふれる家庭に生まれ育ちました。

第2問 19歳までのMAROが、音楽の道へ進む前に夢見ていた職業は?

A:プロボクサー

B:獣医

C:外交官

D:建築家

正解:B:獣医 解説:動物が大好きな理系女子で、大学入学直前までは獣医になるのが夢だったという意外な過去があります。

第3問 MAROが「自分は音楽をやらなきゃいけない」と確信した、運命のきっかけとなった曲は?

A:ビートルズの「Yesterday」

B:ミルトン・ナシメントの「Cais」

C:ファドの伝統曲

D:ジェイコブ・コリアーの楽曲

正解:B:ミルトン・ナシメントの「Cais」 解説:19歳の時、ブラジルの名曲「Cais」を聴いた瞬間に「閃き(クリック)」が訪れ、音楽への転向を決意しました。

第4問 バークリー音楽大学時代、学生同士の「競争」ではなく「協力」を促すために彼女がプロデュースした動画シリーズのタイトルは?

A:MARO's Friends

B:Berklee Stars

C:Berklee People

D:Cooperation Sessions

正解:C:Berklee People 解説:世界中の学生とセッションし、横の繋がりを広げるこのプロジェクトが、後の彼女のコラボレーション好きのルーツとなりました。

第5問 2019年、MAROの才能に惚れ込み、自身の世界ツアーのメンバーとして彼女を招き入れた「現代の天才」と呼ばれるアーティストは?

A:ODESZA

B:クインシー・ジョーンズ

C:エリック・クラプトン

D:ジェイコブ・コリアー

正解:D:ジェイコブ・コリアー 解説:ジェイコブは彼女のギターとハーモニー感覚に驚愕し、即座に自分のバンドへ誘いました。これが彼女を世界へ押し上げる大きな転機となりました。

第6問 ユーロビジョン2022で歌われ、彼女を象徴する一曲となった「saudade, saudade」は、誰に捧げられた祈りの曲でしょうか?

A:リスボンの街

B:亡くなった祖父

C:バークリーの恩師

D:ジェイコブ・コリアー

正解:B:亡くなった祖父 解説:最愛の祖父を亡くした直後の喪失感を、ポルトガル特有の感情「サウダージ(切ない憧憬)」に乗せて歌った魂の楽曲です。

第7問 MAROのスモーキーな歌声がダンス・ミュージックと融合し、4000万回以上の再生を記録したODESZAとの大ヒット曲は?

A:Better Now

B:oxalá

C:we’ve been loving in silence

D:Tempo

正解:A:Better Now 解説:アコースティックなイメージが強い彼女ですが、この曲ではエレクトロニックな新境地を見せ、世界中のリスナーを驚かせました。

第8問 2023年のアルバム『hortelã』で、彼女がこだわり抜いた演奏スタイルは?

A:フルオーケストラによる壮大な編曲

B:アコースティック・トリオ(ギター2本とボーカル)

C:最新のシンセサイザーを多用したサウンド

D:多人数でのゴスペル・コーラス

正解:B:アコースティック・トリオ(ギター2本とボーカル) 解説:余計な音を削ぎ落とし、二人のギタリストと共に彼女の生の歌声を際立たせるアコースティックな編成に回帰しました。

第9問 おすすめLIVE動画として紹介した「NPR Tiny Desk Concert」で、初めて観る人に注目してほしいポイントは?

A:激しいギターソロの応酬

B:3人の呼吸がぴったり重なるハーモニー

C:バックダンサーたちの華やかな演出

D:観客との激しいコール&レスポンス

正解:B:3人の呼吸がぴったり重なるハーモニー 解説:事務室という親密な空間で、トリオがアイコンタクトを交わしながら見せる「生」の調和こそが、このライブ最大の魔法です。

第10問 MAROが楽曲を制作・リリースする上で、最も大切にしている信念は?

A:流行りのリズムを取り入れること

B:SNSでバズる(拡散される)こと

C:自分が本当に好きで、ワクワクするものだけを作ること

D:有名なプロデューサーに任せきりにすること

正解:C:自分が本当に好きで、ワクワクするものだけを作ること 解説:彼女は「自分が好きなものだけをリリースする」と公言しています。その圧倒的な誠実さが、聴く人の心に深く響く理由なのです。

5.📖 読んだあとは、目と耳でも楽しもう

ここまで記事を読んで、

「もっと気軽に楽しみたい」

「映像や音声でも触れてみたい」

と思った方へ。

AI(NotebookLM)と一緒に制作した関連コンテンツも公開しています。

🎬 AIスライド解説動画

図解やスライドを交えながら、記事の内容を視覚的に楽しめます。


🎧 ポッドキャスト

ラジオ感覚で、移動中や作業中にも気軽に楽しめる音声版です。
https://youtu.be/pGHKeKOhsg0

記事では伝えきれなかったMAROの繊細な歌声やライブの空気感も、映像や音声を通してぜひ楽しんでみてください。


6.最後に

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

今回はワールドカップでポルトガルが決勝へ進んだことをきっかけに、MAROという素敵なアーティストと出会うことができました。

スポーツを入口に、その国の音楽へ興味が広がる。さらに音楽から文化や言葉、人々の暮らしへと関心がつながっていく——そんな体験こそ、このシリーズの醍醐味だと感じています。

MAROの音楽には、ポルトガル語ならではの「サウダージ」という感覚や、静かな温かさが詰まっています。ぜひ記事だけでなく、実際に楽曲やライブ映像にも触れて、その空気感を味わってみてください。

これからもフェスや旅、スポーツ観戦、YouTubeでのおすすめなど、さまざまなきっかけから世界中の音楽をAIと一緒に深掘りしていきます。

この出会いが、ポルトガルという国、そして世界の音楽へ興味を広げるきっかけになったら嬉しいです。


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