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【保存版】中村寛の発言にむかついたので、構造から整理してみた|RISE・RWS・THE MATCHのその後

タイ在住23年。昨年はONEルンピニ現地観戦やPPV、サブスクなど格闘技に約28万円投資した「格闘虎の穴」が好き勝手に書くnoteへようこそ。

昨日、すべては見ていませんが、流れてくる動画やインタビューを見て、思うことが多かったのが中村寛です。正直、RISEには「ONEに来てくれる選手」以外ほとんど興味がないので、試合自体はどうでもいいのですが、
ONEやRWSの名前が出ていたので、少し書いておこうと思います。

今回の相手は、RWSのペットエジア・パンセーンファイトジム。
いわゆるTikTokで有名になり、若者を呼び込むための人気枠の選手で、トップ争いをしているような選手ではありません。

その相手をKOして、あの試合後コメント(後で出てきます。)
正直、かなり違和感がありました。

ここで一つ前提として相手選手の事にも関わるので、整理しておきたいのが、RWSとラジャダムナンの関係です。これを同じものとして見ている人が多いのですが、自分は完全に別物だと思っています。

RWSが出来てから、ラジャダムナンの中身はかなり変わっています。

例えば、

・ブアカーオを巻き込んだ強引なプロモーション
 三浦孝太とのエキシビション

城戸康裕がバカ殿コスプレでリングに上がる

・プロジェクションマッピングでの演出
 試合間にムエタイの歴史映像
 ビールタイム、ダンスタイム、マッチングタイム

ここまで来ると、競技というより完全に観光向けのショーです。
それが悪いとは言いませんが、昔のラジャダムナンとは明らかに別物です。

問題は、日本ではまだ
「ラジャダムナン=ムエタイの頂点」という認識が残っていることです。

そこにRWSのカードや映像が入ってくることで、
「これがムエタイなんだ」
「ムエタイってこのレベルなんだ」というズレた理解が生まれる。

今回の相手も、まさにその枠の選手です。
昔のラジャダムナンであれば、そもそもリングに上がることすら難しいレベル。

それをRWSが送り、RISEが受けて試合を組む。
これを見て、競技としてのリスペクトがあると言えるのか。
正直、かなり疑問です。

現実として、大崎一貴選手ですら
・RISEの地ではキックルールで延長2-1の僅差勝ち
・RWSではほぼ何もできずに完敗
これが今のムエタイ上位層との差です。

その下の層に勝って、あのコメントをされると、ムエタイファンとしてはさすがにむかつきます。
ここまでがRWSと今のラジャダムナン前提です。

で、ここからが今回一番思ったところなんですが、そもそも、こういう発言が出てくる背景自体が変わっていると思っています。
中村寛だけの話ではなくて、こういう思想の選手がRISEに増えたのは、
間違いなくTHE MATCH以降です。

それまではどうだったかというと、正直、RISEは日陰の存在でした。
武尊を中心とした新生K-1がいて、
興行規模もブランドも全部そっちが上。
代々木体育館、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ。
1万人規模の興行を普通にやっていた。

一方でRISEは、後楽園中心の玄人好みの団体。
ロッタンvs天心ですら、幕張メッセのイベントホール、8000人規模。
天心がいても、その位置でした。

それがTHE MATCHで一気にひっくり返る。

RISEがK1に勝ち越し、天心が武尊に勝ち、一見すると強さを証明した形になった。ここで流れが変わりました。

ただ、その後どうなったか。K-1は尻すぼみ、RISEは内部が勢いづく。
でも、立ち技全体が盛り上がったかというと、そうはなっていない。

昨日のRISEの試合会場である両国の客入りを見ても分かる通りです。

つまりあのTHE MATCHという興行は、
K-1という看板をめくっただけで、立ち技全体の底上げには繋がっていない。むしろ構造を壊しただけに近い。

さらに言えば、この流れを作ったのがRIZINです。

榊原信行CEO
中立の立場を装いながら、結果として立ち技競技の勢いを崩す方向に持っていった。
格闘技業界が冷えている中で、RIZINより大きい存在が立ち技で出てくるのは、邪魔なはずですから。計算の出来る榊原CEOなら、こうなることは、分かっていたと思います。

結果どうなったか?
立ち技は盛り上がらず、競技としての芯も曖昧になり、でも一部のRISE選手だけが強気になる。

かなり歪んだ状態です。
その歪みを、そのまま見せてくれたのが、今回の中村寛の発言だと思っています。

試合後の発言は以下です。
一度そのまま読んでください。

まずは、そのリング上の発言を一度そのまま載せます。
(※ほぼ原文)
「ただいまー。引退せず、殺気だったりとか一つひとつの切れだったりを見つめ直して、復帰することを誓ってこのリングに戻ってきました。

RWSの次のニュースターということで、相手のことをなめずに。相手も一発がありますし、ダウンを量産している選手だったので気を抜かず、普段から全力を出す練習をして、1Rから集中して、倒しにいかせてもらいました。

これからもRISEの代表として他団体のランカーだったり、強いと言われている人たち…言ったら悪いですけどビジネスファイターを全員潰していきます。俺がこの手で格闘技業界を強さで稼げる時代に戻したいと思っています。

ONEだったりGLORYだったりRWSだったり、俺に勝てると思っている奴は俺のことを壊しに来い。このリングに来い。皆さん、vsGLORYだったり、vsRWSにいい形で火がついたんじゃないでしょうか。

もうちょっとでロッタンと武尊の試合があると思いますけど、RISEのリングに上がったこともないのに、ごちゃごちゃ抜かすなって思っています。RISE抜きにして“次世代の日本のファイターのために”とか抜かすなと思っているんで。

逃げたかったら逃げとったらいい。引退詐欺でもなんでもして、武尊も逃げとったらいいし。勝ったほう、僕とやりましょう。俺はこのリングで待っているんで。

壊したかったら壊しに来いって思っています。“打倒ロッタン”って言っていますが、俺がナンバーワンなんでよろしくお願いします」

という内容でした。

試合後でテンションが上がっているのは分かりますが、それを差し引いても、やはりズレがあります。

まず「RWSの次のニュースター」という部分。
ニュースターという言葉だけを切り取ればそれっぽいですが、実態は冒頭で触れた通り、人気枠の選手です。
その相手に対して「一発がある」「ダウンを量産している」と評価しながら倒したと言われても、
正直そこまでの説得力は感じません。
むしろ先に保険をかけているようにも見えます。

次に「ビジネスファイターを潰す」という発言。
この言葉、結局定義が曖昧で、試合後のインタビューでも説明できていなかった。強い言葉だけが浮いています。

さらに「他団体のランカーを潰す」と言いながら、
ONE基準で見れば、GLORYのランカーでも中堅層。
ペットパノムルンがONEに来ないのも、スーパーレックとの関係など理由がある。
ミゲール・トリンダーデもKOで勝ってはいるが、ONEではトップランカー扱いではない。
その立ち位置を理解しないまま全部潰すと言われても、現実との距離がありすぎます。

「ONEやGLORYやRWSのやつは来い」という部分も同じです。
正直、そこに反応してカードを組もうとするプロモーターはいないし、選手も乗らない。
外で査定されてから言うなら分かりますが、その前に言ってしまうと空回りに見えます。

あと気になったのが、
「RISEのリングに上がったこともないのに」というところ。
これは
「RISE判定に持ち込めば勝てる。RISE判定で勝てる自信があるのか?」
そう言っているようにも聞こえます(笑)
THE MATCH幻想で夢見心地なのは良いですが、両国を一杯に出来ない興行やそこでイキるだけの選手に誰が興味があるのか不明です。

内側の基準を外に持ち出した瞬間に、言葉のペラッペラなところが目立ちます。

最後の「逃げたかったら逃げればいい」という発言も含めて、
全体的にリスペクトが薄い。
ただ、それ以上に感じるのは、“自分がどの位置にいるのか”その認識のズレです。
エン選手に疑惑の勝利、与座優貴に遺恨の残る敗け。
この因縁を持ちながら逃げてるのはどっち?と思われても仕方ないですよね。

今回の相手、RWSの立ち位置、RISEの現在の状況。そこを整理して見てしまうと、発言のスケールだけが先に行っているように見える。

だから強く言っているはずなのに、刺さってこない。

結局、シンプルな話です。どのレベルの相手に勝ったのか。
そこを無視して強さを語ると、それは競技ではなく演出の話に見えてしまう。
今回引っかかったのは、そこです。
それと、こんな小さい枠に引きこもって逃げ回っている選手の虚言で、ムエタイ選手が弱いと思われるのは癪なので、あえて強めに書かせてもらいました。
RWSも少しはプライド持って、選手を派遣した方がいいいですね。
みなさんの意見も聞いてみたいです。コメントとスキ♥をください。

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