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消すことも描くことの1部だったりする

突然ですが、下の2つの制作途中の画像、時系列的にどっちが先だったと思います?

質問言い換えます。

下記2つのどちらのパターンだったでしょう?

①あの手この手を描いてるうちに、真ん中にインパクト強いものが欲しくなって赤い線をニョキッと描いた。

②赤い線を最初の段階で描いてあったが、他の手を加えていくうちに邪魔に感じてきて消した。


正解は、

 ・
 ・
 ・
 ・

②です。

邪魔になって赤線消しました。
(…て、記事タイトルでバレバレだったかも…。💧)



今1度、逆の順序で見てみましょう。

跡形も無いでしょ? 最初から無かったみたいでしょ?
(よ〜く見るとうっすら跡があるのですが。)



「しまった!こんなハズじゃ〜、、、、😱」ってのが多いせいで、

この…

リ セ ッ ト 技

…が妙〜に上手くなっちゃて…。



そうなんです。こういうこと、よくあるんです。

最初は良い手だと思ってたけど、やってるうちに辻褄が合わなくなってきたり(絵も制作過程でどんどん動き出すんですね)、その部分が強烈過ぎて目障りで、後が手詰まりになったり…。

…で、思い切って無かったことにする。(もったいないけど。)



バックが白地の所は普通の平筆を使い、白で塗り潰すだけで済むのですが、他色が重なってる所は一筋縄で行かず、慎重さを要します。

たとえば、こういう部分

本来なら消したくない他の色まで道連れに犠牲にしなきゃ…で、一旦は泣く泣く他の色ごと赤線を白で潰すのですが、その後、こ〜んな細い筆を使って…

WINSOR & NEWTON  Series7  の「0(ゼロ)」という筆
(アイライナーみたい)

…元々そこに塗られていた他の色だけを復元する(起こす)作業をします。

絵の具のチューブに直にこの細筆を突っ込んで、先っちょにちょびっと絵の具をつけ、それを水にちょんっとつけて(どちらも多過ぎず少な過ぎず、加減が難しい)、パレット代わりの紙の上で何度か塗って濃度・粘度を調整した後…

…先端を紙面に垂直に立て、0.1mm くらい(髪の毛くらい?)の点をツンツンツンツンと(それで面にしていく)…。

隣接した消さずに済んだ同色箇所とも境界線無く(あたかも何事も無かったかのように)馴染むまで、丹念に根気良くツンツンしていきます。

結果、このようになる

必要に迫られ自己流でやってるうちに、気付けば得意技になってて今や何でもござれ。苦笑



修復に限らず、too much になったものを消したり(=引き算描き?)、「あぁでもないこぅでもない」重ね塗りし過ぎてムラムラになった所を(この場合も白で)濃淡を均一にし、あたかも最初から一面その色で塗ってたかのごとく見せたり(=引き算に見せる足し算?)…

…仕上げ段階では特に、ほとんどこの細筆でツンツンやってばかり。(「ほんの数ミリ」や「うっすらベール程度」のことで違ってきます。)

つくづく絵は
「破壊と再生」の繰り返しで出来ている
…と実感するこの頃です。

(ちなみに、この絵はまだ仕上げ段階ではなく、赤消してやっとベースができた状態。これからお化粧していきます。)



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画家と音楽家やってます / 宗 有紀 ありがとうございました。チップで応援していただけた場合…う〜ん、そ〜ですね、、、個展のDM郵送代にさせていただこうかな…と思います。手元に葉書が届くのってやはり嬉しいですよね。(ちなみに「必ず手書きで一言添える」タイプです。)

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