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歩く北海道 day21

小樽→余市 27.5K 8H3M 晴れ

小樽の宿の布団は硬かった。山用のマットの方がまだマシなような。そんなわけで、疲れを感じたまま出発。余市のニッカウヰスキー博物館に立ち寄りたいので、6時半に出た。

至る所で見かけるニセアカシアの白い花

国道5号を西進。アカシアの大木が目立つ。海が現れた。同時に嫌なトンネルも。トンネルを通らない道を探すが、ない。右側の歩道か、左側か? 悩む。一旦右側へ。トンネルに近づくと、左側の歩道の方が広い。もう一度、信号機のある横断歩道に戻り、左側へ。思ったよりも広く、安全だった。自転車も通る。

全長1.7Kの忍路(おしょろ)トンネル、歩道が広くて安心

トンネルを出ると、ビーチが広がっていた。明るい。水上バイクが3台連なる。小樽、そしてこの余市は札幌からのシーリゾートなのか。

また歩きながら、明後日の宿を探す。ところが、ない。予定の寿都(すっつ)から先、次の目的地、黒松内までは20K。宿を確保した岩内から歩くと43K。これはきつい。ニセコを通るルートも探すが、遠くなる。最初に電話したペンションにもう一度電話。「翌日は空いてないですか?」。岩内の宿に連泊して、翌日泊まろうと考えた。

ところが「すみません。この日も満室です。近くですと、〇〇はどうですか?」

「実は歩いて稚内から来ました。そこ、歩いたら遠いですよねー」

そうしたら「ドアのない部屋でよかったら。ちゃんと布団持って行ってひきますよ」

「ありがとうございます」。ペンションの女将さんの言葉が"神の声"に聞こえた。

余市の街に近づき、左手に「国指定史跡フゴッペ洞窟」の石碑。見ると、道路沿いなので立ち寄る。

フゴッペ洞窟

「フゴッペ洞窟」は、縄文時代に岩壁に刻まれた「刻画」で人や魚、舟などが描かれている。このような「刻画」はフランスのラスコーやスペインのアルタミラが有名。日本国内では小樽の「手宮洞窟」とここしかないという。

先の宿が不安になったので、3日先に宿泊を予定している黒松内の旅館に電話を入れる。また満室。残るもう一軒も断られた。

不安を抱えたまま、お昼を食べ、ニッカウヰスキーの博物館に向かった。博物館では、余市でしか飲めないシングルモルトをいただく。

余市の蒸溜所でしか飲めない「シングルカスク余市 10年」

宿は、そこから30分ほど。風呂で、「隣のパークゴルフ場の帰り」と言う方と話した。「81歳」とのことだが、若い。「人工関節で長い距離は歩けない」らしいが、肌の色つやがいい。こんなふうに歳を取りたい。

宿はホテルだが、食事が出なかった。15分ほど歩いたコンビニで夕食と朝食を買い、戻る。

余市川

部屋で再び行動計画。黒松内には鉄道が通っている。電車で長万部まで行けばいい。長万部のゲストハウスを2泊予約。ニッカウヰスキー博物館の売店で仕入れたブレンドウイスキーを味わった。

小樽から余市

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