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社交の振り返り——エイジズム、ルッキズム、同質性

来年もたくさん社交しようね!


2025年の夏に結成された社交ユニット「さめない社交」は、シャーク鮫くんと柿内正午のふたりにより構成されています。不定期で社交場を立ち上げて、おしゃべりしたり、黙ったり、一緒にいることを試みます。

新年一回目は1月16日(金)の夜。高田馬場Communicative bar HANABIにてみなさまをお待ちしております。初めましての方も、また会いましたねの方も、どうぞどうぞお気軽に。一緒にいい時空をつくりましょう。

2025年は、7月の初回から隔月でCommunicative bar HANABIでの社交をやりつつ、平井の空き地さんかくでも開催できました。来年はもっといろんな土地、いろんな場所でやってみたい。めざせ全国社交ツアー。

楽しかった!
楽しかった!
楽しかった!
楽しかった!

ぜんぶ楽しかったなー。

より楽しくするために、これまでの社交経験から見えてきた今後の課題について考えておこうと思う。

シャーク鮫くんも柿内もともに91年に生まれ、いまは首都圏で労働や生活や制作をやっている男性だ。音楽と演劇とバックグラウンドは異なりつつ、共通点はふたりともポッドキャストをやっている。

すごく似ているというわけではないけれど、まったく違うというほどじゃない。とりわけ、生まれ年が一緒というのはけっこう大きい気がしている。

じっさい、これまでの「さめない社交」は、都内のバーという場所柄もあって、似たような属性の、おおむね同年代が集うことが多かった。もともとの友達や知り合いしか来ないというほどではなく、ちゃんとはじめましてもあるけれど、たぶん僕らよりも年少だったり年長の世代の方々には、けっこう足を運びづらかったり、居心地が悪かったりするんじゃないかとも感じている。だって、似たような年恰好の人らがわいわい盛り上がっているんだもん。

社交というのは、生身の人間と人間が一緒にいるということだ。そこにはどうしたって、同質性を測るエイジズムやルッキズムから自由ではいられない。見た目や年齢で自分との「同じさ」を推測し、大丈夫そうだなと安心したり、どうだろうかと警戒したりする。これは、気をつけていてもしちゃうものだし、ホストとして場所の安全を保持するという立場だとより一層はたらいてしまう面もあるだろう。正直な話、僕はまだ知らない年長者が来てくれたとき、どうしても少し身構えてしまっている。でも、来て欲しいのだ。これも本心だ。

たとえば10月の平井のさんかくは、Y字路にあるあずまやだということもあり、道ゆく人がふらっと誘い込まれたりして、年齢一桁の子と六十代男性との交流が発生していて最高だった。だから、不可能じゃない。

僕は、毎回の社交の当日、ほとんど必ずこう言ってきた。

楽しすぎる。あるいは、盛り上がりすぎている。

そりゃそうだよ。けっこう「同じさ」を共有できている人が来ているんだもの。だからこそ、天邪鬼が発揮されて、いまの「さめない社交」を「行きにくいな〜」と感じている人たちがいるんじゃないかというほうが気になる。どうしたらそういう人も気軽にやって来て、やっぱりちょっと盛り下がって、でもその盛り下がりは悪いことじゃない、ちょうどいい塩梅で隣り合えるような時間をつくれるだろうか。そんなことを考えている。来年は、楽しすぎない、盛り上がりすぎない社交をやりたい。

もし、年齢や、「さめない社交」の周辺から感じる趣味嗜好との異なりを察知し、これは自分のためのものじゃないかもな〜と思っている人がいたら、僕はこう言いたい。あなたにこそ来て欲しい。

正直、楽しくやれるかはわからない。でも、楽しくなくてもいいと僕は思っています。ちょっと怖いけど、他愛もない共存をチャレンジしてみる、そういう修行の場になればいい。

「さめない社交」では、ホストの二人は案外こちらから話しかけないで、それぞれのおしゃべりが開始されるのをじっと待っていたりする。これもそこに集いやすい人たちとの「同じさ」を信じられない人からしたら、拒絶のように感じられるかもしれない。このへんに、社交のシビアさがあるのはたしか。でも、柿内もシャーク鮫くんも、そしてたぶんそこに集う誰もが、話しかけられたらいつでも真剣におしゃべりする準備はできている。だって社交しに来ているんだもん。とりあえず困ったら、まずは柿や鮫に声をかけてください。そうしたら、なんとかします。たぶん。約束はできないけど、がんばります。

「さめない社交」を、子連れから老人までがわいわい集える場所にしていきたい。そのためにも、朝や昼、野外やカフェなどいろんな会場で試してみたい。これまで気にしてもらいながら、でもなかなかハードルが高いな〜と躊躇っている方がいたら、ぜひ「こんな場所あるよ」「これだと行きやすいよ」など教えて欲しいです。それか、おのおの自分で社交を始めてみるのもいいかも。そうしたら、似会えないだろうな〜とどきどきしながら柿内の方から遊びに行くので、教えてください。

そうだよ、来年以降、うちら以外にもどんどん社交ユニットが林立して、年末には社交-1が開催されるくらいになったら嬉しいんじゃないか?

来年の抱負は、全国社交ツアー。そして来年の望みは、ライバル社交ユニットの台頭です。よろしくお願いします。