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蓮舫の「暴走」は文化大革命の精神? 蓮舫・辻元の背景にある1960年代思想

わたしがかねがね尊敬しているジャーナリスト、示現舎の三品純氏のXアカウント名は、

Jun mishina@高野孟のインサイダーって読んだことある?

ーーです。



この「高野孟のインサイダーって読んだことある?」は、何かの符牒なんでしょうか。

前から気になってますが、本人にわざわざ聞くほどのこととも思えず・・


高野孟(はじめ)は、ジャーナリスト。


「インサイダー」は、彼が出していた雑誌、というかニューズレターみたいなものでしたけどね。

高野孟のインサイダーって読んだことある?

と聞かれれば、

読んだことあります、

が、わたしの答えです。だから何だ?と。


高野孟の著書


高野孟という人が、世間でどの程度の認知度か、わたしには分からないけど。

また、わたし自身、この人をそんな知っているわけではなく、まして親しくもないけど。

でも、三品氏の問いかけで、改めて気になってきた。



高野孟といえば、蓮舫が村田信之と結婚したときの仲人です。

蓮舫夫婦は別れちゃったけど。

これも、なんで高野孟が蓮舫の仲人なんだろう、と昔からちょっと引っかかっていた。


連合だの朝日新聞だの、当たるを幸いカミツキまくって、いま話題の蓮舫。


Wikipediaによれば、高野孟は旧民主党結成の背後で動き、辻元清美の政治資金パーティーにもかかわっている。


つまり、高野は、蓮舫、辻元両者の、フィクサー的な人物。


元総評事務局長・高野実の長男。左翼サラブレッドの血筋。

高野実の長男の高野孟と、次男の津村喬(本名は高野威=たけし)。この兄弟は、むかしは左翼界で有名だったけど、いまはどうなんだろう。

毛沢東主義者として知られた津村は、2020年に亡くなりましたが、高野孟は80歳で健在。


思想家として評価されることがある津村喬にくらべて、ジャーナリスト・高野孟の評価は、あまり聞いたことないですね。

それでも、早稲田大学客員教授なんかを務めている。


絓(すが)秀実の『革命的な、あまりに革命的な』(作品社、ちくま文庫)でも、津村喬についての記述は分厚いのに(基本的に津村を1960年代と現在をつなぐキーパーソンとして扱っている)、高野孟はたしか1行も出てこない。

それが、なんか逆に不自然な気がしました。



絓の本は、日本の新左翼運動を思想史的に振り返り、1960年代の新左翼運動が、いまのWokeポリコレ的な左翼に正統的につながっていることを示そうとしたもの。左翼界隈ではわりに有名な本ですよね。

絓のような思想は、わたしにはいちばん古臭く、また有害に思えて、嫌いなんですけどね。でも、マスコミでは評価する人が多かった。


もしかして、高野孟は、津村なんかの遺志を継ぎ、60年代の文化大革命的な精神を、いまの左翼に接続しようとしている最後の生き残りなのかもしれない。

マスコミや左翼仲間が彼にあまり触れないのが、逆に不気味です。



蓮舫の都知事選出馬では、いわゆる「立憲共産党」で、共産党の関与にみんな目がいっているけど。

でも、蓮舫や辻元が、新たな「左翼共闘」をもくろむ背景には、むしろ反共産党的な、新左翼の思想があるんじゃないか。

共産党が表に出ているのは目くらましで。


そう考えると、蓮舫の「カミツキガメ」性も、文化大革命の精神だと思えてくる。

「党」の意思をはみ出してまで勢いよくカミツキまくる。

今回の蓮舫の「暴走」と言われるものは、「紅衛兵」とか「造反有理」みたいな文化大革命の思想だと思えば、いちばん納得がいきます。


紅衛兵のイラスト


この新左翼思想、また毛沢東主義などの1960年代思想は、いまのマスコミの幹部層に、色濃く残っています。

辻元や蓮舫は、彼らの操り人形というか、エージェントだと感じたことはよくあります。

あるいは、辻元や蓮舫は、そういう層の思想に訴えて、マスコミの好意を引き出すのが上手いですね。


と、こんなこと言っても、毛沢東主義とか文化大革命とか、今の若い人にはまったくピンとこないでしょう。

いま60歳代のわたしの世代だって、同時代で知っているとはいえない。

1960年代に青春を送った、いまの70歳代くらいの人の思想です。

蓮舫・辻元が、そのくらいの年代層で人気があることを考えると、いろいろ符合してくるんですね。


蓮舫や辻元のような人は、その世代の思想を深く理解しているというよりも、思想のムードを敏感に感じて、それに適合的な行動をとるのがうまいんだと思う。

つまり、そういう思想の持ち主に、何が「受ける」かを察知する能力が長けている。

そして、そういう思想の持ち主が、マスコミ界や、野党政界の上層部に、まだ生き残っているということだと思います。


蓮舫や辻元は、つねに自分たちより「上の世代」に訴えるから、上の人に引き上げられ、保護されてきた(同世代の青木理とか島田雅彦とかも同じです)。

彼らは、ネットなんてバーチャル空間ではなく、リアルな現実社会で権力を握ってきた人たちです。

だから、「ネット民」と言われる年代層の反応は、あまり気にしてないんじゃないでしょうか。

高野孟みたいな人は、彼らにリアルな権力を持たせるため、いろいろ動いているのかもしれない。自分は影の中にいて。


高野孟の話から、大いに脱線してしまったけど。

蓮舫や辻元の言動を、個人の性格や人格の問題に還元せず、思想史的分脈のなかで見る必要があると思うんですよ。

もともと中身がない政治家だ、と今さら言われているけど、その中身がない政治家たちが、20年以上国会に議席を占めた理由があるはずなんですね。

これ以上は夏休みの宿題といたします。



<参考>


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